鉄の表情ぎゃらりー

今年も古物市探索頑張るぞ〜!

包丁

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イメージ 1

https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/7070/61/24008661/img_9?1442402944


BOO!さんのブログに登場した刀工祐定の包丁、Alcesどんも研いでみて下さい、ってことで流れて来ました。(笑)

なるほど、こんな感じの作りなのねーって。

正直、いったいどんな刀剣を鍛つ鍛冶屋さんかは知りませんので、包丁のできを見てこの作者の技量を詮索するようなことはしませんが・・・・・。

包丁の作りの良し悪しってことで言うと、見れば見るほど下手くそです。(汗)

あ、これ言っちゃまずかったかな?

でもね・・・・・、例えば顎の面取りとか、身の肉置きなどの稚拙さは、誰の目にもハッキリ分かります。

顎の面取りを一つ取っても、産地のプロなどは指を掛けたときシックリ馴染むよう、人間工学的なカーブを画いた顎を作り、さらに丁寧な仕事をする職人は顎を鏡面に磨き上げるなど、もっと使用者の側に立った形作りをします。

より良い仕事をする余地は、いくらでもあると思うのですが・・・・・。


まっ、問題はどんな刃味か―ですね・・・・・。


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/7070/61/24008661/img_10?1442402944


焼きが峰にまで返っている。(笑)

これは化粧研ぎしたら面白いコトになるかも。


イメージ 2


それにしても筋交に研いだ傷が全く抜けていません。

この方向に付いた研ぎ傷ですから、コレを残したのはこの包丁の作者と見て間違いないでしょう。


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/7070/61/24008661/img_11?1442402944


反対側もほぼ同様の状態ですが、こちらは鍛造時にできたと思われるボコ(凹み)があり、その底まで刃道に対し直角に研いだ傷が残っていて、反対側よりもタチが悪い・・・・・。


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/7070/61/24008661/img_12?1442402944

そして顎。

う〜ん、どうしようかなぁ?

BOO!さんには好きにしてもらって構いませんと言って頂いていますが・・・・・。


まず、顎は鑢で整形しイイ形にすることは、私の道具の揃い具合から言って簡単に出来そうです。

丁寧にやれば、余計な傷が付くことも無いでしょう。


次に平の傷。

コレはちょっと悩みどころで、この包丁の作り込みも考えてしまいます。

多分杞憂に終わるでしょうけど、これだけ身の厚みが薄い作りですから、もし皮金が薄めの甲伏せとかですと、皮金の薄い所では芯金が出る恐れも全く無いとは言えないので、悩ましいです。

特にボコが深いので、傷を抜ききるような研ぎはしない方がイイかもしれません。


とまぁ、こんな感じで頭の中ではボンヤリとした構想は画いています。

ただ今は鉋の修正&調整作業で時間があまり無いので、その合間に手を付けたりしつつ、鉋の方が終わってから本格的に始めることになります。

そういえばsixpenceさんに貸した内曇と大突の巣板、まだ返してもらっていなかったな・・・・・。

コレに取り掛かる頃には帰してもらわないといけないけど、最近連絡がつかないのが気になる。(汗)

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長船って言っても千年弱の間に丸鍛え無垢鍛え(本焼きや全鋼の刀剣用語)もあったりしますからね。もちろん芯金入が主流ですが、それだけではないです。
うん、突っ込む気力も鍵コメで非難するのもアホらしくなる刀匠だということは確かです(ヽ´ω`)ハァ…

2015/9/17(木) 午後 10:51 [ 狛犬 ]

> セブン7さん
僕が?
まさか?
買ってないですよ〜(^^;)

2015/9/17(木) 午後 11:56 [ せい ]

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それとよく言われるのは
相州伝系の古いところや南北良時代の多数のものは
柔らかい鋼と硬い鋼を練り合わせてます。それ考えると全部鋼っていうのもありえないといえばありえないんですよね

2015/9/18(金) 午前 0:00 [ 狛犬 ]

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狛犬さんいつも勉強になるコメント有り難うございます。
流石に長船も歴史が長いので、確認されている作品の詳細など一々確認せずとも、
無垢鍛えやその他の作り込みの作品もいくらでもあるだろうと思いましたが、
時代が時代ですので、今は無垢鍛えで纏るような良質な玉鋼もまず無いだろうし、
地金作りをしているという内容が件のブログに書かれていたので、
恐らく甲伏せなのだろうと推測したのです。
作者の性格からしても、まさかテストピースと位置付けている包丁に、
四方詰めとか手間もかけそうにないし・・・・・。
ただ、まさに狛犬さんが仰ったとおりで、詮索するのがアホらしくなったので、
適当な推測で打ち止めにしたんです。(^_^;)

