鉄の表情ぎゃらりー

今年も古物市探索頑張るぞ〜!

研ぎ

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久々の荒研ぎ

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今日は國秀の小鉋の大荒研ぎをしました。

この鉋が帰って来たのは少し前ですが、今日突然始めたのには訳があり、

この鉋の荒研ぎで出る鉄粉を利用したいと思ったのです。


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/33863/01/18282301/img_32?1406822712
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これは國秀とは別の古い鉋刃ですが、頭が叩き潰されていたので、

叩き直して修正しましたが、これで黒肌が全部落ちてしまったので、

これを錆び付けするのに使えないかと思ったのです。

結果的には失敗してしまいましたが・・・・・。


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さぁ〜、そこで國秀の荒下ろし!

回転工具で真ん中の地金をスキ落とします!


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/33863/01/18282301/img_34?1406822712


横向きに回転砥石を当てたら何が何だか分からなくなりました。(笑)


この後、刃先をダイヤモンド砥石で引いてしまいますが、

先に中スキをしておいた方が鎬面が広い状態で作業できるので、

順番としては先に中スキが良いかな〜と。

しかしやってみると案外そう違いは無かったです。(笑)


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/33863/01/18282301/img_35?1406822712


ダイヤで刃を引きました。

結構ガリガリ落としました。


どうやら刃が片減りを起こしていたので、その修正も。

しかし何で方減り?と疑問に思い、台を見てみたところ、

案の定台も方減りをしていた・・・・・。

つまり片減りした台に合わせて鉋刃も研いでいたというコトかな?

時々そういうクセが出てしまうけど、台も刃も一緒に狂われると、

肉眼では気が付き難くて厄介ですね。


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地金については三茶屋の「相談室」で教わった方法を試みました。

砥石で砥ぐのではなく、足で押さえながら鑢で擦り落としています。

確かに早いですね、この方法。


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おかげであっという間にこんなに丈が縮まりましたよ〜。(笑)


しかしここまで作業して気付きましたが、

どうやらクラックが見た目より深く入っているようです。


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/33863/01/18282301/img_37?1406822712


こんな感じです。

幸い致命的な深さではないので、今日と同じ位研ぎ減らせば、

完全にクラックも消え裏出し出来そうです。


それにしてもこのクラック、普通の裏出しでやらかすヤツと違って、

衝撃が裏側から入っている・・・・・?
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ここのところ数日に渡って鉋を研いでいますが、ダメです。


肩の力は抜けるものの、どうしても手が決まらなくて、

納得のいく仕上がりが得られません。


この鉋は昭和の東京鉋天仙寿。

山崎春吉さんの作だと思います。

青紙一号の鉋で、果たして桐材に対してどこまで切れてくれるか、

これまで試していなかったので実験のため調整しました。


研いでいたのはもう一枚。


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これは秘密兵器二号の寸六鉋。

徳川末期から明治初期の作品で、使用鋼は玉鋼です。


桐材との相性のことを言うなら本当はコレが一番。

他の鉋は普段中仕込までで、最後はこの秘密兵器2号か1号ですが、

玉鋼の作品だけに、良い刃を付けるのが大変な鉋でもあり、

実用としてはかなり厳しい部類の刃味だと思います。


今回は実用のことだけ考えて研いだので、見た目も汚い仕上がりですが、

とりあえず鋭い刃は付いていそうです。


しっかし、こんな調子で上手く削れるかなぁ?
https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/680602/68/25940668/img_10?1394275336


今朝の記事の鉞、荒研ぎである程度鎬面を整えてはありましたが、

一度刃を引いたりもしていましたし、刃を付け直す一からのスタートです。


それにしても荒研ぎの段階で、よく見ると端の方に面白い模様の錆が。

ヤフオクで1000円というお買い得価格だったのに誰にも入札されず、

ずっと再出品を繰り返されていた鉞ですので、もし地金がシマシマならOK♪

この際極軟鉄でも研いで楽しい物なら上等とし、日本鉄地や、玉鋼製なら

飛び上がって喜ぶ超めっけモンと思っていました。


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刃を砥ぐ前に、まずはヒツ穴の面取り研磨からです。

ここがスムーズに入って行かないようでは話になりませんので。


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この時点でヒツ穴周りも良く調べておきます。

どうやら胴体の上に鋼が鍛接してあります。


本当に鋼が付いているのかは微妙ですが、もし付いているタイプなら、

その手の作りは大分時代が下った頃の造りだと教えて頂きました。


ただしヒツ穴の造り方を見ると、地金を伸ばして巻いた造りです。

後にスプリングハンマーが普及してからはヒツ穴型の槌をあてがい、

ハンマーの力で穴を開ける方法が普及したことを考えると、

この鉞は恐らく明治頃〜戦前頃までの作品ではないかと思いますが、どうでしょう?


