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こんばんは。 今日はフリマに行ってみたものの、年末の臨時休業日だったようで、 これといった収穫無く会場近くのスーパーで軽い買物をして帰りました。 それでというわけではありませんが、先日世田谷ボロ市で見つけた鉋の、 マクレて失われた綿帽子の頭を復元しました。 よくある鉋刃の修正方法で、機械で削り落としてしまう方法がありますが、 実用上は問題無いものの、かつての姿を復元しているとは言えませんので、 私は叩いて元通りにしていくという方法を採っています。 裏側からも。 やはりサンドペーパーで付けられた目が酷く、大々的に修正する以外、 機能も含めた修正は無理なようです。 この表馴染みなど殆ど火造りっぱなしで、鏟を当てられた様子さえ無く、 所々ゴツゴツと高くなっています。 ですので馴染みを少し良くする意味でも、鏟掛けをした方が良さそうです。 まだまだ修復作業の途中ですが・・・・・。 やはり頭が尖ってくると、四つ目の刻印が映える気がします。 といってもこんなのマニアにしか分かりませんね。(笑)
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鉋(かんな)
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色々な鉋(かんな)を紹介。
最近やっとソコソコの収集品が集まってきました。
最近やっとソコソコの収集品が集まってきました。
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ずいぶん前にまとめて入手した鉋の内一枚、一寸三分の豆鉋、 タンスの肥しにしていても仕方ないので、使えるように研磨し直しました。 見るからに雑な作りで、どうせ大した鉋ではないのだろうと思い、 何のためらいも無く裏も頭も削りまくりまくりましたが、ボロ市の日、 某Iさんと「春日部風鈴」のかじやさんに見て頂いたところ、 「丸山銀次の鉋かな、そっくりだよ」 ―と。 スゴイのはお二人共、この背中の具合を見ただけでピンと来たらしいのです! 確かにスキ方は特徴的ですが、よほど見慣れていないと誰のとは分かりません。 もう一つ全体の作りがとんでもなく雑なあたりも、丸山銀次の作風なようです。 ググって見ればかじやさんのブログ・鍛冶屋−木工具の今と昔で、 五年ほど前に書かれたメロン模様の鉋が一番上位にヒットするので、 詳しい説明はそちらに譲るとして、丸山銀次についてざっと説明すると、 ルーツは有名な龍心斎系の鍛冶屋さんで、小鉋の名工なのだそうです。 龍心斎といえば、男盛や悦英の鉋でピンとくる方も多いかもしれませんね。 実はこの鉋、Iさんやかじやさんは丸山さんの鉋じゃないの?とのことですが、 土田さんは「オレは違うと思うんだけどナ〜」と、意見が分かれました。 丸山さんは問屋銘でも鉋を鍛っていたそうで、なかなかややこしいようです。 土田さんのお店も、昔丸山さんの鉋を取り扱っていたこともあり、 土田さん自身も丸山銀次についてはよくご存知で、私などはただただ、 皆さんの意見を聞いてなるほどと感心するばかりです。 本当に目利きっているものですね〜! 前の使用者によって裏は必要以上に押されてベタ裏になっていたうえ、 鉋身の歪みを取らずに使用されていたため、片側の足が太くなっていたので、 まず鉋身の捻れをスパナで挟み込んで抜き、それからスキ直ししました。 深錆が邪魔で精度を出し難く、美観としてはイマイチな仕上がりですが、 これで「使ってみたい!」と思えるサッパリした道具の顔になりました。 丸山さん、使用する地金については全く頓着というものが無かったそうで、 極軟鉄、釜地、和鉄と、色々取り揃えていた物をランダムに使ったらしく、 Iさん曰く、 「本当に手当たり次第、使える地金なら何でも使っていたよ(笑)」 「だから一郎さん、ウチに卸すのは和鉄地にしろって、注文付けてた」 とのことです。(笑) この鉋、ちょっと研いで見た感じでは極軟鉄と区別がつかない硬い地金で、 外見的には一応スの類が見えるので、地金は釜地でしょう。 Iさんによれば、もし丸山さんの鉋なら、 「あれは本当に'切れる'と思うよ」 とのことなので、この鉋仕込んで使って見るのが楽しみです。 それはそうと、明日・明後日は今年最後のフリマの日です。 一番の目標は初代天・國弘の鑿ですが、なかなかヒット率の少ない作品。 肩を張らず、見つかればラッキー位の気持ちで探してきます。
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今こんなことをやっています。 前から頼まれていた製作仕事に必要なので・・・・・。 仕込んでいるのは先日の大極上銘の鉋。 今は隅突鉋になっています。 最後には真鍮板を貼って刃口を作ります。 鋼はいい感じの玉鋼ですが、どんな切れ味なのか楽しみです。
