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こんにちは、最近すっかり暑くなってきて、梅雨がすごそこまで来ているような気分です。 今日の写真はありふれたシャプトンの人造砥石ですが、良く見ると「あれ?」と気付くことがありますね。(笑) そう、プリントが左右逆なんです。 私の場合これまでシャプトンの黒幕#1000が自分の研ぎと相性が良く、これまでに6〜7枚は使い潰してきたはずですが、磨耗し薄くなった砥石は厚みの残りが5mmを切った辺りで強度が不足気味になり、刃物をを当てることによる加圧で砥石自体がたわんだり、もっと悪いと割れてしまったりすることが多いです。 特にシャプトンの砥石は元々の厚みが薄いので、強度不足が問題になる頻度は通常の砥石よりも高いと考えて良いでしょう。 そこでその問題点を克服するために台に貼り付けるとか、あるいは私のように同じ砥石を複数購入し何枚か貼り付け、二丁掛けであるとか三丁掛けにして使うといったやり方は、この砥石の扱いに関してはワリと普通の方法であるようです。 「こうやって使ってるよ〜」と言えば、「あ、うんうん、おれもー」とお仲間が見つかることも珍しくありません。 台に貼り付けるのではなく、このように砥石自体を量増しして使うことのメリットとしては、ごく普通の木製の砥石台よりも重量の増加分が大きいので、砥石がドシッと安定しやすいと言うことがあります。 もちろん、二丁掛けなどにしたうえで、さらに砥石台に乗せるのも良い方法でしょう。 そしてこれらのような方法を採り砥石を最後まで使いきれるように工夫すれば、ある時写真のように裏面にプリントされた文字が透けて見えるところまで達するわけです。 この黒幕の#1000は人造砥石の中でも特に研削力が強いので、割れてしまったらそれはそれでベタ裏になってしまった刃物の裏スキ修正などにも使えるのですが、それでも裏スキ修正用の砥石の欠片なんてそんなに沢山必要になるわけでもありませんので、できればやはり最後まで刃物研ぎに使いたいですね。 ところで今回使ったこの黒幕、巷で品質が落ちたと囁かれるある時期以降の品で、噂どおり砥石の硬さが以前までの同じ品と比べてハッキリ柔かくなっていました。 そのため今回のは消耗が激しく、これまでのよりも寿命が短かったです。 メーカー曰く砥石台を兼ねる―とかいう砥石のケースも、以前までの透明感のあったオレンジクリアーのケースではなく、透明ではないただのオレンジのケースに入れられていたので、明らかに以前までの物とは生産の段階で全く別物になってしまったと推測されます。 これは長年愛用してきた1ユーザーとしては大変残念なことですが、丁度いいタイミングで尚さんが研磨力重視の新しい人造砥石を開発して下さったので、今後主力は研承シリーズに移行してゆくのが良いかもしれません。
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人造砥石
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以前、上赤沢砥石を切断しのぶさんと半分ずつ分け合った際に頂いた砥石です。 のぶさん有り難うございます。 もう既に2〜3度ほど角を落としているので、それなりに使い込んでいると言っても良いと思います。 聞いたところによると出所は広尾の今西砥石さんだそうで、全くの正体不明―といかにも今西さんらしい品です。(笑) 今西砥石さん、店内の棚と奥の在庫には天然・人造どちらも、昭和以前の驚くほど古い品が眠っていて、今はもう亡くなられたおじいちゃんですら何なのか分からない、そんな得体の知れない砥石がチラホラと出てきます。 しかし訪れる客も強かで、時には良く分からないスタンプが押された真っ白い砥石を見て、「おっ、梅鶴の砥石だ〜!」と喜んでまとめ買いしていく客もいるそうで、どうやらコレも私の古物探しに似た当たり外れのある分野のようです。 この砥石ですが、いかにも古い品らしく、現代の最先端を行くシャプトンのような硬さや研磨力は無いけど、しかしキングよりはやや硬めで平面保持力もやや優るという、扱いやすさが特に優れた砥石です。 現代の砥石はシャプトン黒幕シリーズの紫とか、同社の硝子とか、スエヒロの極妙とか、一分の性能を極限まで求めた結果、値段とか扱いやすさとか、何かの部分を犠牲にしている物が当たり前になってきていて、また使用者もそれを当たり前と考え、自分の使用条件に合った砥石を幅広い選択肢から選ぶのが、砥石選びの当たり前なスタイルになりつつありますが、正直言って万人受けしそうな砥石はというと、むしろ昔より少なくなってきているのでは?と思うことがあります。 この砥石はシャプトンのような際立った特徴があるわけでもない。 硬さもキングよりちょっと硬めといったところで、ごく一般的です。 しかし私はこの「ごく一般的」というのも、使い方とコストパフォーマンス次第では非常に使いでが良い、一つの良さになり得る特徴だと思います。 例えば硬さや平面保持力がフツーということは、何か最近の風潮では性能が低い事のように思われて、硬い砥石こそが高性能であるというような、本来は一つの好みでしかないことが、あたかも砥石に求められる理想でであるかのように考えられている人が多いと思います。 ただ、確かに柔かい砥石はそれだけ平面が崩れやすくはなるけど、その分砥面直しが楽になるといったメリットもあり、刃物を当ててはこまめに砥面直しをする使い方では、むしろニューケントのような際立った硬さの砥石は使い難くなる場合もありうるわけです。 私は鎬面が平面の鑿や鉋を、ニューケントのような平面維持力の優れた砥石で砥ぐのは理に適っているとは思いますが、大きく反りの付いている刀剣類を相手に、砥面をカマボコ型に成形して用いるのは、正直言って御免こうむります。