鉄の表情ぎゃらりー

今年も古物市探索頑張るぞ〜!

片刃刃物と裏スキ修正

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鉋刃修正の大失敗例

https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/7055/93/28467793/img_2_m?1483406302
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こんばんは。

今年に入ってから一つ、鉋刃修正の記事でビフォーアフターを掲載しましたが、実はあれら以外にも私物の鉋や鑿の修正もやっています。

「えっ!?お金貰って預かっているのホッタラカシて、そんなコトやってていいの!?」

―って鋭い視線を感じる気がしますが、実は鉋刃修正はかなりの荒療治だけに失敗のリスクも多く、人の物に手を付ける前に自分の物で実験をしておかなくてはいけないコトが多々あるのです。

ちょっと前に掲載したこの金井の問屋銘の鉋も、そんな実験台になった症例ってところで、一見すると雰囲気の良い糸裏になっているように見えますが、実はかなりの失敗作なのです。


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/7055/27/27437827/img_37_m?1484041543


このアングルから見れば分かるでしょうか。

コバが大きく欠損しています。


ベタ裏になり修正を依頼される鉋刃で多く見かける例として、新品時にネジレを生じていた物がそのまま裏押しされ、ネジレの癖がそのまま裏の崩れとして歪んだ形で現れるようなケースがあります。

ちゃんと理想的に歪みや狂いを抜いてから裏押しすれば何でもないことでも、その癖を正されないまま金盤や金剛砂で力いっぱい裏押しされ、そのうえ最悪の場合金盤も磨耗による歪みを放置されたまま、―といった状態では、鉋刃の裏に現れる形の崩れはいよいよ手の付けられないものになります。

そんな場合、裏の再研磨だけで修正できる場合もありますが、やはり歪みを取らないと作業できない場合もありますので、裏の様子を見つつネジレ取りをします。

そして鉋刃の厚みが薄手で、扱い易さとしては本来の理想的な姿の鉋刃であれば、モンキーレンチを二本用いる微調整も出来ますが、多くの場合は平らな台の上に板金を敷き、玄翁や木槌で叩く力仕事が必要になってきますので、こんな際には鋼にクラックを生じるリスクが高くなります。

上の写真の鉋は一分カイサキ付近にかなり大きな歪みがあり、しかも木槌くらいでは取れないレベルの物でしたので、木片を当て200匁の大玄翁を使う必要がありました。

結果何とか狂いも取れましたし、幸いクラックも生じなかったのですが、あてがった硬い樫の木の木片さえ粉々になるほどの力が掛かったので、私の腕力では打撃の反動を制御しきれず、弾んだ後の玄翁の角が鉋刃をかすってコバを砕いてしまったのです。


ゴン、ゴン、あぼーん! (@♉@;)ヒョ?


って感じでした。(苦笑)

まぁ、台に仕込んだ際に押さえ溝の密着度は多少下がるでしょうが、何とか使えなくは無い程度の破損で済みました。

しかし私物だから良かったものの、人様より預かった品でこんなことをやらかすわけには絶対にいきませんので、こういうのは事前に自分の物で試しておくのが確実ということになります。


このような打撃を必要とする修正だけでなく、ただ研磨するだけの修正にしても、鋼が極薄くアンコが出てしまう恐れのある修正などもあり、そんな場合にも私物でどこまで機械研磨ができるかといった限界などを、事前に調べておく必要があります。
(アンコ:刃物の場合地金のことで、鋼が切れて地金に届いてしまうことを「ナマが出る」「アンコが出る」などと表現する)
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こんばんは。

本当は流れからいくと、一日に掲載した名品ぎゃらりーで掲載した大工道具についての記事を書いた方が、話題が旬のままって意味では良いのですが、昨年の仕事を後々に回すといつ掲載できるか分からないので、順番を変えて優先順位の高い方から掲載してみます。

純粋にビフォーアフターの紹介なので、長い文章は書きません。

決して楽をしようという意味ではないのデスヨ。


さてご覧のとおり、昨年は金井の天狗と会津の重延の鉋をお預りしましたが、どれも研ぎ崩れが酷い。

モノによっては新品時の頃、鉋身にネジレが生じていたと見受けられますが、そのような狂いなどお構いなしに裏を押されたようで、そういう形の崩れもありました。

―で、↓が施術後、まずは重延の一寸小鉋です。


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鎬は尚さんに頂いた若狭田村山コッパで仕上げました。

次↓は重延寸八です。


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これは・・・・・鎬をどの砥石で仕上げたか・・・・・忘れました。

ゴメンチャイ!(*≧♉≦*)テヘペロ

仕上げは鋼が硬く苦労しました。


随分前になりますが、古物収集の先輩にいい加減な修正についてお叱りを頂いたので、以来より丁寧にと心掛けていますが、最近ちょっとだけ以前より綺麗に仕上げられるようになってきたかもしれません。


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/7055/93/28467793/img_1_m?1483406302
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そしてこれは先日の記事で掲載した金井の天狗です。

前の使用者が残した凹みがありますが、使用に問題は無いでしょう。

こちらも仕上げは・・・・・ダメだ、思い出せない。チー(=ω=。)ーン

尚さんから頂いたり譲って頂いた砥石のどれかだろうとは思うのですが、相性の良さを求めて色々試していたので、それらのどれなのかもう分からなくなっています。


これ以外にも練習用に修正した鑿だとか色々あったのですが、今回はとりあえずこんなところで。

最近仕上げた鉋たち

もう一年以上かな?

