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好きな映画音楽家はたくさんいる。
でも粗っぽく絞ると、ヘンリー・マンシーニ、バート・バカラック、マービン・ハムリッシュ、ジョン・バリー、クインシー・ジョーンズの英米勢。イタリアはニーノ・ロータ、エンニオ・モリコーネ、リズ・オルトラーニ、アルマンド・トロバヨーリ、ステルビオ・チプリアーニ。フランスは、ミシェル・ルグラン、フランソワ・ドルーベ、クロード・ボラン、フランシス・レイ。
しかし究極で選べばフランシス・レイ!(まだマンシーニもいい1とこだわるが・・・)。えーい、フランシス・レイは好きだ。
特に60年代、70年代は最高。昔もレコードを擦り切れるほど聴いたが、いまでもいいんだなあ。シンプルだけど、綺麗で美しいメロディ。ちょっぴりセンチで、お洒落。流麗なオーケストレーションは、アレンジャーのクリスチャン・ゴベールの力も大きいが、ほんとに美しい名曲が多い。特にクロード・ルルーシュ監督とのコラボは名曲揃いだね。
今日時点の素直に選んだ好きなシングルカットA面フランシス・ベスト10。(LPだと多少好き嫌いもでるので)
1:個人教授
2:白い恋人たち(ごめん1位でもいいが真夏はちょっとなので)
3:恋びと*
4:栗色のマッドレー*
5:ハロー・グッバイ*
6:脱走山脈(B面のマーチも大好き!)*
7:あの愛をふたたび(LPのピアノコンチェルトが泣ける)
8:パリのめぐり逢い
9:明日に賭ける*
10:雨の訪問者(ワルツですよ)
11:流れ者
12:恋人たちのメロディー
13:男と女
14:別れの朝*
15:さらば夏の日
16:ある愛の詩
17:狼は天使の匂い
18:男と女の詩
19:愛と死と
20:華麗なる対決
おまけ:「泉の詩ラ・フォンテーヌ」(CM曲)*。
1970年3月に、フランシス・レイのコンサートにも行ったね。フランシス・レイからサイン貰っちゃったよ。僕の宝。武道館で開いたんだから、当時の彼の人気はすごかった。なんと司会はみのもんた、落合恵子ときた。ORの主催だもんね。
文化放送「ユア・ヒットパレード」や関光夫の「映画音楽大全集」(番組名これでよかった?)でもよくオンエアされたし、昔は深夜放送や普通のラジオ番組でも映画音楽がかかってった。「オリジナルサンドトラック盤」で「雨の訪問者のワルツ」なんて言われちゃうとゾクゾクしたもんね。そういえば。関さんの「ラロ・シフリン」の言い方がいまでも忘れられない。シにアクセント入れて、なんかいかにもアクション派の作曲家らしい言い方だったんだ。彼が言うとモーリス・ジャールとかエンニオ・モリコーネなんて風格があった。「ライアンの娘」の序曲とか「赤いテント」なんて言うといかにも大作映画の雰囲気したもんなあ。そういえば、「赤いテント」はアレクサンドル・ザツェーピンとかいう作曲家だったよね。壮大な哀愁メロディだったよね。「ワレリアの恋」か。モリコーネは国際版を担当したんだよね。それにしても「チャイコフスキー」の主演はインノケンティ・スモクトノフスキーなんてむずかしいロシア語よく覚えてるもんだ。そのくらい映画が好きだったんだ。いまではさっきのことも忘れちゃうのに昔のことは忘れないもんだねえ。不思議なくらい。
おっと横道それた。フランシス・レイだ。武道館ではアコーデオンを楽しそうに弾いていた。やはりクリスチャン・ゴベールのオーケストラアレンジがいいんだろうなあ。でも、「恋人たちのメロディー」のアコーディオンなんていいんだよなあ。
ルグランはちょっとエキセントリックないかにもコンセルバトワールを主席で卒業した才気あふれる作曲家という感じだけど、フランシス・レイはピアフのバックもやっていたように、パリの街角で綺麗なメロディを奏でるような洒落た作曲家って感じだよね。ドルーベはちょっと男っぽいドロンやベルモンドやバンチュラが似合うパリジャンのような作曲家だなあ。そうだ、フィリップ・サルドもいい作曲家でした。「離愁」「帰らざる夜明け」「すぎ去りし日の・・・」。ルネ・クレマンの「パリは霧にぬれて」の音楽はジルベール・ベコーだったけど、あの綺麗さは相当レイを意識してた。その後、クレマンは実際に「狼は天使の匂い」「危険なめぐり逢い」でレイと組んでいる。レイが急がしかたのかな「パリ・・・」の時は。
フランシス・レイ聴きながらこれ書いてんだけど、*は、日本でCD化されていないんだ。チプリアーニよ許してあげてということなのかなあ。こんな名曲もったいない。しかし、レイの中でも封印したいのかなあ。
夏に「さらば夏の日」。冬は「白い恋人たち」。その季節に聴くと、季節も豊かに美しく見えてくる。それが、レイの魅力だろうか。
恋した時は甘く切なく「個人教授」。洒落たいときは「流れ者」なんて聴くと、一気にパリ気分。
しかし、レイと同じ時代に生きてるなんて幸せだよね。こんなに素敵なメロディが聴けるんだもの。
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