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お早うございます。 昨日は大阪の玉鋼の鉋を掲載したので、今日はそれに関連したネタの、 ヤフオクで落とした古い鉋を紹介してみます。 もう夏の頃になりますが、五枚セットで出品されていていましたが、 裏の修正が必要な物ばかりで、見るからに状態が悪かったためか、 送料込みで1390円と破格の終了でした。 写真では物の良し悪しは不明ですが、写真を見ただけでもこれらの内、 最低二つは玉鋼製と判断が付いたので、こんな場合は迷いません。 一番の目的は右から2番目の古そうなのが一番のお目当てです。 銘は大極上。(爆笑) つっこみ所満載すぎの銘ですが、実のところ本当に大極上の鉋ときて、 もう何も言えません。(笑) 今の感覚なら、自分でンな銘打つな!って感じですが、そこは昔の作品、 上手な職人が腐る程いた時代で、平均的なレベルがかなり高かったようです。 右肩には源兵衛や勘兵衛などでよく見かける「本」の刻印。 恐らく大阪の鉋で、明治以前の大阪鉋全盛時代の作品でしょう。 この鉋が気になった理由は夏頃に代々木公園の骨董市で見つけた鉋が同銘で、 それがまたスゴイ質だったからです。 これがその鉋。 刻印はかなり薄れてしまっているものの、なんとか「大極上」と読めます。 そしてなんと言っても、この鉋一番の見所は鋼です。 この薄さ! 鎬面に現れた部分で一番厚い部分でも1.2mm程度しかなく、 薄い所では0.7mmを切っていそうです。 現代ではこの薄さだけでも、真似できる職人は少数でしょう。 そして鋼の鍛えも大変上手く、肉眼では鍛え傷は殆ど見えません。 更に全体の整形精度も上手で、肉回しも厚すぎず薄すぎず良い加減です。 一方、後に入手した物は・・・・・? これも鍛え傷の少ない玉鋼で上手ですが、上の程は鋼は薄くは無く、 作風から考えると、恐らく別々の作者が共通の問屋銘で作った作品、 ―と考える方が自然でしょう。 二つ並べてみました。 鋼の薄さだけを見ると手前の鉋の方が上手に出来ていますが、 実は地金が鉋の地金としてはやや硬く、鑿や釿の地金のような感触で、 その点では奥の鉋の方が理想的な柔かさの良い地金が使われています。 どちらも古い時代の大変面白い鉋ですが、興味本位で集めたので、 今のところ用途はありません。 手前のは隅突き鉋に、奥は桐材用に勾配を寝かせた鉋にしようかなぁ。
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コレ、先々週のフリマで500円で見つけてきた鉋ですが・・・・・。 道の一文字に注目すると、会津の重道に良く似ています。 ご存知の方も多いでしょうが、重道は「重」と頭に付く銘を持った、 会津周辺に大勢いた重房系の工人の一人ですが、元々は会津長道系の工人で、 後に重房の門―だっけかな?(記憶があやふや)―に再度入門、修行し、 修行明け後に重房の重と長道の道を取った銘を名乗りました。 このあたりまでは世間で広く知れていると思いますが、 有名な重房系の工人と違い、長道系の工人についてはあまり情報がありません。 この鉋は現代鉄+現代鋼の組み合わせのようですが、登録商標等の刻印も無く、 それなりに古い時代の物かもしれないので、あわよくば―と思い買いました。 もし本当に長道系の工人の作品なら嬉しいのですが、どうかなぁ・・・・・。 現在は裏出しの傷でボコボコで地金が何か確認できませんが、 とりあえず研いで見た印象では古い輸入鉄かもしれません。 ただ、巣などが無いものの極軟鉄よりは研ぎ易いので、輸入鉄と思いましたが、 中には巣などが無くやや硬く締まった鑿等に使われる和鉄などもありますし、 もうちょっと使ってみないと分からないところではあります・・・・・。 それにしてもこの鉋は元々風呂桶職人さんが使っていた内丸鉋でしたので、 裏出しの難しさゆえか当初よりベタ裏で、平鉋に改造してみましたが、 やはり右側の鋼は薄くなって切れる寸前です。 それ故か研ぎやすいは研ぎやすいんですが・・・・・。 まぁ、鋼が厚いよりはいいですか。(笑) 台を均してみました。 ヒビなどが多いですが、何とか使えるかな・・・・・。 刃口が広いので、真鍮などを埋めるのが良さそうです。 いや、先に下端に別の樫材を貼る方がいいかな? これもまた修正後が楽しみな一丁です。(笑) この鉋、果たして会津周辺に関係のある鉋なのかどうか不明ですが、 何かご存知の方はご教授頂ければ幸いです。
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