(笑) 刀剣類のようになだらなカーブを画いている刃物相手に、刀剣研磨で一般的なカマボコ型ので研いでいく場合、多少柔かめの砥石の方が砥石の当たりが良く、逆に硬い砥石では砥石に弾かれている感じがして馴染みが悪く、むしろ精度を損ねたりヒケ傷が入るということは何度も経験しました。 そういう例はちょっと極端かもしれませんが、他にも鎬面が平面の刃物でも、この写真の砥石は刃角度の修整など、刃先に極端に圧力が掛かり砥面が歪みやすい作業では、平面修正の楽な特徴が大変便利になります。 そりゃぁね、シャプトンでも同じ作業をこなすことはできるし、ダイヤで平面修正をするのであれば確かに労力も問題になるほど余計にはかからない。 でも柔かい砥石と同じスピードで黒幕が消耗していったのでは、コストパフォーマンスは最低最悪です。 とてもやる気にはならない。 ですので、私はそういう作業ではこれまでキングを使っていましたが、この砥石はキングを一回り強化したような性能の砥石ですので、今は修正作業の主力として使っています。 昔の天然中砥石なんかもそうなんですが、研磨力が今の人造砥石よりは明らかに低いために、近代的な合理性から外れた物として扱われるけど、+@的な良さは色々とあって、性能的にどこかフトコロの広いような印象の砥石が少なくない気がします。 そういうのの中で使いでが良いと感じる砥石こそ、私は無意識に手に取っていつも使いたくなるような砥石なんです。
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こんばんは。 今度は同ブランドの#1000を頂く機会に恵まれました。 それも三丁も。 三点擦りを試して御覧なさいとのことです。 いや〜!有り難うございます♪<(_ _)> で、早速養生からスタートで、昨日から実戦での運用を始めました。 まずは鉛筆で印付け。 当たらない箇所を探っていきます。 一分程度ダイヤで面を出した時点で、こんな感じになったのもあり、 固体によっては早く面が出ましたが・・・・・。 真ん中が高くなっている固体もあり、面出しに時間がかかることも。 どうやらこの石は焼結後に研磨をした様子は無いので、 焼結の際に部分部分の収縮の具合で、たまたまこうなったまま出荷され、 おかげで興味深い熱の影響を運良く観察できた・・・・・という印象ですが、 どうなんでしょうか。 焼結系の人造砥石では時々こういうことを聞く気がしますね。 この砥石、感触としてはニューケント硬口に結構近い硬さがあり、 私好みの硬さですが、使い始めの面出しには時間がかかります。 ダイヤでも気の長い作業になりそうなので、面の荒れ過ぎを覚悟の上、 金剛砂をばら撒いて共擦りをして面を出しました。 ただこの方法では、未粉砕状態の金剛砂の粒子が砥面に刺さったままで、 そのまま刃物研ぎに使うと、除去しきれなかった金剛砂で傷が付きそう。 一度ダイヤで荒れた面は落としてしまうのが良さそうです。 ダイヤである程度砥面の表面を整えました。 これから三点擦りですが、この結構な硬度から考えても、 直線的な方法で挑んだのでは時間がかかりそうなので、 黒幕#1000の粒子を用いて見ました。 どうやらもうちょっと荒い粒子の方が調子が良さそうかな? まだ試せていないことが多いので、これから一つずつ実験して見ます。 そうそう、そういえば今日は年末の挨拶など、もろもろのついでに、 土田さんに削ろう会の会報を貰って来ました。 複数名、もう理由を知っている方々がいますが・・・・・。 来年までまだ内緒ですよ!(笑)
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先日こまんたれBOO!さんより「使ってみて下さい」と! BOO!さん有り難うございます! 私ったらどうも貧乏性がひどく、中研ぎは刃の黒幕があれば、 特殊鋼や本焼包丁などでも研ぎ下ろせない物は無いし、 ちょっとこだわった研ぎをしたければ頂き物の天然中砥石もあるしと、 最近まで人造砥石については殆ど手を出してこなかったので、 私の人造砥石のレパートリーは大変狭く、これは大変有難いです。 今私が#1000〜#2000辺りの番手で使っているのは黒幕#1000・#2000と、 目を荒らしたり詰ませたりして番手をコントロールできるニューケント、 この二つがメインで、時々キング#1000を使う程度。 しかし、人造中砥石の本領は単に荒研ぎの傷を抜き、 刃先を整え、欠けなどを落とせるか―ということに留まらず、 中研ぎをいかに効率的にできるかというあたりにも意味があり、 人造砥石を使いこなすということは大変重要なのだと最近理解しました。 このシグマパワーの研ぎ感はどんな物かと気になりますが、 どうやらニューケントを少し軟らかくしたような研ぎ心地で、 黒幕ほどではないものの、ニューケントよりは明らかに良く食い付きます。 黒幕は食い付き重視型、ニューケントは硬度や平面制度重視型ですが、 両極端なこれらの丁度中間当りを狙った設定のように感じます。 黒幕とは違い焼き固めたタイプですので、どこまで汚れ易いかは不明ですが、 一応汚れと側面からの水分吸収を抑えるために養生してから使いました。 何度か試した感じですと、時々大きい粒子の脱落があるのか、 地金を引くような現象が起きます。 このような現象は他の方も指摘していることがあるので、 多分私の腕が悪くて―ということではないでしょう。(笑) ただ、ではそういうヒケの入りやすい性質の石なのかというと、 上手に砥ぐと問題無く、地・刃のコントラストが出た仕上がりを見せるので、 肩の力を抜き丁寧に扱うことで性能が引き出せるのでしょう。 結構面白いので、もうちょっと使い込んで研磨力などを調べてみます♪
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ここ最近の私のお気に入りの人造中砥石です。 |

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