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あまりに長くなりそうな予感がしたので、その1、その2に別けました。 内容も包丁か工作か、カテゴリ別けに困る内容ですが、柄を自作し仕込んでみるというのがテーマなので、一応工作に分類する、―という編集です。 前回に続いてこの包丁の仕込みの工程を書いていきますが、最初に手を付けるのは顎の部分です。 ここの所は一度柄に仕込んでからだと、鑢を当てるのがうんと難しくなってしまうので、私は仕込み前に終わらせるべき工程だと考えています。 使う道具なのですが、私は中目の鉄鋼ヤスリ(平)とダイヤモンドヤスリ(平&半丸)で荒削りをこなしますが、本当は鉄鋼ヤスリも丸か半丸があった方が、断然やりやすくなる作業です。 そしてサンドペーパーや、耐水ペーパーの類も、仕上げにはあった方が良いです。 この理由は下で。 顎をこのように整形しました。 元々の直角気味な形状と比べると、施術後は丸みを帯び、指を長時間当てても痛くないようになりました。 ちょっとした一手間ですが、私は使い手のことを考えるなら、本来全ての包丁がこのように作られるべきと考えますが、現実にはその一手間は省かれることが殆どで、このような理想的な完成形に初めからなっている包丁はあまり多くはないようです。 仕上げの処理は、上記の通りサンドペーパーや耐水ペーパーで磨きましたが、これはヤスリではどうしてもヤスリの角で深い擦り傷が入りやすいためで、ある程度形を整えてからはペーパー類の方が理想的な円形を作りやすいからです。 ペーパーの扱い方はボールペンなど、身の周りにある円柱形の物に巻き、カーブに合った径の円柱形を適宜探りながら使います。 これができるからこそ、ペーパーはヤスリよりも仕上げに向いている、と考えていいでしょう。 私はある程度の番手で擦ったら、最後に人造中砥石の研ぎ汁を付けたウエスで磨き、半鏡面状態で仕上としました。 しかし完全な鏡面仕上げが好みであれば、より目の細かいペーパー、例えば、ラッピングペーパーなどで傷を取り去り、仕上げにウエスに粒子の細かい研磨剤を付けて磨くと、かなりの鏡面度まで追い込めます。 その3に続く
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2015年10月30日
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