鉄の表情ぎゃらりー

今年も古物市探索頑張るぞ〜!

その他の手道具

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鏟(セン)の形状

イメージ 1


さ〜、今度は食べ物じゃなくて、ちゃんとした手道具についての記事ですよ〜!(^0^)

昨日、鏟(セン)という道具の写真を公開して欲しいというリクエストがありましたので、今手元にある剃刀用の鋤鏟(スキセン)で、鏟という道具とその使い方を載せてみます。


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/705056/48/27356848/img_0_m?1437406640
イメージ 2


鏟の裏はこんな感じになっています。

イメージとしては、鑿や鉋の刃が前後に向かって付いていて、刃先が左右に丸くなっている道具―と考えれば良いと思います。

この鋤鏟は剃刀の鎬面にスキを入れるための道具ですが、鏟という道具自体は鉄材のみならず、木材に対しても用いることもあり、種類も多様です。

たとえばこの鋤鏟や、鍛冶職人が用いる鍛冶屋鏟などは鉄・焼き入れ前の鋼を切削するための工具ですが、桶職人が用いた桶屋鏟などは木工具といえます。


下の写真で、鋸鍛冶が鋸板を鋤く際の様子をイメージしてみましょう。


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/705056/48/27356848/img_1_m?1437406640


換え刃鋸の刃じゃん・・・・・というツッコミはご遠慮願います。(笑)

手打ち鋸の場合、細長いナカゴがあるわけですが、ナカゴは板自体よりは厚みがあるので、カスガイなどで作業用の板に固定し、鏟を手前から奥に向かって押して使います。

鋸の板の鋤きは、板に焼きを入れた後に行うので、鋼で鋼なんて削れるのか疑問に思いますが、鋸の板は焼きを入れても非常に柔かいので、ある程度の硬度の出た刃物であれば、以外にも比較的容易に切削できます。


それにしても鋤鏟、やっぱり幅せまっ!


本当はね、鍛冶屋さん達が使う鍛冶屋鏟はこんな感じ↓の形状なんですよ。


イメージ 3


たとえば剃刀の鋤鏟と同様に、カシメて別の鉄の棒に固定したトンボ鏟や、


イメージ 4


こんな感じのも鍛冶屋鏟の一種です。

どちらかというと鋸板の鋤きはこのタイプの鏟が、最も多く用いられるのではないかなぁ?

どうか分かりませんが、ちょっと自分でも試して見た印象では、この形状が一番使いやすそうに思います。

閉じる コメント(18)

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みはじめの知り始めです。
いろいろな道具があるものですね。

2015/7/21(火) 午前 6:12 [ 吉野朝男 ]

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すみません、ご無理を言って、絵まで描いていただき本当にお手間をおかけしました。
これを前後させるとあんな傷が付くんですね〜。
鋸にセンを置いていただいた写真でやっと使い方が分かりました。
あの形状で、なんで裏スキができるのかも実はさっぱり分かりませんでしたが、あの形状で前後させれば、確かに湾曲しているので裏スキになるんでしょうね。
本当にありがとうございました〜。

2015/7/21(火) 午前 6:18 [ せい ]

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アルケスさん!
有り難う御座います!
キサゲとよく似ています。昔は東郷零号という鋼を使ったらしいです。
センは長い距離を切削しますが、キサゲは極短い長さの切削をして、
しかもクロスパターンになる様に削るところが違いますが。

2015/7/21(火) 午前 7:01 [ 2s305 ]

あるけすさん

トンボセンをトラバしますね\(^^)ハイ。

お節介な名古屋砥泥会(なごやとどろかい)でした。

2015/7/21(火) 午後 1:02 ゆうけん

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アルケスさん こんばんは
僕がアルケスさんに依頼したばかりにご迷惑をおかけして申し訳ありません。
せいさんが知りたいのは
結局その鏟であの綺麗な線をどうやって出しているのかそこが知りたいんだと思います。
せいさん
中屋さんに直接お尋ねください。

アルケスさん本当にありがとうございました。

2015/7/21(火) 午後 6:39 [ セブン7 ]

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★吉野朝男さん★

こんばんは、初コメント有り難うございます。
鍛冶屋鏟などの刃物は、鍛冶屋さんの専門道具のような物ですので、
我々使用者が製作用の道具を目にする機会は少ないですよね。
でもこういう道具を見ることで、刃物の製作方法のイメージが湧けば、
使う側も刃物の良し悪しを知るための知識を得やすいのではないかと思うんです。

2015/7/21(火) 午後 9:56 あるけすさん

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★せいさん★

こんばんは、いつもコメントどうもです♪
全然大丈夫ですよ、もうちょっと複雑なCGとかになると時間が掛かりますが、
コレ位の製図でしたらお絵かきソフトで簡単に画けますから。(笑)
どうしてこの刃物であの鋤目が付くのか、説明するのは難しいですね。
これについては百聞は一見にしかずで、自分で験せば簡単に分かるんですが、
想像力だけで解決しようとするのは難しい気がします。
鏟はちゃんと使えるようになればワリと自由度の高い道具のようなので、
ウラスキの形状とか色々と複雑な形状の切削にも対応できるとは思います。

