|
今日は機械を使えたので、作業が捗りました。 午前中はまだ機械を使える状態ではなかったので、鋸の目立て、そして午後からこの押金の贅肉を落とす作業に入りました。 荒仕上げが終わった状態です。 まだここからさらに、精度などを詰めていく仕上げの段階が残っていますが、現在までの工程でできるだけ精度を高くしておきます。 ここでの精度の不完全さは、後々作業を進めていくとハッキリ現れてくるので、エクボのような部分には特に気を使います。
|
鉋(かんな)
[ リスト | 詳細 ]
色々な鉋(かんな)を紹介。
最近やっとソコソコの収集品が集まってきました。
最近やっとソコソコの収集品が集まってきました。
|
ここのところ押金の改造で、上手い固定の方法が無かったので、いっそのこと治具を作った方が楽だなと思い、適当な端材で作ってみました。 端材は近くの木工工房で、お外に「ご自由にお持ち下さい」と書かれ積まれていたのを貰って来たんです。 こういう使い方でコッパを活かし切るって、なんかイイですよね♪ あらら、墨がズレちゃった。 書き直したらすごく不恰好になりました。(笑) 墨どおりに鋸で浅く挽き込みます。 使っているのは愛用の細工鋸、水戸の中屋平治さんの作品です。 かなり前に一度目立てに出したっきり、それ以来上目すら擦っていません。 ものすごく長切れしています。 次に鋸で挽いた所の間を鉋で掻き落とします。 こういう作業では際鉋を使うと、墨ピッタリに落とせて簡単です。 ただ際鉋でも今回使った鉋のように、刃口の向きが切削方向に対し垂直に近い場合、殆ど横擦りに近い格好で切削することになるので、削った面は荒れ気味になります。 ただの治具ですから、削り面の艶とかは考えないことにして、次の工程に進みます。 再び押金を当てて、実物から採寸します。 耳の位置をこんな感じで鑿で印を付けました。 鑿で簡単に掘り込んで段差を付ければ、段差にはまって動かなくなります。 出来る限り耳や裏スキのアールに合わせて掘り込んだ方が、より動き難くなり安定した作業が出来ます。 最終的にはこんな風になりました。 これで鑢掛けや鏟がけが簡単に出来るようになりました。 ただこれではコバの切削はできないので、コバや頭の切削時にはモンキーレンチで挟み込み、モンキーレンチをさらに足で押さえつけることで固定しています。 やはり、切削を伴った改造や修正では、いかにして刃物を固定するかが鍵になりますね!
|
|
こんばんは、今日は寝坊したのでフリマはサボりました。(笑) お預り中の石堂の鉋、慎重に捩れを取ろうとしていましたが、おっかなびっくりで勢いが足らなかったのか、ほんの少ししか修正できませんでした。 ま!ほんのちょっと動いただけでも、裏の精度にははっきりとした影響が出ますから、裏を押してみてこれで良いと思ったら、まだ表馴染みに手を掛けたいと思う所が残っていても、程々で切り上げるのが無難でしょう。 そして捩れ取りの次はいよいよ裏出しをしましたが、今日は裏出しをしたらそこで作業は終わり。 他の鉋などの相手をします。 これは、もう腕が疲れた〜とか、一仕事終えて区切りが良いなどという理由ではなく、鉋刃をしばし「寝かせる」ためです。 パン生地じゃぁあるまいし、なぜ鉋刃を寝かせるの?って疑問が出ますね。 これは裏出しによって鋼に溜まった癖が抜ける時、押し出した鋼が少しだけ戻ってしまう事があるためです。 裏出しというのは地金に傷を付けることで、地金が動く応力を利用し、鋼を裏側に押し出す作業ですが、焼の入った鋼というのは程度の多少はあれど、バネのような粘り強さもありますから、押し出されると元の押し出される前の状態に戻ろうとする復元性が働きます。 このため、特に粘り強く強靭で持久力のある鋼ほど、裏出しの効果が鋼の復元性により相殺されやすいのです。 私の経験では、この鋼の「戻る」作用が働く場合、裏出しの効果の10〜20%程度、最大で30%近くが相殺されてしまうことがあるというのが、これまでの実感です。 さらに、裏出しの傷が付いた鎬面を砥石で研いだ時に、裏出しの傷が消えることで地金の応力から鋼が解放され戻ることもあり、この場合は殆ど裏出しをする以前と変わらないレベルまで鋼が戻ってしまう―ということも経験しました。 こういった復元性は、鋼が強靭である事と、特に優れた粘りを持つ―という条件を満たした刃物で顕著で、ある鉋鍛冶さんは「鎬の傷は消したいけど、そうすると今度は鋼が戻っちゃう。どちらを優先するべきなのかな?」と悩み事を言っておられたそうです。 また粘りの強い鋼と言えば、良く鍛えこまれた玉鋼にも復元性の強い物があり、未確認ではありますが、玉鋼の刃物の場合に限り、折り返し鍛錬をやりすぎてコシに強さが出た物ほど、このような性質を示す可能性もありそうです。 