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慣れていない刃物の研ぎで悩むところも多い研磨でしたが、 なんとか研ぎ上がりました。 どちらも鋼の硬度は鑿よりも高く、鉋に近い研ぎ応えでしたが、 釿の鋼の硬さはそういう相場なのでしょうか? 先日の鑿同様、この釿も今はお返ししたので記憶が曖昧ですが、 確か小さい方の無銘は、五千両山っぽい仕上砥石で仕上げ、 大きい方の重族は中山巣板が最終仕上砥石だったと思います。 無銘の釿は地金が極軟鉄でしたので、研いでいると鋼の硬度も相まって 少し硬すぎるような印象を受けましたが、重族の釿は古い地金のようで、 極小さいゴマも確認でき、硬化している部分以外は研ぎやすい印象でした。 裏側の写真です。 並べて見ると無銘の小さい釿の方が地金は黒味が強い仕上がりですが、 どうも重族の釿の方が気品がある作りに見え、そのあたりのズレが面白いですね。 重族をズームアップです。 表も裏も、左の鎬筋付近に硬化している部分が確認できます。 何か作者の癖があるのでしょうが、全体的な作りには重族らしく流石の出来で、 刃道に対してほぼ平行に鋼を割り込ませていますし、ヤスリ目も正確です。 よく骨董市などで釿を探しているのですが、 こういう良い作りの釿を見つけることがあったら是非抑えておきたいです。
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釿(ちょうな)
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写真全体を暗めで撮影して、切刃の白さを引き立たせる
上手い撮影ですね
あるけすさんの写真は、伝えたい部分が直ぐに判るので、
文章が無くても記事になりそうですね〜
僕も鉋っぽい刃物を一度研いで見たいとは思いますが、
さすがに大工の知り合いは居ないので、機会は無さそうです
2010/8/21(土) 午後 4:04 [ 酪農家 ]
有難うございます。^^;
私なんか写真の腕もアマチュアのなかでも全然ですし、
カメラも安物ですので、まだまだ要精進です。^^;
実は天然砥石の研ぎ上がりは明るめの写真では撮影し難く、
できるだけ暗くしないと肝心の地金の模様が見えないことが多いうえ、
テカッて刃物に映り込んでしまう景色に
ピントが合ってしまうことが多いことが分りました。
そこで鎬面の様子をできる限り伝えられるように写真を暗めにするのですが、
黒打ちの包丁のような火作りっぱなしの肌が多い大工道具は、
暗い写真ですと鎬面意外は何も見えない写真になりやすく大変です。(汗)
大工道具に関しては私も初めは全く無縁でしたが、
鰹削り器の扱いで縁がありました。^^
もし機会があれば、鰹削りに挑戦されるのも面白いかもです♪(笑)
2010/8/21(土) 午後 11:57
暗くする事でピントが合って、切刃も引き立たせられるなら一石二鳥ですね
鰹削りは、大工道具以上に縁がなさそうです・・・ Orz
2010/8/22(日) 午後 7:53 [ 酪農家 ]
そうですね、特に鉋などの地金は模様が良く出てきますので、
そういうときには特に暗くする方法が良い感じです。
それでも光源の角度や強さも写真に影響するようなので、
ウルサイことを言えばベストな撮影は最近なら日の出から朝の6時まで、
さらに曇りの天気が良いようです。
それと私の場合殆どの刃物を半鏡面のような感じに研ぎ上げるので、
フラッシュはたかないようにしています。
たまには試しても見ますが、やはり眩い光しか見えませんね。(笑)
2010/8/23(月) 午前 7:16
きれいに仕上がっていますね
さすがです
もったいなくて使えませんね(笑)
2010/8/23(月) 午後 8:41
rinrinさん、こんばんは。
お褒めいただき有難うございます。^^
釿の研ぎは初体験でまだまだ未熟ですが、
何とか研ぎ上げることができました。(ホッ)
これらの釿は鑢目が綺麗で、私も使い渋りそうです。
自分用に中古の釿を入手するような場合なら、
惜しみなくガンガン使うのですけどね。(笑)
2010/8/23(月) 午後 10:37
さすが丁寧な仕上がりですね。刃紋がいいですね。
2010/8/23(月) 午後 10:40 [ tsu*i*ic*i200* ]
かわせみさんこんばんは、有難うございます。
これらの釿はどちらも力強い研ぎ応えの釿でした。
小さい無銘の釿は鋼の割り込み方が刃道に対して
若干への字気味だったのですが、大きめの重族の方は
鋼の入りも真っ直ぐで、特に丁寧な仕事ぶりがうかがえる釿でした。
2010/8/23(月) 午後 10:51
あるけすさん、今度はもっと大きいのを研いで下さい。
2010/8/24(火) 午後 5:27
らじゃ!です♪(^0^)/
2010/8/25(水) 午前 6:35
初コメします。ゆうけんさんの所から覗きにきました、やまともといいます。
曲面の刃物の磨き、素晴らしいですね。なかなかできることではないです。
私の、杣大工さんから譲ってもらった玉鋼の大鉞もがんばって磨いたらこういう風になるかも・・・。道は果てしなく遠いのですが。
2010/8/27(金) 午後 1:09 [ やまとも ]
やまともさん、初めまして!
