鉄の表情ぎゃらりー

今年も古物市探索頑張るぞ〜!

包丁

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研磨依頼の包丁 久元

森平さんに研ぎを頼まれた古い柳刃包丁です。


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/68/91/new_alces/folder/7070/img_7070_7809897_2?1263678251


最近おさぼりモードMAXで、UPしようと思ってはいたのですが・・・・・。

ようやく今日掲載です。

イメージ 1


高級な東京製、黒打とミガキ、尺の二本です。

ちなみにこの二本、規格上の寸法は尺ですが、どういうわけか31cmあります。


作りは平が広く、鎬面が狭い変わった造形ですね。

これは森平さんが昔、お遊びで研ぎ出してこうなったようです。

この形、実物を見た時には迫力がありますが、実際手に持つとズシッと重いです。

柄の長さでバランスは取れていますが、実用的に考えると?

頑丈な体格でないと、長時間使う時など、使い手が包丁に遊ばれてしまうかもです。


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/68/91/new_alces/folder/7070/img_7070_7809897_3?1263678251


ミガキです。

菖蒲作りの短刀のようで格好良いですね!


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/68/91/new_alces/folder/7070/img_7070_7809897_4?1263678251


黒打です。


こちらから研ぎ出して見ることに決め、現在は黒幕1000#で格闘しています。

研ぎ出しは思いのほか小刃が欠けてしまい、カエリを取るタイミングが重要ですが、

鋼に粘りがあるのでそれも荒い砥石では大変。


研ぎ上げは内曇刃引き・地引きで様子を見つつ考えてみます。

不思議な包丁

今日は不思議な材質の包丁についてです。



イメージ 1


↑コレです。


切っ先は折れているし、柄も無い。

ヒドイ状態ですね・・・・・。


柄は初めから付いていませんでしたが、切っ先は私が折ってしまいました。

使い方が乱暴で折ってしまった訳ではありませんよ。

作成されてから随分時間が経っていたので、歪みが出ていたのです。

仕方ないので、歪みを取ろうとしていたらパキンと折れてしまいました。

____________________

包丁について、ちょっと詳しく説明します。

興味ない方は読み飛ばしてください。


多くの場合、和包丁は軟鉄と鋼を合わせて鍛造されます。

また、玄人向けには刃の全てが鋼で出来ている本焼きという包丁もあります。

―が、本焼きは扱いが難しいので、軟鉄+鋼の包丁が一般的です。

ちなみに軟鉄と鋼で作られた包丁はカスミと呼ばれます。


カスミの包丁は鍛えが不十分ですと、時間が経つにつれ鋼が屈(コゴ)みます。

詳しい理由は忘れましたが、とにかく鋼が萎縮してしまい易い。


しかし鍛接されている軟鉄はそのままです。

結果、鋼が付いている側だけが縮み、鋼の側に反る事になります。

そういう理由で、上の包丁は矯正が必要だったのです。

まぁ、結果的には失敗しましたが・・・・・。
____________________

さて、ここからが問題!

この時点で普段なら手を入れる気も萎えるところですが・・・・・。

実はこの包丁はかなり前に亡くなられた刀鍛冶の持ち物だったのです。

ひょっとすると、その方が練習用や片手間に打った包丁の可能性があります。


事実、包丁鍛冶が打ったにしては所々作りが雑な部分があります。

例えば、裏スキの精度が悪い、鎬の部分を魅せる化粧研ぎもズレている。

そして上で指摘したように、刀身が反っている、など。


一見したところいいとこ無しですが、この包丁の魅力は材質にあります。

包丁鍛冶ではなく刀鍛冶が作った包丁は、玉鋼製の可能性があります。

玉鋼とは、日本古来のタタラ製法により作られた鋼(ハガネ)のことです。

玉鋼は近年では刀鍛冶にしか供給されず、道具鍛冶にとっては入手困難。

そういう事情があり、結果的に、玉鋼は日本刀にしか使われません。

ですから、本業で打った物ではないとしても、玉鋼製は標本的価値があるのです。


もっとも、刀鍛冶が打ったというだけでは、玉鋼製という根拠にはなりません。

しかし材質が良さそうと見て、最近荒い研磨にかけみたのです。

すると鋼に鍛えの模様が現れました。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/68/91/new_alces/folder/7070/img_7070_360928_37?1260709274
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/68/91/new_alces/folder/7070/img_7070_360928_38?1260709274