こういった復元性に対して、残念ながら有効な手段は特にありませんが、手が無いなら無いで諦め、鋼が戻るだけ戻ってくれるのを待ち、鋼の動きが止まってから砥石に当てるというのが、後々のことを考えると最も無駄が無く、かつ精度も良い裏押しができるというのが、目下の所の私が出した結論です。 また、この結論を裏付けるような話として、裏出しをした鉋刃は一晩放置し、次の日の朝研ぎ上げてから仕事に使うという、大工さんの知恵もあるようです。 こんな理由で、私は硬くて粘りが強いと判断した鋼の鉋を裏出しした場合は、必ず一晩からそれ以上の期間を開けてから砥石に当てることにしています。 ただ、この方法は時間が掛かりすぎるというのが、無視するには大き過ぎる欠点としてあるんですけどね・・・・・。 昔の大工さんが鉋を何枚も使い分けていたのは、そういった「寝かせる」期間に、仕事に穴が生じないようにしていた―なんてことも、もしかするとあったのかもしれませんね。
|
|
こんばんは、今日もちんたら修正作業のAlcesどんです。 押え金の修正、龍進斎の鉋の作業が終わる間近でまだ手も付けていなかったことを思い出し、やっと最近始めた有様ですので、まだこの程度しか進んでいないのです。 一度手を付けるなら・・・・・と、またいつものごとく納得できる所まで詰める勢いで、自分の理想目指して改造していくことになりました。 Alcesどんの理想の押金ってそもそもどんなの?ってことなんですが、これは簡単に言うと千代鶴是秀さんのの方式の造形で、厚みを延國式の薄い物にしたのが、機能的に考えて最も扱い易いと思っています。 例えば厚みがボッテリしてブ厚いのは、抑える圧力が強く掛かりすぎて鉋身を押し出す効果が働き、狙った厚みよりも鉋の屑が厚く出やすいためNGです。 また耳のの曲がり具合が強いのも、鉋身の裏のラインに対する押えの背中の傾斜が強くなりすぎるので、厚削りでは押金が緩んで外れやすく、良いとは言えません。 そんなわけで、今のところは上記の形状が私の理想的な押金の条件なわけですが、これは言葉で説明するのは難しいかもしれませんね。 いずれ動画を作る際にでも詳しく触れようと思っています。 写真は以前自分の鉋用に改造した押金。 刃先側の厚みは6厘(1.8mm)程度、頭の方では1分(3mm)程度と、普通の押金よりは薄手ですが、もっと薄くても良いと思っています。 比較するとこんな感じで、まだまだ厚すぎるので削り込まないといけません。 勿論、背中側からだけ削っていたのでは、地金と鋼の比率が鋼が多くなる方向に変わってしまいますので、鋼側からも削っていきます。 ただあまりに削らないといけない量が多すぎるので、鏟だけで作業していたのでは時間がどれだけ掛かるか分からず、回転工具も試している状況です。 なかなか扱いが難しいのですが・・・・・。 しかし今ここで回転工具を上手く扱えるようになれば、龍進斎の鉋身も五郎次の鉋も、中スキが楽に出来るようになり、結果的に作業時間が短縮されそうという目算もあるので、試せることはとにかく試してみるつもりです。
|
|
ここのところ、コメントすっかり放置しちゃっています。 で、今やっと過去記事を遡りつつ返信している有様で、コメントを頂いた皆様ごめんなさいです。 最近は作業に向かうと、集中して長時間手を離さないので、作業が終わった頃にはパソコンにも向かわず寝てしまうことが増えています。 作業の主な内容は鉋刃の修正ですが、修正して丈の縮んだ龍進斎の鉋に合う寸法の押え金も必要なので、適当な押金を改造するような作業も加わり、同時進行で作業をしています。 まずはごくありきたりな押金を切断します。 これで押金も丈を詰められました。 本来は別に何の難しいことも無い作業なはずですが、金鋸が切れ止んだので、その目立てもしたりしながら作業をしていると、結局は思ったより時間が掛かりました。 そして不要な厚みは鏟で削り均します。 地金は柔かいためか、時々刃先が深く潜りすぎてストロークが止まってしまうことがあり、微妙に生の鋼よりは削り難い。 実際に地金の方が削り難いかどうか、一概には言えないかもしれないけど、少なくとも私はそう感じています。 刃が潜りすぎた場合、地金が部分的に抉られることで、ハッキリした凹凸ができ削り難くなったりするので、時々鏟の掛かりを良くする意味も兼ねつつ、鑢も使い平面を維持したりしながら鋤き均していきます。 スキ痕はこんな感じ。 一見整っているように見えますが・・・・・。 このようにスキ痕が波打っています。 これでも鑢で均せば、ちゃんと整えることはできるんですけどネ・・・・・。 でもやっぱり本職のようにはいかないものです。 このように波打ってしまう原因は、地金のように切削が重い素材というだけではなく、鏟がちゃんと切れていないというのもあるのでしょう。 鏟の研ぎ方もちゃんと練習しないといけませんね。 ちなみに今、裏出しと同様この押金の改造・鏟の扱いについても動画撮影中で、いずれYoutubeに投稿しようと思っています。
|




