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ここのところちょっと忙しくてあまり樫材の製材ができていないです・・・・・。 せっかく貰って来たのに、ひび割れたりしたら勿体無いし、ヤバイな。 ところでちょっと前、白樫と赤樫の色を見ていて、 赤樫って全然赤くないな〜と思ったんです。 写真は鉞ではつっていた時に出た屑ですが、右が赤樫、左が白樫の屑。 どちらかというと白樫の方がほんのり薄ピンク気味なくらいです。 そういえば鑿の柄に使われる赤樫の流通名で知られている樫の木ですが、 実は本当はイチイガシで、そのため鉋台なんかに使われる赤樫は、 鑿の柄のいわゆる「赤樫」と区別するために「本赤樫」と呼ばれているとか、 そんな話もあるようですが・・・・・? そしてイチイガシの赤色はそれ程強くなく、色は蒸して出すとか、 そんな内容をどこかで読んだ記憶もあります。 ならこの赤樫も蒸したら色が変わるかな?と思い、ついでに白樫の屑と一緒に、 10分から20分ほど蒸してみましたが、全く色に変化はありませんでした。 蒸し時間が足りなかったのかな?それとも白樫のように心材は赤いのかな? あるいは発色には地域差があるのだろうか? 分類学上は間違い無く赤樫のようですが、私のような素人には区別がつきません。
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工作
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研いだ道具を、実際に使って試してみるところまでが、研ぎでは大事です。
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鉞でハツったり鉋で整えたりして荒台にしました。 両方とも太い幹から採った物ではなく枝を半割にした程度の物なので、 木目はさほど詰んでいるとは言い難い、粗めの繊維の木材ですが、 ほとんど真っ直ぐにパカンと割れてくれ、目が素直なのがよく分かりました。 ハナガガシはちょっと残念なことに、両端からヒビが入っている。 ニスで気孔は塞いでいるのでこれ以上奥に進行することはなさそうですが、 台打ちする時は両方ともカットする可能性が高いですね。 少なくとも寸四サイズでいこうと思ったら絶対切らないと無理です。 ただカットしても一応一尺位は丈が残りそうなので、これで上等としましょう。 白樫の方は思ったより真っ直ぐに仕上がりました。 一般的な鉋台の木取り方法では木表は下端になる側ですが、 このような打ち割り製材では木目の波がそのまま逆目になりますので、 どちら側を頭にしてもどこかに必ず逆目があります。 大きな板やブロック材から荒台を挽き出す場合は鉋の引く方向が順目になるよう、 木目を見ながら良いトコ取りで木取りをするのが理想ですが、 この割台の場合はそのように理想通りにはいきませんので、 なるべく逆目が少ない方向を見ながら台頭の方向を決めます。 こちらは現在の丈は一尺程度で、製材してみると思いの外割れそうな感じが無く、 おそらくこのままの長さで仕上ることができるのではないかと思います。 これらの素材は3年程度乾燥させれば台打ちに移ることができるそうですが、 聞くところによると近年は、専門の台屋さんも一年程度の乾燥で使用することが 多いらしく、乾燥具合が甘い物が多いそうです。 昔の台屋さんは3年程の乾燥期間を置いたそうなので、まぁ、 私も3年置けば使えるようになるかな、と。 本当は台打ち後、さらに乾燥させると理想的なのですが、 そこはその時の都合次第ですね。
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今日は私が気に入っている砥石の保管方法を紹介して見ます。 何年も前、ヤフオクで新潟の方から砥石を買った時のこと、 届いた砥石の梱包に段ボールが使われていたんです。 梱包に段ボール、そんのものフツーじゃんと突っ込まれそうですが、 方法が巧みでこれは便利だと思い、以来すっかり愛用の方法になってしまいました。 まず肝心の砥石の寸法を見つつ、 砥石の横幅に合わせて段ボールを縦長に切ります。 ある程度余裕を持って巻き、ガムテで固定します。 上に乗っているハンマーはただの重石です。 手を離してカメラを構えるとほどけてしまうので。 次に横方向もぐるっと一周して同様にガムテで固定して完成。 実に簡単です。 取り出す時は指で軽く押すと、このように出て来ます。 これでこのように積み重ねても砥石同士傷つけ合うことは無くなりました。 この箱のメリットは、 ・衝撃吸収に優れているので、積み重ねたり輸送したりしても大丈夫。 ・通常の箱と違ってスライド式なので、上から持ち上げても取り落とさない。 ・砥石のサイズが一回り程度大きくなる程度で、場所を取らない。 ・材料が段ボールなので、非常にエコ。 など、色々と良いことがあります。 反面デメリットとしては、 ・あまり極端に濡れたままの砥石は収納できず、一度拭く等の手間がかかる。 ・砥石が使い減って薄くなると箱がユルユルになってしまう。 ということがあります。 まぁ、使用後に砥石を拭く程度はそれ程の手間でもありませんし、 緩くなっても作り直しは簡単ですので、気にすることも無いとは思いますが。 天然砥石を集めていると、中には層に沿ってヒビが入っている物もあり、 扱いは慎重を要することもありますが、そんな時には効果的な方法だと思います。
