鉄の表情ぎゃらりー

今年も古物市探索頑張るぞ〜!

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最近の収穫

こんばんは。
ここ最近更新サボりがちでしたが、収穫品は色々と増殖してきていて、あまりにネタが溜まるばかりでもいずれは忘却の彼方へ消え去りそうだし、一度ここいらで備忘録に掲載しておきます。
まだまだ勉強不足なので、説明は簡単に・・・・・。


イメージ 1

イメージ 2


これは先週、埼玉から来ている業者のブルーシートで見つけた物です。
Cクランプとまとめ買いで一つ400円でした。

この鉋は以前、かじやさんのブログ「鍛冶屋−木工具の今と昔」で掲載されていたのを見て、ずっと気になっていた鉋でした。

一見、どこにでもありそうな普通の鉋の体裁ですが、良く見ると石堂風の矢羽で、細部の作りは丁寧です。

作者は、埼玉県春日部市で仕事をしていた吉川さんという方で、「男盛」銘の鉋で有名な堤さんの系統の、龍進斎悦英の弟子だったそうです。
この鉋の刻印、「ヤマ甚 村山」という銘は埼玉の村山金物の屋号で、吉川さんは他にも悦英銘の鉋も作っていた、よく言われるところの問屋銘専門鍛冶のような鍛冶屋さんだったようです。

手に取って見ると軽く薄手の作りで、全体的には東京鉋面影を残す穏やかな作風です。
機械類を一切使わず、さながら千代鶴是秀のようなスタイルで製作していたことも、作風に影響しているのでしょうか。

名こそ有名ではないものの、腕の立つ職人さんだったそうですが、残念ながら昭和40年頃には廃業したそうです。


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/7055/83/26920883/img_9_m?1423312480


この一枚に関しては、どうやら地金は巣のよく散る錬鉄で、鋼は青紙系です。
鋼の硬度は十分ですが、今のところ研ぎ難さは特に感じず、黒幕#1000でザクザク研ぎ下ろせています。
裏はベタ裏ですが、鋼の粘り方、カエリの出方、研ぎ心地など、良い手ごたえで、実用に期待が持てます。


イメージ 3


もう一つの道具類での収穫と言えばこれ、知る人ぞ知る秀奴の鉋です。
秀奴は新潟の土田秀三郎氏の銘で、三条の永弘の系統だそうです。
ちなみにいつもお世話になっている、三軒茶屋の土田さんとは何の関係もありません。(笑)


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/7055/83/26920883/img_10_m?1423312480
https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/7055/83/26920883/img_11_m?1423312480


あまりの錆びの酷さに、思わず回転工具でガーッとやってしまいましたが、未だ未だ錆が取りきれません。
ちょっと眩暈がします。

知っている銘だから買ったけど、1000円はちと高かったかな・・・・・。

物自体は新品未使用品なので、もし綺麗に生き返れば素晴らしいのですが・・・・・。
(後日修正し、なんとか見れるようになりました。)


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/7055/83/26920883/img_12_m?1423312480


これの地金は釜地か和鉄かちょっと判断が難しいですが、硬めの和鉄かもしれません。
これも研ぎ心地は青紙系の印象で、かなり硬く焼きしめられています。
鋼が大欠けしているので、この欠けを取りきって、刃が付けられるようになった頃には良い切れ味になっているかも?

https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/7055/83/26920883/img_13_m?1423312480
https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/7055/83/26920883/img_14_m?1423312480


そして最後の写真、これはガマズミの枝です。

我ながら、何でこんなモノ、500円も出して買っているんだろうと思いますが。(笑)
丁度先日、鑿の柄の仕込みで、誤ってとっておきの素材を削りすぎてパーにしちゃったトラウマ、ってところかな。(笑)

ガマズミの枝は芯こそスポンジ状ですが、強度はかなり強靭で、ウシコロシ(カマツカ)や捻木などと同様、玄翁や鎌の柄などのほか、杖の素材として利用されるようです。
個性溢れる素材なので、とっておき道具の仕込みに使いましょう。


フリマでは本当は他にもあれこれ買い込んでいるんですが、無くしたのの代わりの手袋や、デジカメのACアダプター、ドリルのビットに、近所のスーパーのコロッケなど、取るに足らないものばかり。
名品、良品はそうそう毎週出るものではないですね。(笑)

閉じる コメント(14)

道具も良いけど京都資金もお願いしまーす(笑

2015/2/7(土) 午後 9:57 [ sixpence ]

ヤマ甚 村山!貰い物ですが 自分も使ってますよ!
手作りの古い物なんですよね!

2015/2/7(土) 午後 10:28 [ さわらの山車大工(見習い中) ]

かなりエエの見つけましたね〜!いい鉋ですが、かなり長期のオペに成りそうですね?錆、綺麗に取れるといいな〜

2015/2/7(土) 午後 10:37 [ 正宗 ]

うたい文句の『東村山』ですね(笑)

2015/2/7(土) 午後 10:46 ゆうけん

村山気になりますね(^^)

これぞ隠れた名品なんでしょうね\(^o^)/

2015/2/8(日) 午前 0:13 [ 天然砥石尚 ]

和鉄地はもしかしたら北前船の錨かも知れません。

2015/2/8(日) 午前 10:44 ゆうけん

顔アイコン

★sixpenceさん★

そういえば京都、五月の削ろう会と、その先にご本家のイベントがあるのかな?
どっちに的を絞るべきかな?

2015/2/8(日) 午後 0:02 あるけすさん

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★さわらの山車大工さん★

こんにちは、いつもコメントどうもです。
そうですね、昭和40年頃となると、私の母がが生まれた位の時代ですね。
相当古いと思います。
それにしても皆さん、イイ物をお使いです。(笑)

2015/2/8(日) 午後 0:05 あるけすさん

顔アイコン

★正宗さん★

こんにちは、いつもコメント有り難うございます♪
ですよね〜、ここまで重症だと一度にはとても無理だし・・・・・。
数回に分けるとしても大変だから、気が向いたときに手を付ける感じでしょうね。

2015/2/8(日) 午後 0:08 あるけすさん

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★ゆうけんさん★

いつもコメント、そしてトラックバック有り難うございます!
東村山とは上手いですね!
東村山は都内ですが、埼玉県の県境が目と鼻の先で、しっくりきます。(笑)
地金は全く正体が分かりませんが、昔の錨やレールなどの類なのでしょうね。
和鉄にしてはちょっと硬めな印象なんです。

2015/2/8(日) 午後 0:14 あるけすさん

ガマズミにも反応(笑)

小さな実はホワイトリカーに漬け込ん出果実酒ができますねぇ

2015/2/8(日) 午後 2:44 ゆうけん

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そうらしいですね〜!
でもどんなものかは全く想像も付かないですが。(笑)

2015/2/8(日) 午後 3:14 あるけすさん

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尚さんの7日の記事の地金に似ていますね。

2015/2/18(水) 午後 3:49 [ こまんたれBOO! ]

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BOO!さんお早うございます、いつもコメントどうもです♪
そうですね、私も尚さんの記事見て同じコト思いました。(笑)
昭和に入ってからの鉋の地金は、日本鉄も硬くなってきて、
輸入鉄と見た目では区別し難いのが多いですね。

2015/2/19(木) 午前 2:48 あるけすさん

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