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今日は世田谷区の民家園(次大夫堀公園民家園)で、東京農業大学の星野欣也准教授による座学会がありました。 友人より前々から案内を頂いていて、私の興味の対象と重なったこともありますので、いつものごとく参加させて頂いてきました。 日頃からこの分野については活字を追って調べ回ったりしているので、内容としては慣れ親しんでいる部分もあったものの、やはり国内の最古の鋸についての現代の研究状況を伺えたりしたことは良い刺激になりましたし、東京の木挽き職人、林以一氏の仕事に密着したドキュメンタリー映像などは特に見応えがありました。 個人的には、自分でも前挽き大鋸を扱うということから本職の仕事には興味があり、前挽き大鋸の扱い方や目立ての方法、挽き屑の様子などを写真で見れたことにより、今後大きな丸太を挽き割る際に試してみたいと思うことも色々出てくる、そんな一日でした。 さてこちら、会場にあった見本品で、胴突鋸以外は鋸ファンには大変そそられるモノが並んでいます。(笑) 一つはいうまでも無く木の葉型鋸で、これは室町時代以前に使われていた鋸の復元品です。 古来の書物「倭名類聚鈔」(わみょうるいじょうしょう)に「刀に似て歯ある者なり」と記されているとおりの姿をしており、まるで短刀のような横姿の薄い鋼板に歯が刻まれた格好です。 この復元品は鋸を扱う書籍に度々登場するので、一度自分の目で見てみたいと思っていました。 日本の鋸の現存品で、最古の物は古墳から出土した物もあったと思いますが、残念ながらそれらは錆により原形を留めていません。 ですので、このような復元品のみが、当時の木工文化を探る上での手がかりになるといえると思います。 そしてもう一つ、現代工の作品の参考品として並べられたのでしょう、とびきり姿の良い両刃鋸があります! 写真は銘までは見えませんが、私はこの姿を見た瞬間「関西のあの名工の作品だ!」と気がつき、ひっくり返りそうになりました。(笑) 特に首のテーパー具合などは大変素晴らしく、裏向きに置かれ銘が伏せられた状態でも誰の作品かほぼ分かります。 さ〜?この記事を見て分かった方はおられるかな〜? これが判った方は相当な鋸マニアです。(笑) ヒント、関西の名工で、本家筋より独立して名字のみを受け継いだ他の銘の名工もいましたが、この鋸は本家筋の作品です! そしてお話を伺ってきた限りでは世田谷の名棟梁・故二村次郎氏の遺品なのだそうですので、過去に二村氏の道具の展示などをご覧になった方は判るかもしれません。 ところで最近2s305さんより、超硬の刃をまた頂いてしまいました。 いつも本当に有り難うございます!<(_ _)> まだ試していないんですが、裏スキ修正の依頼は溜まっているので、近々使ってみます!
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2017年03月12日
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