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ここのところ古物市に行っては鉋刃を買って来るので、 刃だけの物が急速に増えてきて、段々しまう場所が無くなってきました。(汗) 全部まとめてしまうと、刃同士が当たって刃先を傷つける恐れもありますし、 台打ち用の素材もまだ乾燥中、しばらくは刃のまま置いておくことになりそうなので、 台打ちまでの間の保護用にと桐材で箱を作ってみました。 側板は隠し蟻接ぎで組み、底板は側板に溝を彫って嵌め込みました。 底板が削っている間にかなり薄くなってしまったので、 木目方向に割れやしないかと心配でしたが、この嵌め方なら強度も十分です。 あれっ?Σ(゚Д゚|||) 板を木取る際、間違っておかしな所に罫線を引いてしまったぞ。(汗) 側板にはめたら隠れて見えなくなる・・・・・。 仕方ないので、必要も無いのにもう一本、反対側に毛引いて誤魔化しました。 ファッション、ファッション!元々こういうデザインだったのさ! ・・・・・って顔しておこ・・・・・。(笑) そして出来上がりはこうなりました。 蓋、本体、刃受けの三点仕様で、刃受けは接着はしていません。 必要があれば接着するも良し、気に入らなければ別な物に取り替えるも良しと、 今の時点ではそういう程度に考えています。 一月一日に紹介した豊廣が収まりました。 なんかこうなったらもう使う気力が無くなるかも? このまま資料用でイイや、みたいな。 いやいや、そんなことでは故佐野勝二さんに、 「鉋は切れ味が全てだ。棺桶(桐箱)に入ったらお終いだ」 って言われてしまいそうですね。 でもまだまだ荒台の乾燥に時間がかかるので、当分は待機です。 もともと鋼がもう残り少ないし、保管中に刃を欠けさせたら勿体無い。 そんなむき出しのアブナイ刃がまだ何丁かあるので、 もう幾つか箱を作った方が良いかもですね。
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こんばんは。 ブログ復活とか言ってたくせに、忙しくて全然ブログに手が回りません。(汗) ネタは山済みなんですが・・・・・。 ここ最近、狛犬さんよりお預かり中の奥殿の巣板砥石、厚みが不揃いなのと、 裏のヌケがあることによる座りの悪さが気になっていたので、台を作ってみました。 狛犬さんも私も、台を掘り込むやり方は気が乗らないということで意見が一致、 そこで逆に低い部分を底上げする、「Alces流持ち上げ式」で拵えました。 通常の砥石台に、砥石の裏面の凹凸に合わせた板を貼り付け、 その上にさらに砥石を貼り付けるわけです。 一般的には掘り込み式は、包丁などを研ぐ場合には砥石に埋まった部分が使えず、 厚みの内いくらかが無駄になってしまう嫌いがありますが、持ち上げ式の場合、 砥石全体が台の外に出ていますので、最後まで使いきれるメリットがあります。 貼り付けてみました。 う〜ん、ちょっと位置がずれちゃったな。 でも水平機を用いた簡易の検査では砥面に傾きは無いようで、実用はOKです。 ご覧のとおり片側は厚みが少なく、それを間に挟みこんだ板が持ち上げています。 板の接着には続飯を使いましたが、続飯の水分でこの薄い板が反ってしまい、 部分的には瞬間接着剤も使わざるをえなくなってしまいました。 本当は初めから瞬間接着剤でいったほうが良かったな〜・・・・・。 使った杉材は節だらけでしたが、今回はたまたま模様が良く、 比較的綺麗に仕上がりました。 裏面は一分ほど掘り込んでいます。 ヒビや節には十分にニスを塗りましたので、水を吸って反ることは無いでしょう。 浅草橋の森平さんで聞いた話では、初心者さんが台作りに挑戦する際に、 台を生木で作ったせいで台が反り、せっかくの砥石が割れてしまうことが よくあるそうです。 砥石が刃物を切れ味を支える縁の下の力持ちなら、台はその砥石を下から支える、 もう一つの縁の下の力持ちといえる肝心な部分ですから、台作りは忍耐強く、 木材が乾燥するのを待ってからの作業を心掛けないといけませんね。
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