分かるでしょうか。

鋼の部分に、層状の錆が現れています。

地金でこのような錆が出ることは良くありますが、鋼では珍しい。


近年、包丁用として流通している鋼の場合、折り返して鍛えられることはまず無い。

逆に、鋼を折り返し鍛えるのは、玉鋼の特徴の一つです。



玉鋼らしき特徴が現れたので・・・・・。

今後この包丁は、刀剣研磨と同じ方法で研磨してみようと思います。

芸術的な包丁

私のお気に入りの料理ブログ、魚仙人さんの てまえ 板前 男前 で、
包丁の材質についてアレコレ紹介しているのを見ていたのですが、

海外のダマスカス包丁を作っている職人のホームページへのリンクがあり、

リンク先を開いて見て驚きました。


色々な包丁の素材を紹介している、魚仙人さんのブログの記事はコチラ↓。
一番切れる刃物

驚きのホームページ、問題のボブ・クレーマーの魔法の包丁↓。
ボブ・クレーマー


ボブ・クレーマーのホームページ、英語なので全部読んでいると疲れますネ・・・・・。

開いてみたら、左の一覧のDamascusをクリックしてみて下さい。



さて、見てみましたか?


はっきり言って ビビるほどに芸術的です。


もちろん、一度切れ味を試してみたいと思いはしますが、魚仙人さん曰く・・・・・。


>クレーマーの出物の相場は1500〜2000ドル(14〜20万円)


_| ̄|●


コレは・・・・・、無理です・・・・・。 https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/68/91/new_alces/folder/7729/img_7729_443179_15?1253608460


どなたか、機会があったら試してみてください。(笑)
以前一度ちょっとだけ掲載したことがある 京有次の大出刃包丁 ですが、
しばらく手を入れてなかったので、流石にこれはまずいだろーなーと思い、

久々に研いで見ました。


イメージ 1



なんか光源に上手く対応できず写りが悪いですが・・・・・。


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/68/91/new_alces/folder/7070/img_7070_7809897_0?1254495555


板目の流れが美しい、包丁地鉄の地ですが、大板目でないため、

私の腕では表現が難しい。



イメージ 2



いつも感じているのですが、日本刃物の地金は撮影に向く光源の条件がシビアで、

自然光の場合は、光の強さ、光が射す角度、室内では電球の種類などで、

精度が大分違う気がします。


自然光なら午後の日光より午前中の日光が、室内の場合なら蛍光灯など、

なるべく白色系の光源が具合が良いようです。


この出刃包丁はなかなか丁度良い光源の下で撮影できません。


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/68/91/new_alces/folder/7070/img_7070_7809897_1?1254495555


この写真でようやく少し模様が見えるかな?という程度です。

言われないと分からない位だと思いますが、実物は細かいながらもはっきりと

細い板目が流れるのが確認でき、古い包丁の中では際立って良い地金です。


山城物の刀剣の流れでも受けているのでしょうか。


この地を上手く撮影できないのが悔しいので、また今度トライして見ます。

包丁の柄


僭越ながら私も日本刃物工具新聞さんの記事の「一例」くらいのつもりで、

桂を紹介してみます。


今回の主役、包丁の桂(かづら)という部分は↓の矢印が指している黒い部分です。


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/68/91/new_alces/folder/7070/img_7070_360928_35?1253103773


この部分、桂は、その材料が多種多様で、安い物はプラスチック、アルミ、真鍮等。

もう少しだけ上のグレードになると、牛角が使われます。

超贅沢品になると純銀を使った物もありますが・・・・・。

そんなのはとりあえず我々には関係ないですね。(笑)


柄は大抵が木材です。(稀に珊瑚、マンモスの歯など)

素材は殆どの包丁には朴が使われており、これまた高級品には紫檀、黒檀、

花梨など様々です。



私の包丁は、牛角に赤樫が使われています。


イメージ 1



この牛角ですが、日本刃物工具新聞さんのブログで既に説明されている通り、

水牛の角が使われています。

勿論同じ物は一つとしてなく、色も黒い物や茶色、白っぽいクリーム色と様々。


イメージ 2



私の物は薄いクリーム色主体で、半透明ぎみ、

細い筋模様がはっきり確認できるので、牛角らしいかなと思います。


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/68/91/new_alces/folder/7070/img_7070_360928_34?1253103773


包丁の柄についてはどうしても趣味・好みが入ってしまいますが、

プラ製と違って牛角の柄は使えば使うほど手に馴染んでくれます。


多少割高になっても、ちゃんとした包丁がよければ私は牛角の柄をお勧めします。

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