2015/9/18(金) 午後 9:36 あるけすさん

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もう名前全部消しちゃってタガネ切り練習してから
祐定ってかっこ良く打って作者にビフォー・アフターのお写真送りつけて
和風総本家の次回刀匠の発言も一緒に叩きつけて差し上げたいくらいですわぁ

2015/9/18(金) 午後 10:46 [ 狛犬 ]

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> 狛犬さん
私も丁度ソレ、考えていました。
平を研ぎ込んで、銘が消えた所に新たにタガネで切り直す。(笑)
こう言っては何ですが、私の方が字は上手いのではなかろうか?と。
ただ、「刀匠」の部分は薄くて消えそうですが、「祐定」の所は深そうで、
かなり研ぎ込まないと消えそうにないのです。(苦笑)

2015/9/18(金) 午後 11:53 あるけすさん

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名前消しお疲れ様です。
じゃぁいいことを書きましょう

2015/9/20(日) 午前 0:44 [ 狛犬 ]

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狛犬さんお早うございます、いつも役立つアドバイス有り難うございます。
本当に今は何事を成すにも、役立つツールが沢山あって、便利な世の中ですね。
草書体とかを知りたければ、一昔前でしたらそれ用の辞書などを用いるか、
その道の専門家のお知恵を拝借するより他にありませんでしたが、
専門性を極めるわけでなければ今は画像検索などでも沢山ヒットしますしね。
油性系インクはいいですね。
その方法なら、ちょっとペン先が太くて慎重にやらないといけないけど、
それこそマジックでもOKなわけですね。

2015/9/20(日) 午前 4:19 あるけすさん

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> あるけすさんさん
大変楽しく拝見しました!!!
酷い刀匠もあったもんです。

2015/10/23(金) 午後 4:15 [ 2s305 ]

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> 2s305さん
空いた時間に時々手を付けてみるんですが、特に肉置きの雑さが難題ですね。
これでは不必要にフロントヘビーになりますし、切り抜けも悪いでしょう。
顎だけは何とか回転工具で簡単に処理できたので、今はもう直角ではないですが、
ここから先は長い勝負になるでしょう。

2015/10/23(金) 午後 9:39 あるけすさん

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アルケスさんの分析はレベルが高すぎてほとんど理解できてませんが、アルケスさんレベルの方が「直せば」本当に使い物になるのか、それともそれでもダメなのかの結果はすごい興味あります。ご多忙でしょうが、そのうち経過をあげてください。

2015/10/24(土) 午後 10:33 [ Ken ]

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有り難うございます。
でも別にレベルが高いわけではないですよ!
Kenさんも実物を見て問題点を探せば、絶対に色々な不都合な点が目に付くでしょう。
また、アラが誰の目にも明らかなような物なので、一つ一つ指摘していけば、
それこそ包丁についてよく知らない素人でも分かると思います。
とは言え、それらはミリの単位の話ですので、この写真では難しいけど・・・・・。
実物の問題点と、それを図に示した上で検討すればなんとか説明できるかな?
また今度構想を練ってみます!

2015/10/25(日) 午前 0:03 あるけすさん

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楽しく記事を読ませて頂きました!!

上田祐定刀匠の包丁は無垢製です。
賛否あると思いますが、手間は日本一掛かっているのは間違い無いです!

砂鉄から本当に作ってますので!

丁寧に形を作って、もっと高炭素であれば日本一の包丁になる可能性を秘めているのですが(;o;)
自己修正できず、満足してしまった職人は裸の王様になってしまいますね。

2017/6/18(日) 午後 8:43 [ うんこたれ蔵 ]

> うんこたれ蔵さん
無垢製ということは、全鋼、つまり、包丁の分類でいうと本焼きってことですかね?
途中まで土置きをして刃文が作ってあるという理解でよろしいのでしょうか〜?
先日、ここの同じような包丁を研いでみたのですが、半分以上上まで砥いでも刃文が見つけられませんでした・・・(^_^;)

2017/6/20(火) 午後 0:41 [ せい ]

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★うんこたれ蔵さん★

はじめまして、コメント有難うございます。
なるほど無垢製、つまり丸鍛えということなのですね!
貴重な情報ありがとうございます。
しかしそうであればこそ、作りの悪さがより際立って惜しまれますね。
研ぎ下ろしていると時々小さな非鉄介在物が平に出てくることもありますが、大体のところ刃味としては悪くなさそうなので、姿さえ何とかなれば使えるようになるのではないかと思います。
しかしあれ以来ずっと時間を見つけては少しずつ削っていますが、まだまだ難儀する程にガタガタな造りです。
どうせ整形がヘタクソなら、いっそ黒打ちにしてくれれば良いものをわざわざ黒肌を落としてくれているのが質が悪く、正直使い手のことをまるで分っていないというか、もっと悪く言えば「包丁なんてこの程度で十分」という使用者のことをナメた態度が手に取るようにわかる作りです。
この点には正直怒りすら覚えます。

