|
今日はAlcesどんのちょっとした呟きです。 昨年末、森平さんに頂いた不思議な砥石について・・・・・。 この石の何が不思議かというと、それは色です。 どうやら浅黄のようですが黄板風で緑板にも見え、水を含むと更に土気色も射し、 薄カラスで、おまけに裏面は巣板も混じっているのに、研ぎ感は完全に浅黄。 しかも研ぎも変わっていて、一般的な浅黄はとにかくカチコチで、 研ぎ汁こそ黒くても、あっという間に目が詰んでしまい、 名倉で目を起こさなくては使い物にならない事がほとんどですが、 この石は浅黄の中では少し柔らか目だからか、いつ研いでもモリモリ下ります。 勿論浅黄なので、柔らか目と言っても結構な硬口の部類です。 ごく一般的なタイプの浅黄と並べてみました。 右は中山の浅黄ですが、左の石と比べて見ると青味がかった浅黄色なのが 分かると思いますが、緑板っぽい左もやはり浅黄です。 今度は緑板と並べてみました。 右は奥乃門産と思われる砥石です。 一見似ていますが、やはり少し違うようです。 見れば見るほど不思議な魅力があります。 産地は不明ですが、東の山のどこかではないでしょうか。 皮だけを見ると一見中山のようにも見えますし、色から見ると尾崎にも思えますが、 正確な出所は森平さんにもハッキリとは判らなかったようです。 まぁ、産地などという物は質が良ければどうでも良いわけですが、 昔はこんな石ばかりだったのかと思うと正直驚きます。 珍しい上にとんでもなく実力のある石を頂き、森平さん本当に感謝です。
|
天然砥石
[ リスト | 詳細 ]
各地の天然砥石について、特徴、傾向など。
|
今日は私が登山中に発見した天然砥石です。 上の金剛砥の上に乗っているのがそれですが、 金剛砥の面直しや研ぎ始めに研ぎ汁を出すのに重宝しています。 丁度仕上砥石に使う名倉と同じ用途ですが、 金剛砥の粒子は想像以上に硬度が高いようで、 他の砥石と同じ要領でダイヤモンド砥石を面直しに使うと、 ダイヤがすぐに剥がれ落ち使い物にならなってしまうので、 金剛砥の砥面を直せる程に目が荒い石は有り難いです。 少し研ぎ汁を出してみました。 割合としては金剛砥の研ぎ汁と荒名倉(?)の研ぎ汁は半々位ですね。 研いだ感触は金剛砥の研ぎ汁だけで研ぐより柔らかい感じです。 ・・・・・ところでこの石、発見したのはなんと高尾山! 東京都内なんです。(笑)
|
|
森平さんに頂いた天然砥石の第二段、今度は五十嵐砥です。 森平さんのホームページによると、五十嵐砥は福島県と新潟県の県境、 津川町近辺で採掘されたとのことです。 しかし「五十嵐砥」で検索してみて分ったのですが、 上の地域以外で同名の砥石が採掘されたとの情報が結構出てきます。 まず、「刃物に関する諸材料」内田広顕著(1970,日本刃物工業新聞社)には、 富山県魚津市が産地として載っており、これはもう県のレベルで離れています。 また登山情報のサイトを見てみると、南蒲原郡(現・三条市)下田郷に 光明山という山があるらしく、砥沢から良質の砥石を産出したとのこと。 こちらは県は新潟で森平さんのホームページの情報と一致しますが、 それでも位置がやはり違いそうです。 まぁ、どこから出たにせよ、質が良ければそれで良い訳ですが。(笑) 青緑タイプの五十嵐砥。 同じ物が以前ゆうけんさんのブログで紹介されていました。 私のは白い筋っぽい部分に、時々針気が出るようなので、少しだけ彫っています。 研いでみました。 サラサラですが、食い付きが良いですね〜。 