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お早うございます。 先日の木曜日はBOO!さんに案内してもらい、北千住に。 東京鉋鍛冶の神田も作さんの工房を見学させて頂きました。 せっかくの機会ですので仕事風景を撮影させて頂きましたが、カメラのバッテリーが液漏れしかけで膨張しているのしかなくて、すぐLow Batteryが表示されるありさま・・・・・。 仕方ないのでバッテリーを温存しつつ撮影していましたが、そのせいで撮影できたシーンはコマギレ状になってしまいました。 しかしバッテリーの温存だなんて、後から思えば杞憂だったかもしれません。 なにせとても手際が良く、鍛接、火造りだけで、ざっと20分程度で作業が終わってしまったからです。 鍛接などの作業は鉄をかなり高温にしないといけないので、鋼から炭素が燃えて目減りしやすい工程です。 それゆえ、この工程での手際の良さは鍛冶技術の熟練程度の一つの目安にもなるようです。 切れ味で定評のあった東京鑿鍛冶の清忠さんも、左市弘さんにマジ顔で「清忠さんは火造りが上手い」と評されていたことは有名ですね。 技術的に考えると、鍛接だけは鍛接不良を起こさないように温度を上げますが、その後の工程は炭素量を減らさないよう可能な限り低温で鍛造するのが、最も鋼を大事にした理想的な火造りなようです。 この作業が終わったあたりでも作さんのお宅に上がらせて頂き、写真の素晴らしい地金装飾の鉋や、六寸の迫力ある大鉋を見せて頂きつつお茶とお昼を済ませ、昼下がり頃においとまして来ました。 この日はも作さんにお土産まで頂いて、感謝感謝の一日でした。 ところで、話し変わって今日はフリマのある日です。
最近あらいの錐とか、ちょこちょこと掘り出し物に当たりはしますが、ビックリするような大当たりにはトンと縁がありません。 ここいらでまた一つ、何か良い出会いがあるとイイな〜! |
お散歩・お出かけ
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どうもこんばんは。 ここのところこのカテゴリ、フリマの収穫品ばかりでしたので、今日はちょっと毛色の違う話にします。 以前お台場を散策中に砂鉄を見つけて以来、時々砂鉄を持ち帰っては選別を繰り返し、かなり純度の高い砂鉄をストックしてきました。 写真のようにそこそこの量が集まって、もう1kg強はいったかな? でもまぁ選別も大変なので、とりあえずここ最近は熱も冷めていたんです。 ―と先日、いつものごとく相談室に行った際、 「そういえばアルちゃん、砂鉄要る?」 Alces「え?」 「九州の友達に貰ったんだけど、使わないから、良かったらあげるよ」 ってことで、新たに九州の砂鉄を入手してしまったのです。(笑) これが九州の砂鉄です。 これには久々に好奇心が出てきましたねぇ〜。(笑) 海岸でザッと磁石で集め、そのままの状態なのだそうです。 砂鉄以外の不純物も多そうなので、慎重に砂やゴミなどを取り除いていかなくてはいけません。 しかし何と言っても九州の砂鉄です! 九州は古くから刀剣や鋳物などの産地で、高品質な名品を数多く生み出してきました。 一例を井塚政義著、「和鉄の文化―その系譜・美・技術の魅力−」より挙げると、芦屋などが茶釜の名産地としてかつて大いに栄えたとあります。 これは内陸部の山々が花崗岩からなるから成る事にその鍵がありました。 花崗岩は酸化鉄や酸化ケイ素などから成る成分で構成されますが、これが長い年月を経て川の流れによって砕かれて微細化し、川の下流部に含まれていた酸化鉄が砂鉄して蓄積したのです。 これが質の高い砂鉄で、良質の鉄が作られたといいます。 また鉄分以外の成分も砂鉄同様に下流部に蓄積し、この砂が良質だったため炉を作る際に好んで用いられたそうです。 当然、砂鉄を沸して良質の和鉄・玉鋼を得るには、砂鉄の純度だけでなくそれを熱する炉もまた良質の砂で作らなくてはならず、古来より製鉄はタタラ炉の質についても厳しく吟味されました。 さらに、砂鉄を運んでくれる川は木材を上流部から運搬するのにも好都合であり、砂鉄を精製するのに必要な燃料にも事欠くことが無かったようです。 ―と今回は茶釜で有名な芦屋を例に採ってみましたが、これ以外にも九州各地で名刀が生まれた歴史を振り返ると、いかに九州が地質学的に理想的な素材の産地であったかが分かりますね。 