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こんばんは。 今日も世田谷ボロ市、二日目の様子の視察に赴いて来ました。 帰宅後は鋸の目立てで、今日はもうヘトヘトです。 写真の鉋は昨日の収穫品。 正幅37mmの小鉋で、ご覧のとおり四つ目の刻印があります。 すると私のような素人は源兵衛か!?と即断してしまうわけですが、 おかしなことに四つ目の刻印以外は何も捺されておらず、 ある意味無名のような状態です。 そしていつものように三軒茶屋で見て頂いたところ、 「源兵衛なら四つ目の刻印はカイサキの辺りに打つのが普通なんだけど、 これはカイサキよりもずいぶん刃先側に打たれているんだよね」 ―と。 さらに刃の様子を見て、 「そして源兵衛にしてはコバの鋼を側面に巻きぎみなんだよね〜」 「源兵衛の鋼はワリと真っ直ぐに鍛接されているんだ」 ―と教えて頂きました。 ではこの鉋、源兵衛作ではないのか?ということになると、 そうとも言い切れないようです。 例えば甲の様子などは鏟掛けなどされた様子が無く、 ほぼ打ちっぱなしのような印象で、小鉋を打ちっぱなしで作ったため、 甲の凹みを出す際に凸面の金床で叩いたことで鋼にアールが付いた、 ―とも考えられますし、四つ目の刻印も本来「○本源兵衛」と捺す予定で、 そのために不自然にならない程度の余白を空けたともとれるので、 いずれの可能性も100%と断言することは出来ないようです。 そもそも源兵衛の小鉋となると、作例自体が非常に少ないので、 源兵衛が小鉋を作る際はどんなスタイルだったのか、 そこのところが完全にブラックボックスで、判断のしようが無いようです。 それに関西においては問屋の力が強かったも考えると、 源兵衛銘は個人銘ではなく問屋銘などであった可能性もありますし、 逆に源兵衛銘の作者が卸し先に合わせ刻印を使い分けたことも考えられ、 刻印だけでこの作者について探るのには限界がある、 グレーゾーンだらけな銘であると言えそうです。 光の当て方とアングルを変えて見ました。 とんでもないことに、全体をサンドペーパーで磨かれています。 なんとまぁ、無残な・・・・・。 特に側面の状態はもうサイテーで、コバが丸くなってしまう程削られ、 本来の鑢目などは破壊されています。 このままの状態では使用にも差し支えるので、手を加えるつもりですが、 裏鋤きや側面の鑢目、錆肌の復活など、難しい課題が多いです。 特に昔の上手な鉋ほど鋼が薄いので、裏鋤修正は難易度が高くなります。
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骨董市・フリマ・ヤフオク
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こんばんは。 今日は世田谷ボロ市に行って来ました。 今年はこまんたれBOO!さんやsixpenceさんと一緒でした。 一日中歩き回り、もうクタクタです。 一応収穫品を100円で見つけて来ましたが、もう砥石に当てる気力も無し。 明日ももう一度行くつもりなので、今日はもう寝ます。
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いや〜!寒くなりましたね〜! 今朝は外出時に指が出たタイプのグローブで出発しましたが、 思いのほか指がかじかんで、しもやけが出来るのではと思う程でした。 今日の戦利品は二つ。 氏素性のよく分からない丸鑿一本、そして三つ目錐の二つです。 店のおじさんに聞くとこれら二つで500円とのことで、 それなら錐だけなら?と聞くと、 「そんなの同じ、錐だけでも500円だよ」 とのことで、たけーなーと思いつつも勢いで買ってきました。 本当はこの三つ目錐だけ買えればそれでよかったんですけどね。 錐だけで100円とかなら言うこと無し。 しかしこの錐の作者はとうの昔に廃業した東京の錐鍛冶の名工、 「あらい」の物だと分かれば、現在の相場から考えて高い買物ではなく、 まぁ、相場並みの買物と考えれば腹も立たないところでしょうか。 作りは?と眺めてみると、さすがにあらいの錐は伊達ではないな〜! と唸らせられました。 いつ見ても無駄な贅肉の全く無い造形、センターの通り具合、 どこをとっても完璧です。 