お褒めいただき有難うございます♪
杣大工さんの玉鋼の大鉞ですか〜!それは凄そうですね!
ゆうけんさんも以前斧を磨いておられました。
http://blogs.yahoo.co.jp/yukensandesu/22701408.html
私も機会があればぜひ挑戦してみたいです!
2010/8/28(土) 午後 2:11
恥ずかしながら、今の私の腕では三次元の刃物はこんな風には磨けないので、ときどき覗かせていただいて、勉強させてもらってます。
手元の玉鋼製鉞は使用目的からか、鉋などよりは硬い目の地金が使われているらしく、合砥で磨くと鋼と地金の境が判り難い、全体が鏡面に近い状態になります。
アルケスさんのような美しい仕上がりを目指すなら、やはり曇らせる傾向が強い合砥石を使った方が良いのでしょうか?
2010/8/28(土) 午後 3:33 [ やまとも ]
有難うございます。
私もこういう刃物はまだまだ慣れていない感じで、
なかなか思うようにはいきません。
普段からよく自分で使っていたりすると、
まだもう少しは癖とかも掴みやすいのですが・・・・・。
なるほど、私が研いだ釿も全体的に硬い研ぎ味が印象的でしたが、
鉞もやはり硬めなのですね。
ハツリなどに使う刃物の特徴でしょうかね?
2010/8/29(日) 午後 1:16
やまともさんの鉞を実際に見ていないので、
あまり詳しいことは判りませんが・・・・・。
確かに私の場合、まず最終仕上げの合砥石を使う前に、
内曇の類の石や、巣板層など、内曇似の曇る傾向が強い石で、
よ〜く曇らせてから少し鏡面気味になりやすい石で磨いています。
地金に折り返し鍛えた模様などがある場合、
できることなら少しでもハッキリと模様が浮き出るように
研ぐのが好みなので、そういう場合は内曇などが特に
有効なことが多いようです。
また砥石も軟らかければ良いとも限らないようで、
高島妙覚谷のフカフカ合砥石を試したこともあるのですが、
地金模様の起き具合や、仕上がりの地金の黒っぽい感じは
イマイチ満足できませんでした。
軟らかな内曇を地・刃に良く効かせ、その後硬めの鳴滝で地模様を
起こすのは刀剣研磨の要領ですが、この順番が一番効き易いと感じます。
2010/8/29(日) 午後 1:16
大変勉強になります。主に使う刃物が大工道具ですので、研磨力がそこそこある合砥があれば大抵は事が足りてしまうのですが、内曇の砥石、欲しくなりました。
鉞や斧の類は、鉋の様に裏を叩き出す事が無いですし、ヒツ穴の周りなどは柄を打ち込んでも膨らまない程度に、ある程度硬めの地金が使われている事が多いと思います。鋼に関しては、「節で欠けず、石に当たって捲れる」などと言われるくらいの硬度とした物の様です。大工道具に比べ、鋼と地金の硬度差は少なく、研磨する面積が大きく、鋼は厚く地金が硬目で研ぎ付けるのが大変、というのが現実で、実用だけを考えれはハマグリ刃にすれば事が足りるのですが、特に地金の模様がきれいだったりすると鎬全てに仕上げ砥石を当てたくなってしまいますね。
2010/8/30(月) 午後 6:15 [ やまとも ]
有難うございます。
私もやまともさんコメント、大いに勉強になります。
特に鉞などの地金の傾向など、読んでなるほどと思いました。
確かにヒツ穴がある刃物は玄翁の鋼のような硬さになりそうだな〜と、
イメージが湧きました。
2010/8/31(火) 午後 5:23
私の経験では、内曇砥石で市場に出回っているのは刀剣用が多いのですが、
それらの中には刀剣用には良くても、一般道具には軟らか過ぎる物も
比較的多いので、巣板層に内曇が混じった「内曇巣板」と呼ばれる物や、
白巣板のように性質が内曇に近い石なども、研いで見ると良い結果に
なるかもしれませんね。
私の場合、丸尾山の敷内曇層や、白巣板、大突の巣板などを好んで使っています。
特に丸尾山の白巣板や内曇は硬い鋼にも食い付きが良いので・・・・・。
大平の純正内曇層は石質は安定していますが、軟らか過ぎの石も多く、
何か物足りないと感じる時もあります。
もっとも、これらの感想はあくまで私個人の感想ですので、
全てが全ての石に当てはまるとは限りませんが・・・・・。
ただ丸尾山の柔らかめの白巣板や、敷内曇などは滑らかさが気に入っていて、
個人的なお勧めです。^^
大突の巣板も素晴らしいですが、そちらは地金の模様を
細部まで引き出す事に特化しているようで、まず丸尾山の内曇で曇らせ、
その次に大突巣板で研ぎ込む順番で力を発揮するようです。
2010/8/31(火) 午後 5:23