裏スキの修正や刃角度の修正依頼でず〜っとお預りしていた鉋、最近仕上がってお返ししました。

だからなんなのさ?ってツッこまれると困っちゃうところですが、このままでは忘却の彼方に行ってしまいそうなので、忘れないうちに写真だけでも掲載しておきます。


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Beforeの図、龍進斎悦英(堤朋一氏?)作、龍進斎鉋と、田中昭吾作、五郎次鉋。


↓がAfterの図ナリ〜♪


https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/33863/61/28444561/img_0_m?1481989708
https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/33863/61/28444561/img_1_m?1481989708
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https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-68-91/new_alces/folder/33863/61/28444561/img_2_m?1481989708
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そうそう、修正前の写真を撮り忘れてしまいましたが、石堂さんの鉋も裏スキの修正をしました。


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この石堂、写真では見難いですが「名刀薫」という銘が切られています。

あまり見かけない銘柄ですから、多分受注生産品なのでしょうね。


鋼は青紙スーパーあたりなのでしょうか?

もの凄くカチコチの刃味で、研ぎ上げるのに相当苦労しました。


一方、田中昭吾氏の五郎次も青紙スーパーらしいのですが、五郎次鉋は強靭さは手応えとして感じられるものの非常に研ぎやすく、硬さよりも粘り気の強さの方が印象に残っています。

そのうえ仕上げ砥石に乗せるとカエリもサラサラと簡単に取れてくれるし、正直言ってこの五郎次鉋については性能的に「反則やん」って言っても良さそうな印象でした。

研ぎ心地としては金井芳蔵鉋などと全く遜色無さそうなレベルの高さだと思います。


龍進斎の鉋は仕込んで引いて見ましたが、切れそうなんだけど私のレベルでは使いこなせそうになく、適当な厚みの屑は出せるものの、どうもいつも惜しいところ止まりでした。

この龍進斎鉋は昭和の悦英系統としては珍しく炭素鋼系の鋼でしたが、結構仕上げ砥石を選ぶ性格の鉋で、研ぎの調子が良いだけではなかなか結果が出てくれません。

結果が出なかった原因としては、削り台がガタガタになってしまっていたこともありそうです。

ただ桧の削り台で試していた限りではちょっとやそっとのことでは切れ止まず、かなり持久力はある様子でした。


これらの鉋は少し前に修正・調整を終えた物ですが、実はこれら以外にも別の方からお預りしている鉋があります。

そっちもできれば近い内に掲載したいな〜。

もうちょっとだ!

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この日は機械が使えないから、あの作業を進めておこう・・・・・。
この日は機械の大きな音を出してもいいから、荒整形と裏出しを・・・・・。

―って要領で、ゆっくりと作業をしています。

今日は一週間のローテーションで機械を使える日でしたので、お預り中の石堂寸四を一気に仕上げました。

まだ機械研磨で付いた深い目が取りきれていませんが、刃先に近い所にあるので、2〜3回裏を上げれば消えそうですし、このままでも良さそうです。

荒い研磨はこれで殆ど終わりですが、鉋身自体に歪があるため、次はこの歪を抜いて調整しなくてはいけません。

よくあることではありますが、この鉋の裏が片寄った研ぎ崩され方をしていたのは、ねじれた格好の歪を抜かずに使用されたためで、そのせいで裏の砥石への当たりがおかしかったのです。

今回裏の精度はある程度出しましたが、まだ歪はそのままなので、これをそのまま使おうとしたら再び変な減り方をすることになります。

そこで一度歪を直した上で砥石への当たりを確認し、それで問題なければ修正作業は終了です。

今はちょっと気が早いですが、黒染めの作業に入っています。

あわよくばもう研磨を伴う作業は無くても良さそう?って感触ですので、早めに黒染めをしておき、調整をしている最中に擦れて黒染めが程よくはげて馴染めば、最も自然な感じになるかなと期待しています。

まっ!
歪み取りの結果次第では、もう一度砥石を当てなくてはいけないかもしれませんので、黒染めは徒労のになる可能性もありますけどね。

でもそうなったらそうなったです。

撮影

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こんばんは。

少し前まで夏らしい気温だったのが、今日は一気に冷え込みましたね。

私はコレ位の気温が丁度過ごしやすく、自転車に乗ったり運動するにはまだ少し暑いかなって印象ですが、研ぎ物などをするには丁度イイ気温で、今日はまたお預り中の鉋を研いだり目立て鑢の角を立てたり、回転工具を用いる工程を済ませていました。


今日の研ぎ物では、現在立てている構想のための撮影などもしていて、またピンボケとの格闘です。(笑)

そんな最中、裏スキの写真を撮るのに丁度良い光が差し込んできたので、一枚。


この鉋の裏スキの修正では、本当に最後の研ぎ目を整える作業で苦労しましたが、その分今回はいつもより裏スキの目を規則的なパターンに出来たんじゃないかな?と思います。

ただ、裏スキの深さが1mm以下と非常に浅くなったので、裏を出しすぎるとあっという間に裏が出すぎて形が崩れちゃいます。

ちゃんとバランス良く裏を出しつつ研いでいかなければならず、まだまだ気が抜けません。

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