ハイス鋼の鉋を研いだので、ちょっと砥面を感じる研ぎ応えでしたが、 #1000位の人造砥石で目起こし&研ぎ汁出しをして使えば丁度良さそうです。 キメは青砥程細かくはないようですが、力を抜き研ぎ込むと粒子が細かくなるので、 使い方次第では結構細目な仕上りになります。 なんとなく三河の白名倉、中名倉(アツ)と備水砥を、足して二で割った感じかな〜? 研ぎ上がったハイス鋼の鉋です。 写真写りの問題で全体がテカテカに光っていますね・・・・・。 実物は鋼以外は光らず、研ぎ傷が確認できます。 もう一丁、別の寸四の鉋も研いで見ました。 こちらは荒い研ぎ傷が見えますね。 しかしこの傷はごく浅いようで、次に青砥で研げば難なく消えそうな研ぎ傷です。
|
|
月曜日に森平さんにお邪魔した際に頂いた砥石、今日は新内砥についてです♪ 森平さんのブログによると、新内砥は関東の青砥と云われる珍しい砥石で、 茨城県と栃木県の県境で取れた石だとのことです。 面白い模様が砥面に現れていますね。 変わった表情の石です。 厚みは6cm以上ある立派な石です。 軟らかい石質ですので良く減りそうですが、これだけ厚ければ長く楽しめそうです。 こうして横から見ると、一見青砥に似ていますね。 よく見ると微妙に違うようですが、確かに関東の青砥呼ばれるだけあります。(笑) 砥面は柾目の面を使いますが、こんな感じでヒビが・・・・・。 割れ方も青砥似ですか〜。(笑) 今度よ〜くカシューで養生しておかないとネ。 ハイス鋼の小鉋を研いで見ました。 なんとまぁ〜、研ぎ味まで軟らかめの青砥に似ています。(笑) 一部当りが強く出る部分がありますが、サラサラと下りて滑らかです。 キメは青砥よりは荒いようで、備水砥と同じくらいか、少し細かいかという感じ。 思いのほか鋼をよく研磨するので、黒幕1000#の傷を消すのに重宝しそうです。 森平さん、貴重な砥石を頂き有難うございました。<(_ _)> よく養生して大事に使わせて頂きます〜♪
|
|
以前森平さんで釿をお預かりして来た時ですが、尾崎産の合砥石を頂きました。 森平さん、本当に有難うございました!<(_ _)> 大事に使わせていただいております。 綺麗な色物の合砥石です。 黄板系に赤紫混じりですね。 この色らしく硬度はどちらかというと軟らかい方ですが、 硬・軟度で想像するより、目はかなり細かいです。 写真では見えにくいですが、梨地も散見できます。 側面にクラックを発見。 使う前にニスで養生しておきました。 塗らしてみました。 綺麗な発色ですね〜! 以前住んでいたアパートのご近所の方に頂いた菖蒲谷の砥石に良く似ています。 尾崎は東の山で、菖蒲谷などにも近いので表情も似ているのでしょうね。 研ぎ始めるとすぐに研ぎ汁が出てきます。 研ぎ汁の酸化も早いですね。 砥石の色が混じる研ぎ汁ですが、鉋を研ぐと地艶が良く出た仕上がりになりました。 砥面も研ぎ汁もサラサラ・ネットリ♪ 良い研ぎ心地で、なんとなく丸尾山のアイサ層に研ぎ味が似ている気がしました。 良く曇っているのに、どこか鏡面的な艶が全く無いでもない。 地は黒く、刃は白くなりました。 薄削りに挑戦する時など、浅黄のような硬口の石で研いだ後にこの尾崎に当てると、 艶の出る良い削りができそうですね。 森平さんによると、尾崎の石がいくつか倉庫から出てきたとのことです。 確かに森平さんのブログを見てみると何丁か掲載されています。 良く見かける尾崎の石は浅黄っぽい物が多いですが、 森平さんの写真の石は綺麗な石ばかりですね。 既に一丁あっても、食指が動いてしまいます。(笑)
|




