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今日裏押しを済ませたので、一応最終仕上げまで試みて見ました。 と言っても仮仕上げ位に、・・・・・ですが。 しかし二枚の鉋刃の内どちらも完全には満足がいかず、妥協するかやり直すかで悩んでいます。 まず地も出て潤いのような艶も帯びたところまでは不満は無いのですが、「重族」は研ぎあがりから水分を拭き取るまでにもたついてしまい、裏に少し錆が出始めてしまっているのと、「是信」は地の仕上がりだけ見ていれば綺麗ですが、顕微鏡で覗いて見たところ極小さな刃欠けがちらほら目に付きます。 どちらも切れ味は実用位なら問題なさそうですが、どうも納得がいきません。 おまけに今日は光源が悪くて、写真も上手く撮れず地の詰み方などが見難いですね・・・・・。 手に持って眺めている分には問題ないのですがねぇ・・・・・。 頑張って撮影してみましたが、せいぜいがこんな程度でした。↓ 「重族」の写り具合は「是信」よりも更に不満〜!>< なんか、絶対に納得ができない、っていうか近い内にやり直す公算が大ですっ!
また奮闘してきます。 |
研ぎ
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色々な物の研ぎや、研ぎ方についてのコーナー。
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昨日は黒名倉(?)までのところから、合砥石に工程を進めました。 若干裏の平面精度に問題を感じたので、もう一度金盤を引っ張り出してきて水だけで裏押しをしようと思いますが、一足先に仕上げ砥の吟味をしてみました。 とりあえず、合砥の一番手は丸尾山の天井戸前層の石です。 これが無くては仕上げが仕上げになりません。 研磨力は強烈で、最終仕上げの一歩手前に使う用途や、鑿の研ぎ、その他ありとあらゆる刃物を時間が無く短時間で仕上げたいときには非常に有効な一枚です。 次は、嵯峨、大平、奥乃門あたりの産の白巣板です。 たぶん大平の敷巣板ではないでしょうか。 少し柔らかいので、奥乃門ではないような気がします・・・・・。 これも素晴らしい研磨力で、当たる筋さえ避けて研げば最終仕上げにはやや物足りないものの、刃先の傷が綺麗サッパリ消え鋼がぼやっと曇る良い石です。 調子が良いと雑味が極めて少なく、刀剣研磨の刃引きにも使える位の石ですが、残念ながら今は巣の層に差し掛かっており、石粒(砥石用語でブツと読む)や雑味が多くなっているので、途中繋ぎに用途を限定して使っています。 この時点では刃は霞んだように曇っていますが、普段使いには問題ない程度の刃が付いていますので、この状態を基準に仕上げ砥を選んでいきます。 一枚一枚紹介するにはちょっと多いので写真は載せませんが、使ってみたのは、中山産合砥石の黄板と浅黄、巣板、大突産の合砥と巣板、菖蒲谷産合砥石の色物、奥殿産巣板。 ・・・・・と、手持ちの硬口は全て試してみました。 結果は厳しいことに、中山の浅黄か反対の面の巣板が明らかに他より良い仕上がりで、これは多少の苦労は避けられない仕上げ作業になりそうです。 もう一度金盤で裏押しをしてから大突の巣板で刃先を鋭利にし、最後に中山の巣板で整える感じでしょうね。
また仕上げてみたら掲載してみます。 |
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お預かりしている鉋刃、ようやく下地研ぎが終わりました。 やはり昨日紹介したこの↓中砥石が役に立ちます。 さすがにツヤツヤに仕上がりますね〜。 この黒名倉(?)はきわめて仕上げ砥石に近い中砥ですから、たぶん極硬口の青砥と似た仕上がりでしょうか? 私の場合この砥石を使う段階で、鉋刃が砥石に立つ位には真っ直ぐに研いでおきます。 合砥に移ってからは刃先を鋭くする事のみを考えますから、平面精度の高い刃を付けるのはそれまでに済ましておかなくてはいませんからね。 まずは寸六の「重族」の仕上がり具合です。 ↑これが青砥で研いだ時点での仕上がり。 もう一枚の鉋刃と比べると、地金が全体的に小板目で伏されぎみなのですが、大粒の粗い沸が刃近くにつき、部分的には炭素の多い部分が筋状に流れているので、こういう地金は丸尾山のアイサ層などが最終仕上げの相性が良いことが多いです。 硬い石で研いでいるのに地金が伏されぎみになってしまうのは、地金が柔らかく研ぎ易い物だからでしょう。 しかし鋼が鉋刃としてはかなり厚い方で(オマケに凄く硬い)、全体的にはけっして研ぎ易い鉋刃ではありません。 今度は二寸の「是信」です。(ただし7,5cm、実寸サイズですけど) ↑これが青砥で研いだ時点での仕上がり。 以前研いだ寸八の「是信」の鋼はかなり硬く、その代わりに地金はそこそこ柔らかい物で全体としては研ぎ易い方だと思いました。 