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最近あまり作業が進んでいないですが、今日は剃刀の刃の部分が触れる、 刃先を傷付けない工夫が必要な箇所のテストピースを作っていました。 素材は箱と同じ桐や、桧、スギなども考えました。 しかし桐は鉋掛けをしていると刃先の磨耗が激しい素材で、 そのことから恐らく研磨成分のような物を含んでいると考えられるので、 刃先近くに使うのは不適当と思います。 スギはというとちょっとパサついている感じで良し悪しがよく判りません。 で試してみたのがこのヒマラヤスギの木端です。 ヒマラヤスギは程ほどに柔らかで、松のように油気がある上、表面が滑らか、 いい感じの素材だと思います。 唯一の問題はストックしている原木が小さく、木取りが難しい事です。 実際今回切り出したテストピースは大きさが足りずボツになりました。 かなりの計画性が必要ですね。 普通の大工用鑼で切り出しましたが、これではロスが多い。 細工用の切削幅の小さい鋸で寸法ギリギリを狙っていった方が良かったな。 しかし今日知りましたが、やはり徳川時代の鋸は柔かい針葉樹向きですね。 鋸での甘切れというのを初めて体感しました。
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工作
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研いだ道具を、実際に使って試してみるところまでが、研ぎでは大事です。
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こんばんは。 昨日か一昨日辺りかな? 剃刀を納める場合、どれ位の間隔を空ければ簡単に取出しができるか、 あーでもないこーでもないと紙の上でにらめっこしていました。 指を剃刀と剃刀の間に入れて取り出すのにはある程度の幅が必要です。 もちろん指の太さなど個人差はあるでしょうが・・・・・。 あまり机上で理論をこねくり回しても意味無いと思い、 少しずつ製作を開始することにしました。 作るのは携帯用の箱でので、本当は内部に無駄な空間を空けておくのは、 箱全体の大きさが大きくなりあまり良い方法とは思えません。 しかし兎にも角にもまずは作ってみないとイメージが難しいので、 気分的にはテストピースを作るような感覚です。 横引きには中屋平治さんの細工鋸を使っています。 平治さんの鋸板の作り、土田さんの目立てと最高の条件が揃っているので、 桐のように柔らかくパサパサの木材でも断面が荒れずに助かります。 本当は少し墨より大きく挽いてしまったので、小口を鉋で削りましたが、 そういうときに断面が綺麗だと鉋の掛かりが良く簡単に仕上がります。 板の鉋掛けは主力の鉋の刃が欠けていて仕上げに困りましが、 とっておきの鉋を引っ張り出してきて削りました。 まだ情報が足りずブログでは公開していない鉋ですが、徳川時代の作品で、 甘切れする軟材に艶の出しやすい鉋です。 今の時点で板は9分位の仕上がりですが、もう少し削って厚みが揃ったら、 構造材を組み込んでみるつもりです。 しかしこの板、なんだか模様がボタンっぽくて微妙だなぁ〜・・・・・。
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昨日は天水刀の採寸をしたところで作業終了でした。 採寸しながら思ったのですが、剃刀自体の幅はそう大きくないので、 箱の方を大きくするような設計なら複雑な内部構造は必要無さそうですね。 携帯用の箱として、どれ位を丁度のサイズとし、どれ位を大き過ぎるとするか、 そこのところの判断基準にもよるとは思います。 というのももし仮に名部空間に余裕持たせるため大きめの設計にするとしても、 190mm×8mm×35mm位の寸法内に収まりそうなので、 そうかさばらないのではないか?とも考えられるからです。 一方、多少内部構造を技巧的に加工する場合、幅は55mm程度に抑えられ、 長さが少し長くなりそうな感じで、全体では少しコンパクトになりそうです。 色々な選択肢があるので悩みますね。(笑) いっそ両方のタイプを作ってしまうか!―なんて。(笑)
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お早うございます。 桐材の選択、段々考えがまとまってきました。 これがイイかな〜って最有力候補、辺材近くの板目です。 染み出したアクが端の方に付着していますが、ここ最近はアクがあまり出ず、 もう大分有害成分は抜けたのではないかな〜と思います。 ご覧の通り元々結構薄い板なので、アク抜きも乾燥もスムーズにいきます。 これのど真ん中、一番オイシイ所をドーンと蓋にしようというのですが、 いかがでしょうか。(笑) ちなみにこういう部分は削りで艶を出すのが大変なので、 甘切れの鋭い鉋を研ぎ込んでおく事前の備えが必要不可欠です。 そして内部の構造材は部分的に強度が必要な箇所があるので、 適度な堅さと粘りを持った素材として、こんな板を引っ張り出してきました。 毎度のことながら公園で貰ってきた木材なので、詳しい種類は分かりませんが、 多分シリブカガシではないかと思います。 製材直後は大きく反りが出ましたが、ある程度乾燥すると安定するようです。 この板材もドブシャリ後、雨ざらしにしています。 多分これ以降、大きく狂いが出ることは無いでしょう。
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お早うございます。 現在製作作業を前に、木材と睨めっこしています。 写真は駒沢公園で頂いた桐の板材。 外側の皮に近い部分に腐りが出てしまったようで、伐採されたようです。 剪定職人のおっちゃん、何か作ろうかと思って取って置いたそうですが、 結局使われることは無く私が貰いました。 写真は前挽大鋸で挽いた鋸目を荒仕込鉋で落としているところです。 前挽大鋸の目は結構繊維を潰している感じでイマイチ良い感じがせず、 鉋で導管の潰れた面を落とし、水の通りを良くしてから水に漬けました。 漬ける―って、なんかお漬物みたいですね。(笑) 実は桐の木はタンニンを含むアクの気が強く、十分アク抜きをせず使うと、 後々手で触った箇所が黒ずんでしまったりするのです。 それを防ぎ予めアクを水で抜くのですが、私の場合まずは板に製材し、 適当な大きさにしてから風呂を利用して丸ごと漬け込みました。 そしてある程度アクが出てきたら今度は室外で雨ざらしにします。 どうやら浅草の桐材専門店、見吉屋さんなどでは外に並べた板材に、 ホースで思いっきり水を掛けているようです。 アレはもう、ほとんど植物に水やりをしているような見た目でした。(笑) そうして水を掛けては乾燥させる作業を繰り返し、 アクが抜けてきた板が何枚かあります。 今はどの板目が一番映えるか、見比べて悩んでいるところです。(笑)
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