私が採取したお台場の砂鉄と並べて見ました。 今はまだお台場の砂鉄の方が黒々として、いかにも純度が高そうですね。 しかし関東の海際で取れる砂鉄、例えば千葉県房総で採取された砂鉄の化学分析では、チタン分のような不純物が出雲などの砂鉄よりも多いためタタラでは歩留まりが悪く、製鉄素材としての評価は出雲やその他の名産地の品よりは劣るとのことです。 九州の砂鉄を拡大して見てみました。 肉眼で確認できる大きさの鈍く光るビーズ玉のような物が確認できますが、恐らくこれは大粒の砂鉄でしょう。 これと比べるとお台場の砂鉄は丸い粒のような物は無く、まるで黒曜石のように黒い光沢があり、ゴツゴツとした外見です。 そのため他の砂鉄よりも黒味が強いような印象です。 九州の砂鉄は選別後どんな雰囲気の物になるか、楽しみですね。(笑)
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一見すると何でもないような、住宅街の小さな金物屋さん。 でもここは何人かに「一度行ってみるといいよ」と勧められた店で、千代鶴是秀の作品を複数お持ちなんです。 そして何よりスゴイのは、それらを「見せて頂いても良いでしょうか?」と訪ねると、「あぁ、イイですよ」と、惜しむこともなく棚から出して見せてくれるという事! どうせこのカメラでは良い写真なんて取れませんので、あえて撮りませんでしたが、是秀の手切り銘の作品を手にとって見ることが出来ました。 このお店は少々変わっていて、世間の風評に乗っかることなく、問屋間での評価と、自分で使ってみた印象を総合して、作品の評価を下しています。 鉋については、 「千代鶴是秀は作りは綺麗だけどね、使ってイイかどうかはまた別なんだよね」 「石堂も当たり外れあるし・・・・・(碓氷)健吾は良く切れるよ」 鑿なら市弘や清忠も評価しつつも、龍心斎系の孝弘や、自社ブランドの宗孝などがお勧めなようです。 都内には探せば他にも是秀の作品をご所蔵のお店はあるかもしれませんが、実物を手にとって見せて頂ける所は少ないのでしょうか。
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こんばんは。 先日、五島美術館の招待券を「よければどうぞ」と頂いたので、 現在やっている「存星」なる企画を見てきました。 おかげ様で精密な技巧を堪能して来れ、今日は充実した一日になりました。 感謝感謝です。 ―で、今日はその後いつものように相談室へ行って来て更に充実し、 今日はもう疲れたので寝ます。 本当は書かなければならないメールもあるし、頂いたコメントものまま。 また大変有難いことに、現在ゆうけんさんのブログにて、 私の製作物を取り上げて頂いている最中ですが、 皆様へのお返事はまた明日にさせて頂きます。 スミマセン。 今日のオマケ画像、眼下には大井町線が走っています。 たまたま言葉を交わした地元の方曰く、ここは富士見橋というそうで、 その名の通り・・・・・、 遠くには富士山が見える、絶交のスポットです。 惜しいことに現在は高層ビルが建つわ、クレーンが目障りだわですが、 もうじきクレーンは無くなるそうな。 今日は久しぶりに夕焼けの富士を拝めました。
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近所でこんなのが落ちていました。 白くて丸いのはご存知銀杏ですが、ドングリのようなのは椎の実。 今では知っている人も少なくなったでしょうか。 私の子供の頃は別に特別野生児でなくても、子供のおやつでしたね。 これ見て超懐かしかったです。 話変わってゆうけんさよりお借りしている剃刀ですが、敷内曇に当てました。 敷内曇との相性は良いようで、私には極細かい刃付けは難しいものの、 他の砥石との相性が悪かった場合、この石でリセットすると良いようです。 敷内曇の特徴として、刃物の親和性が優れている点が挙げられますが、 私の普段使いの木工具だけでなく、剃刀にも相性が良いようで、 やはり万能選手なようですね。 しかし今回は写真写りにまた泣かされました。 本当は地金だけでなく、鋼の模様も綺麗に現れていたんだけどなぁ・・・・・。
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