今回の二寸鉋刃は鋼が前回より薄いので、「更に研ぎ易いかな?」と予想していたのですが、以外にも地金の方が前回より硬いらしく、全体的な研ぎ易さはあまり変わらない物でした。 しかし地金が硬くなったので、硬い砥石で研ぎ揚げた際の艶は前より上がり気味ですね。 艶と相まって、墨を流したような地模様は、上々の美しい物だと感じました。 ただし、調子に乗って硬い石ばかり使っていると鋼まで完全な鏡面になり、鋼は(やや)白く、地金は黒くの私の美学からは遠のいてしまいますので、最後の仕上げ砥石だけは慎重に選ばないといけないようです。 もちろん、鋼がちょっと黒くなっても全体的な調和が取れていれば問題ありませんけどね。 内曇・地砥位の硬さではこの地金は起きず勿体なので、程よい硬口の菖蒲谷産合砥か中山産の黄板、若しくは大突の合砥あたり、あるいは思い切って中山の浅黄を使う手もあるかもしれません。
もう少し悩んでみます。(笑) |
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先日お預かりした浅黄の石質調査です。 まずは三河の白名倉、アツ(中名倉)で研ぎ汁出し。 う〜ん、一応下りるには下りているけど、かなり長いこと研ぎ続けてこれくらいだし、引け傷が結構ある。 大体、地金を引かないよう、緩和策として名倉を使っているのに、この目的は全然果たせていない。 不合格ですね。 ちなみにアツは、白名倉の使える層の9層の中で比較的キメが荒い方の石で、白名倉の中ではこの浅黄の研ぎ汁出しに最も適任と言えます。 キメが細かい方の名倉、たとえばコマなんぞを使おうものなら、この浅黄のように地肌が細かい石はキメ細かい石で磨る事で目が詰んでしまい、むしろ下りが鈍り逆効果になります。 次は取って置きの人造砥石、これを名倉使いしてみます。 今度はモリモリと快調に下りました。 ・・・・・が、結局引け傷は消えません。 さらに名倉使いした人造砥石の粒子はこの浅黄には荒過ぎたらしく、研ぎが戻ってしまっています。 これではまるで意味が無いですね。 行けるかな?と思ったのですが、無念。 最後は定番とも言えるダイヤモンド砥石での目立て&研ぎ汁出し。 ただしダイヤモンド砥石の番手は荒目の180#を使います。 これは下りも問題無いレベルで、目を荒らし刃物に当たる表面積が減ったからか、地金も他の方法よりは引きにくいです。 研ぎ汁のノリもスムーズだし。 しかし、やっぱり最後はダイヤモンド砥石に行き着くのね・・・・・。チーン でもこの方法ですら引け傷が消えないので、実験を繰り返した結果、この浅黄は「ハズレ石」と判定しました。 これで引け傷さえ入らなければ良い石なのですが、残念ですね。 裏押しならいけるのですが・・・・・。 砥石用語についてはこちら↓を参考にしてみてください。 |
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今日はいつもよりは研ぎが忙しい一日でした。 久々にちょっとやる気が出たので、お預かりしている清弘の包丁を研ぎ進め、中名倉まで研ぎを進めました。 朽ち落ちが痛ましいですし、鎬から峰の側、つまり「平」の部分ですね、そこの引け傷がいまいち抜けません。 砥石が割れて台に無理やりくっ付けているせいで、割れたところから大きな欠片の粒子が出てくるせいだと思いますが、これまで頼りにしていた石が使えなくなったのは痛いです。 まぁ、とりあえず鎬から刃の側、「切刃」の方はちゃんと傷なく仕上げることができたので、次はコマで中名倉の目を抜き次に内曇で下地研ぎは終わりです。 コマも内曇も好きな工程ですから楽しみです。 夕方以降になってからは台所のお掃除をしました。 シンクの中も脇の台の方もモノと汚れだらけで研ぎ作業ができなかったので・・・・・。 が、脇の台の方は長らく手入れされていなかったので、錆が出ていました。 よってそっちも研ぎ(?)ました。 シャプトンの5000#の研ぎ汁をウェスに付けてゴシゴシ、ゴシゴシ・・・・・。 最近は裁縫針にバスタブにと、ワケの分からんものまで研がなくてはいけなくて参ります。@@ 限度は精々ピンセット位にして欲しいです・・・・・。 お掃除が終わってからは念願の刀剣研磨。 これも割れてしまった石を使っていたので、なかなか引き傷が取れず(というかむしろ増えてるかも・・・・・泣)、業を煮やしてなんと金板(!)を引っ張り出してきてしまいました。 通常刀剣研磨では金板などという物はありえない物ですが、この剣は刀剣には珍しく片刃刃物なので、次の研磨で研ぎ目を消せる条件がそろえば問題は無い理屈です。 次の工程はコマ、さすがにコマの研磨力なら問題ないでしょうね。(o^ー)y 今日は研磨中に指を怪我したので、この辺で寝ます。
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