2017/6/24(土) 午後 1:21 あるけすさん

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そして実は、九州に吉光という五人兄弟の鍛冶職人さんがおられるそうで、そちらでも玉鋼の本焼きを作っておられるのですが、こちらは流石にちゃんとした包丁鍛冶だけに、作品の作りもちゃんとしています。
写真だけしか判断材料がないので切れ味の違いは分かりませんが、写真を見るだけでも手間も作り込みの良さも、祐定刀匠程度ではとても太刀打ちできない内容なのは間違いありませんから、残念ながら日本一には程遠いでしょう。
やはり何事においても上には上がいるということなのでしょうね。

2017/6/24(土) 午後 1:24 あるけすさん

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★せいさん★

こんにちは、ご無沙汰です。
ずっと削り続けてやっと片面は平面が出てきましたが、平の真ん中あたりにテンパーラインが見えてきました。
これが波紋ですね。
未だ作業の途中ですが、今度時間があれば写真を撮ってみます。

2017/6/24(土) 午後 1:27 あるけすさん

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内緒さん初めまして、コメント有難うございます。
件のブログの写真を見てきました。
正直、使用状況や刃物自体の内容、個体差などよく分からないので何とも言えないですね。
刃物自体に問題があるとすれば、鍛造のどこかの段階で温度を上げ過ぎた失敗作の可能性もありますが、刃物としての性能を限界まで引き出すために鋼の硬度設定をかなり高くしていた場合というのも考えられそうです。
あまり硬すぎるようであれば軽く焼き戻しをかける手もありますが、どうやら新品の卸したての刃物のようですので、今後使い続けることで硬度が下がることもありますし、少し使ってからの様子を見る必要があるでしょうね。

2017/7/8(土) 午前 11:57 あるけすさん

> あるけすさんさん
うんこたれ蔵です。

コメントだけ残して消えてしまい、申し訳ありません。
私は包丁の研ぎをしていた時期があり、今ままでに何本かこの手の包丁を研ぎましたが、半数は焼きが有るのか無いのか怪しい物でした。
焼きを戻し過ぎているのかと思い、知り合いの鍛冶屋にグラインダー試験をして貰ったところ、非常に低炭素でしたので、生まれがナマクラでした。

面をベルトで慣らし、改正まで研いで、硝酸を塗って焼きを確認しましたが、やはりモヤモヤとした中途半端な焼きでした。
刃先にヤスリが乗った時点でナマクラだと思ってましたが、作者は刃付けの際に気が付かなかったのかと疑問に思います。

作者のホームページを読むと、実験で作ったタタラで包丁を作っているとの事で、包丁を下に見ているのが伺えます。

正直に言うと、砂鉄から作っている手間は凄いですが、包丁を舐めきっているのは間違いないです。
しかも値段が5万円以上と言う事で二度ビックリでした。
スーパーの1000円の包丁の方が良いですから 笑


長文失礼しました!

2019/1/14(月) 午後 9:42 [ ins*23*5 ]

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うんこたれ蔵さんこんばんは、いつもコメント有り難うございます。

そうですね、この包丁の作者が分不相応な上から目線で包丁作りをナメているのは間違い無いでしょうね。
何せ、手間暇の賃金を価格に反映させざるを得ないのは仕方ないのは百歩譲って大目に見るとしても、実用道具としての性能が極めて低いことに加え、作者に包丁作りについて真剣に研鑽・勉強をしようという意図がまるでありませんからね。

焼きについてですが、硬度が甘くヤスリすら掛かってしまうような刃物は鉞などを中心に何種類か確認されていますが、それでも玉鋼の場合は硬度による耐摩耗性ではなく積層状構造による強靭性により想像以上の持久力がある場合もあるため、一応厳密には硬度だけを見て刃物としての性能を評価することはできないとは思います。
ただそれでも、今私が預かっている物は一応のところ刃先の焼入れ硬化は容易に確認できる程度の硬度があるため、整形の内容だけでなく硬度設定のにおいてもそれなりの数の不良品を世に送り出ているのではないかとういう疑いも否定できませんね。

2019/1/22(火) 午前 2:40 あるけすさん


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