それと産地もどの辺りなのか、三軒茶屋で見て頂きましたが、

「う〜ん・・・・・、土佐かな?」

―と、どうもハッキリしないようです。

作り自体は比較的悪くないようで、質は良いようです。


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ある程度金剛砥で鎬面の形を作り、ダイヤモンド砥石で鎬面の傷を落としました。


ここまでの道のりが随分長く、鋼も地金も極軟鉄といいとこ勝負の硬さで、

ちょっとやそっとはでは刃が減らず欠けもなかなか落ちません。

おまけに刃を引いて潰してあるから大丈夫だろうと油断し指を切って、

これでまた作業再開まで何日か掛かったり、短気な私には落ち着かず大変。


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鎬面を作ってみるとサッパリしたいい表情です。

そして初めはただの錆び穴だろうと思っていた物が、

研ぎ進めるとどうやら和鉄特有の巣穴らしいと判りました。


こうなると期待が膨らみます。

そして―、


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黒幕#220→黒幕#1000→備水砥→青砥→中名倉→コマ名倉と研ぎ進めると、

こんな表情になりました。


こりゃ和鉄ですねぇ、うん。

まだ良く判りませんが、サイコー!


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しかし反対側は和鉄特有のヒビのような物はありますが、巣という巣が殆ど無い。

これも和鉄?って首を傾げてしまいますが、どうやら聞くところよると、

こんな感じの殆ど巣穴が無い和鉄もときどきあるそうです。


それにしても気になるのは地金よりむしろ鋼の方で、左右両面に、

玉鋼特有の鍛え傷とも現代鋼にある鋼肌の荒れとも見える傷が見えます。


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期待あり不安ありのハラハラドキドキ。

研ぎ上げてみると何だかカッコ良くなりました。


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この様子だと、地金は確実に和鉄地でしょうね。

面白いことに巣だらけの和鉄と鋼の間に、巣の殆ど無い締まった和鉄が確認でき、

二種類の地金を重ね合わせた二層構造の地金らしいことが分かりました。

鉞などは重量が肝心ですから、製作者の手持ちの和鉄が減ってきた大正・昭和頃、

複数の和鉄を寄せ集めて重量を増やしたのでしょうか。


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写真の丁度真ん中辺り、鋼に鍛接線と同じ向きの傷があるのが見えるでしょうか?


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ちょっとずらして見ると左の方にも傷らしき物や、

地金近くにクモが出ているのが確認できます。


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光の当て方を変えると刃の中に何か模様が見えるような?


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この辺りにも若干クモが付いているのが見える。

玉鋼製と言われればそれらしいですが、教わってきたことによると、

「現代鋼でも模様らしい物が見える物もあり、製造過程において傷も生じ得るので、

造りなど姿格好も考えると玉鋼製と断言はし難くい。

ただし明治以降でも玉鋼や日本鉄を多少ストックしていた鍛冶屋さんもいたので、

玉鋼性の可能性も十分にある」そうです。


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できるだけ地金と鋼の様子の分かる写真を撮ろうと頑張ってみました。


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思いっきり暗くして見ると、鋼の傷やクモがはっきりと分かりますね。


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写真中央、やや右側の鋼に傷があります。


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この辺りの鋼はそれなりに沸のような物が見えるように思いますが、

どうでしょうか?


反対側の刃は殆ど無地に近い和鉄地、この辺りは鍛接線に沿うようにって感じ。

独特な表情を醸しています。


そういえば反対側のクモが大きく出ている辺り、中研ぎの際に、

鋼の錆び方が模様のように出てきたっけ?

もう一度試してみて、それでハッキリ模様が分かるようでしたら、

玉鋼製と判断して間違い無いと思います。

現代鋼で模様のような物が現れる場合は炭素量のバラツキによるものではなく、

繊維自体の方向性が一律なのが模様のように見えるだけなはずなので、

そこのところで違いが分かるかもしれません。

今度機会を見つけて試してみます。
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ぶっちゃけ、 ちっとも捗っていません。


研ぎ易く、砥石に当てれば黒々と鉄粉がでる包丁なんですが、

なぜかその割りに減らないんです。

不思議ですね・・・・・。


今はクラックが刃先の欠けとなって現れたところです。

これさえ研ぎ落とせば先が見えるのだけど・・・・・。
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こんばんは、暫くです。

最近までパソコンも私自身も夏バテでのびていましたが、

復活早々オランダ人に砥石について質問を頂き、脳もビジー状態に。(笑)


お預かりしていた鉋はお盆直前に完成し、依頼主さんにお返ししました。

上の写真はその時に撮ったもの。

少し裏出しの疵が残っているけど、まぁ実用だし、気にしない気にしない。(笑)


今回は裏出しのやり方について幾らか質問を頂いていたりもしたので、

字幕付き動画作りに挑戦してみました♪

基本的に初めての方向けと考え構成してみましたが、良ければ見てみてください。



↑こちらは荒下し編です。


↑こちらが裏出しの動画です。

まだ少し字幕の表示に粗がありますが、その辺はご容赦願います。(汗)


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結局裏刃はこれ位に裏出ししました。


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/68/91/new_alces/folder/33863/img_33863_18282301_12?1314981522


約1.5ミリ程度です。


イメージ 3


何とか糸裏を崩さず研ぎ終えることができました。


今はまだ体力が回復しきっていませんが、秋も深まり涼しくなったら

他の依頼もお受けできると思います。

以前、自分のも・・・という有難いお声もちらっとありましたが、

勉強させていただく機会があれば、もし宜しければ声をかけてみて下さい。(^^)

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