2015/7/21(火) 午後 10:06 あるけすさん

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★2s305さん★

こんばんは、いつもコメント有り難うございます。
鏟は用途や、使う職人の好みに合わせて色々な種類が自作されていて、
その分対応できる工法の数も多いですが、使い方や加工対象など、
共通している部分も多く、ある意味キサゲの古代種と言えるかもしれませんね。
実際その分野を知る方のブログによると、鉄の切削道具という共通項で分類して、
キサゲも鏟の一種とする考え方もあるようです。

2015/7/21(火) 午後 10:21 あるけすさん

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★ゆうけんさん★

こんばんは、トラバ有り難うございます♪
きっと剃刀に限らず、回転工具の無い時代には鑿鉋何でもスキが欲しい時に、
鋤鏟を用いて砥石との接地面積を低くしていたのでしょうね。
考えようによっては、回転工具の大きな音を出すことが憚られる時間帯とかなら、
今でも十分に有用性のある道具ではないでしょうか?

2015/7/21(火) 午後 10:26 あるけすさん

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★セブンさん★

こんばんは、いつもコメント有り難うございます。
大丈夫ですよ、もうちょっとややこしいCGの製作とか普段から慣れているので、
これ位はチャチャっと用意できますからね♪
しかしこの道具を用いても、上手く条件が揃わないと綺麗な目は付かないようで、
私もかなり苦戦しています。
例えば、東京鑿鍛冶の左久作さんによると、鏟は沼田砥で仕上げると、
スキ目が綺麗に揃うとか言われていますし、砥石だけでなく砥ぐ技術なども、
上手にスル〜っと鋤いていくのに欠かせない条件ですので、
それらの総合的な意味で熟達していないと、あのスキ目は再現不能なのでしょう。

2015/7/21(火) 午後 10:33 あるけすさん

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> あるけすさん こんばんは
色々ありがとうございます。

2015/7/21(火) 午後 11:01 [ セブン7 ]

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>セブン7さん

いえ全然問題無いですよ。
鋸鍛冶さん達の鏟使いは本当に上手です。
本当に、鋸の板がアルミで出来ているんじゃないの?ってくらい、
楽々スーっと切れていくんです。

2015/7/21(火) 午後 11:39 あるけすさん

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うーん、そうなんると中屋さん本当にすごいですね〜。
今の牛刀が帰ってきた時に秘密を聞いてみます!

2015/7/22(水) 午前 7:35 [ せい ]

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せいさんいつもコメント有り難うございます。

平治さんだけが凄いわけではないですよ!(笑)
鋸鍛冶さんは皆、コンマ以下の薄物を手掛ける能力を持っていますからね。
ただ、その中で機械に頼らず鋸を製作できて、かつ包丁も手掛けるとなると、
全国的にも平治さんだけしか思いつきませんけどね。
何にせよ、胴付鋸のように厚みが0.3mm以下という、超薄物も鋤けるから、
包丁という違う分野でも絶妙な鋤き方や肉回しができるのではないかと思います。

2015/7/23(木) 午前 5:11 あるけすさん

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そうなんですか〜、中屋さんって元が鋸鍛冶でしたっけ?
それでああいうヘアラインを思いついたんですね〜。

2015/7/23(木) 午後 0:46 [ せい ]

> せいさん

そうですよ〜♪

2015/7/23(木) 午後 1:36 ゆうけん

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★せいさん★

ゆうけんさんも仰っているとおり、平治さんは代々鋸鍛冶の血筋で、
しかも三代目は宇都宮の中屋作次郎という名工に師事しているそうです。
ちなみに中屋銘の作者は鉋鍛冶などにもいますが、それらの殆どは、
元々は鋸鍛冶の系統に属すると見て間違いないですね。

ちなみにあの鋤き目ですが、平治さんがいきなり思いついたわけではなく、
単純に機械を使わず手で仕上げていこうとするとああなるだけだと思います。
機械で平とか裏を削っていく場合、刃渡り方向よりも斜めに向かって削る方が、
簡単に切削しやすいのではないかと思います。
一方鏟を用いる場合、余程使用者からハッキリした指定が無い限り、
鋸を削るのと同様に鋤いていく方が簡単でかつ精度も出しやすいと思います。
その証拠に、以前平時さん以外の鍛冶屋さんが鏟で仕上げた包丁を見ましたが、
やはり鋤いていく方向は平時さんと同じでした。

2015/7/23(木) 午後 5:25 あるけすさん

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★ゆうけんさん★

フォローコメどうもです♪(^0^)/

2015/7/23(木) 午後 5:27 あるけすさん

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