昨日は代々木公園の隣でフリマ、今日は富岡八幡宮と靖国で骨董市でした。 今日は富岡も靖国も、全く収穫は無し。 銀座四丁目を日本橋方面に走っているとき、轢かれた鳩の死骸に遭遇したり、 出だしからいい予感はしなかった・・・・・。 ただ昨日は一応面白そうなのがあり、どんな物かなぁ〜?と思いつつも、 銘が気になったので、左右から刃の入ったヘンテコな鉋をお持ち帰りです。 これが銘。 ご存知のとおり関西で有名な源兵衛の鉋刃です。 源兵衛の刻印は何種類かあるのか、これはよく見る「○本」の刻印が二重丸で、 「◎本」になっています。 このタイプの刻印は山本鉋製作所のホームページに掲載されているのと同じで、 こんなのもあったのか、それとも偽物なのかと興味が湧きますね。 この鉋刃、もう裏も磨耗して源兵衛の「衛」の部分も消えているくらいで、 有名な四つ目の刻印は確認できません。 山本鉋製作所のホームページの源兵衛鉋は「源兵衛」の刻印の下に、 四つ目ではなく花押のような刻印が捺してあり、そこから推察すると、 この鉋刃も多分同様の刻印が捺してあった可能性が高そうですね。 これが買おうかどうしようか迷った理由。 案の定、家に帰って砥石に当てて見るともう鋼が尽きていた・・・・・。orz 銘の刻印サンプルとして価値が無いことは無いかもしれないけど、 2500円という値段は微妙だなぁ。 地金は江戸時代の素晴らしい和鉄で、ツラも無く研ぎやすいです。 ただの和鉄片と考えて、これで誰かに何か作ってもらおう!ということなら、 この上ない素材かもしれませんね。 この源兵衛の刃はともかく、もう一枚の鉋刃はそれまた古い時代の物で、 和鉄に玉鋼の組み合わせでした。 それについてはまた今度書こうと思います。
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あるけすさん
最近ブログの更新が多くなりましたね\(^o^)/
2014/5/25(日) 午後 0:43
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どうもです。(笑)
でもカレンダーを見ると、一週間ぶりの更新のようです。
つまり普段サボりすぎ!ってことですね。(^_^;)
2014/5/25(日) 午後 0:50
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四つ目源兵衛は初代とは違うのではなかったですか??あるけすさんの源兵衛が初代だったりして\(^o^)/
地金が
和鉄なのに超綺麗ですね(^^)流石名工!
2014/5/25(日) 午後 1:27 [ 天然砥石尚 ] 返信する
尚さんこんにちは、いつもコメント有難うございます♪
え!そうなんですか?初代は四つ目ではなかったというのは初めて知りました!
この源兵衛、頭の尖り具合がそれほどでもないので(勿論成形の痕跡はありますが)、
多分徳川末期〜明治初期辺りの作品ではないかと思います。
この時代の和鉄は綺麗な物が多いと思いますね。
勘兵衛、義廣など、私が知っている限りではどれも綺麗な和鉄が使われています。
2014/5/25(日) 午後 3:43
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和鉄(心金)が一番綺麗な時代が近代なのに対し、日本刀の地金は好みがありますが古い時代の方が美しかったりしますね。
2014/5/26(月) 午前 9:46 [ 狛犬 ] 返信する
狛犬さんこんにちは、いつもコメント有難うございます♪
この時代の鑿や鉋を研いで感じるのは、同じ和鉄は和鉄でも、
時代が下るにつれ和鉄も硬い印象の物となっているという事ですね。
タタラ製鉄は一度その火を閉ざした時代があったわけですが、
その辺りを境に和鉄の質も落ちていったように思います。
単純に炭素量についてだけ考えても昔の物の方が低そうで、
実際に研いで見ると砥石当たりも柔らかく、地艶も美しく仕上がります。
恐らく刀剣に関しても同じことが言えるのではないでしょうか。
2014/5/26(月) 午後 3:40
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これはまた、愉快な品物をとっ捕まえてこられたようで。
こちらは明日が骨董市なんですが、お天気が心配です。
2014/8/2(土) 午後 8:15 [ 明庵 ] 返信する
明庵さんこんばんは、いつもコメントどうもです♪
そうなんです、この源兵衛さんは鋼が切れていて煮ても焼いても食えない、
ちょっと困ったさんな代物でした。
もう一枚は一応鋼が残っていて、切れ味も良いちゃんとした品でしたが。
明日以降の天気、台風の影響で読み難いですね。
南の熱い空気を運んで来て蒸し暑くなり、オマケに雨模様なんてなると
サイテー最悪ですが・・・・・。
ホント涼しい曇り空になってくれれば最高なんですけどね。
2014/8/2(土) 午後 8:22
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