そして使ってみるとこれがまた良く「切れる」んですよ。 錐の使用感が「切れる」というのは何だかおかしな感じもしますが、 本当に「切れる」んです。 この感覚は使ってみないと分からないでしょうね。 あらいの錐も偽物が出回っているとかいないとか・・・・・。 今では段々希少な物になってきているようです。 そしてもう一本の収穫ですが、これは普段の木工で無いと不便なことが多く、 今日たまたま作りが丁寧そうなのを見つけたので買ってみました。 肉回しの雰囲気なんかは久弘に通じる感じがあるかな〜と。 もちろん全然違う銘の別物ですけどね。(笑) それにコミの造形など、当然なんですが久弘の方がやはり上手いようです。 しかしコミを見ようと思い、身を抜こうとしたらこのザマです。 ここのところこんなことばかりです。 挙げだしたらキリが無いのでほどほどにしますが、 どうやら経年劣化した鑿は首の所は脆くなりやすいようですね。 仕方ないのでまたガス火で口金の所を焼き、口金内に残った残骸を炭にし、 木の体積を縮ませて口金を緩ませる方法で取り外しました。 欲を言うとコミはまだ太くする余地があるとの、先日の正芳と比べると、 刃の水平を基準に見たときにコミの四角形がずれているので、 そのあたりにはもう少し正芳のような丁寧さが欲しくなるところですが、 コミは長すぎず短すぎずでバランスが良いので、まぁ良しとしましょう。 それにこう辛口な評価をであれこれ書いていますが、 コミの太さは不合格という訳でもなくそこそこ上手といえる内容ですので、 仕込みは楽にできるでしょう。
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今日は習慣化したフリマの日でしたが、寝坊で出発が送れ・・・・・。 家を出てすぐの所でポタ、ポタと顔に当たる物があり怪しい天気ですが、 引き返すかどうか迷いつつも会場に向かったところ、 会場が目に入った頃にはザーと本降りになってしまいました。 会場に着き一通り周りますが、業者さんもさすがに撤退の構えで、 さながらアリの巣をつついたような状況です。 天気予報によると昼の3時あたりまで降り続きそうな様子なので、 こんな日にはもう後から店を出しに来る業者は無く、 ここで実質終了と言っていいでしょう。 空模様を気にしてのことか、今日はもともと出店が少なく、 唯一道具類という道具類を扱っていた店は1件位しかありませんでした。 しかし幸い鎌や玄翁の類を幾らか出していたので、 幾つか目にとって見ると、何となくカッコイイのが一個ありました。 それが写真の玄翁なのですが、どうやら鑢目を見る限りでは古そうで、 全鋼ではなく付けハガネの玄翁なようです。 ヒツ穴も肉回しも悪くなさそうで、期待が持てそうです。 店のオッチャンに聞くと500円とのことなので、ちと高いな、 300円とかなら妥当なのに、と思いつつも、タイホして来ました。(笑) しかしまぁ、帰りの道のりが大降りで最低最悪! ウインドブレーカーの撥水性も空しく、帰った頃にはビショ濡れで、 着ていた物全部放り捨てて風邪引く前にお風呂へダイブしました。 そして湯上り後は洗濯物です。 色々大変だったけど、肝心のエモノの玄翁は濡れなくて良かった! 明日はいつもの相談室に用があって行くので、この玄翁、 そこで鑑定をお願いして来ます。 掘り出し物なら良いんだけど。
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今日の午前中はフリマ(二日目)に行って来ました。 写真はその戦利品、二つで500円ナリ〜♪ 下の写真、イイ地金でしょ。(笑) 恐らく、千葉県の名工の作だと思います。 和鉄+輸入鋼の、大変研ぎ心地が良い品です。 刃がとんでもなく飛び出る程、無茶苦茶に叩き込まれていて、 簡単には刃が抜けません。 家族が昼寝中で大きな音を出すのが憚られる状態でしたので、 タオルでグルグル巻きにして音を閉じ込めながら叩きました。 そしてBOO!さんに明治神宮で全国伝統職人サミットがあると聞いたので、 長勝さんの鋸の切れ味を試させて頂きに行って来ました。 流石に素晴らしい切れ味ですね! それにしてもあちらこちら走り回り、今日は充実した一日でした。
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