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JAZZな家造り(^^♪
尼崎市空家活用アドバイザーになりました。

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発泡系断熱材には、その気泡において独立気泡と連続気泡の2種類に分かれます。

一般的には、プラスチック系断熱材のことを指すのですが、発泡ガラスとか
炭酸カルシウム発泡板とかもあります。プラスチック系と違い後者は、高価格
であるため、あまり使用されることはありません。
(プラスチック系が安いということではありません、相対的にということです。)

独立気泡は、空気またはガスを気泡に閉じ込めますので、断熱材内結露を
起こさないと言われています。それに対し、連続気泡は、空気が連続して
いるため、断熱材内部で対流を起こし結露する可能性があります。
また、断熱性能は低く熱伝導率もグラスウ−ル程度です。
価格も安いのですが、通気工法を義務付けられます。

発泡系断熱材の中で、最も一般的に使用されているのが、
現場発泡硬質ウレタンフォ−ムです。

今回は、独立気泡断熱材について考察します。

よく使用するのは、ウレタン変性イソシアヌレ−ト現場発泡断熱材で、
現場発泡硬質ウレタンフォ−ムの種類の一つで独立気泡タイプです。

要するに硬質ウレタンフォ−ムの最大の欠点である、爆燃性を改善し難燃に
したものです。硬質ウレタンフォ−ムは断熱性能が高く、現場発泡ができ、
スキマのない施工となり透湿性は極めて低く、気密シ−トは不要です。
通気工法にする必要もないのでト−タルコストは高くないと考えています。

断熱材としてとても優れているのですが、いくつか欠点があります。

まず、爆燃性があるということです。ウレタン変性イソシアヌレ−トの場合、
気泡内に燃えにくいガスを溜めることで爆燃を防いでいます。問題は経年変化
で気泡内の難燃ガスが抜けていくのではという懸念があることです。
発火点は410度だそうなので、タバコの火でも発火するわけで
消防署の友人はウレタンはよう燃えるでと言っていました。
ポリウレタンは、燃焼時に微量ですがシアン化水素ガスを発生すると
言われていて、これは青酸ガスですので微量で致死量に達すると
言われています。
シアン化水素は自然素材の羊毛断熱材なども燃焼時に発生します。
ウレタンと羊毛とはマウス実験では同程度の危険性があります。

自然素材だから安全と思わないことです。

燃焼時の毒ガス発生の極めて少ない断熱材に、断熱性能は若干落ちますが
ポリスチレンフォ−ムがあります。現場発泡はできません。
使用においては成形板となりますので間柱間にはめる場合、スキマを
埋める必要があります。(ポリスチレンフォ−ムとは、俗に言うスタイロのことです。)

一液型の現場発泡ウレタンスプレ−タイプが出ていて、スキマ埋めに使用
すると良いです。スキマ埋めだけに使用するのであれば、毒ガス発生も
超微量ですので、問題がないかと思います。
しかし、ポリスチレンフォ−ムはシックハウスに絡んできますので、
内断熱に使用する場合、気密シ−トをする必要があります。
どれも一長一短がありますね(笑。

ウレタンの爆燃性についても、セッコウボ−ドで遮られていて直接火に
煽られることもありません。
仮にセッコウボ−ドがめくれてウレタンに引火したとしても、
それまでに十分避難できる時間的余裕があるわけです。

有毒ガスについては、火災時には新建材からも塩化ビニルクロスからも
発生しますし、石膏ボ−ドと防火外壁に守られたウレタン断熱の燃焼時の
ガス以前の問題があります。

次に、断熱材の経年変化についてです。

ウレタン断熱は何故断熱性能が高いかというと、気泡に閉じ込められたガス
が熱の伝わりにくいガスだからです。
大体、30年以上の経年変化でガスが抜けていくそうです。
断熱性能が1〜2割落ちると言われていますが、実は
メ−カ−が表示している断熱性能はガスが抜けた後の性能です。
30年以上かけて、設計時の断熱性能にダウンしていくと考えるべきなのです。

現場発泡は、現場施工なので、一定の厚みを確保するのがむずかしい断熱材です。
設計で指定する厚みは平均ではなく最低厚みなので、増し吹きが前提です。
25mmならば35mmくらいのつもりで吹きます。
図面上の厚み以上の厚さになって、本来の性能以上の断熱が施されている
ことになります。厚みチェックをします。)

グラスウ−ルメ−カ−のサイトでは、ウレタンフォ−ムはシロアリ被害に
遭うと書かれているようです。しかし、某防蟻会社のサイトでは、
ウレタンフォ−ムはシロアリの餌にはならないとされています。

要するに、それ自体は餌ではないのですが、木造の場合、餌がたくさんあり、
そのアリ道を断熱材内に作られるということのようです。
グラスウ−ルは、繊維系ですので、すでにアリ道ができているので
何ら変化がないということのようです。
発泡系断熱材は、どれもシロアリのエサみたいな犯され方
をするケ−スがありますが、エサにはなりません。

ウレタンの場合、防蟻剤を混入した現場発泡断熱もあるようですが
1階床下断熱用のボ−ド成型品です。

現場発泡ウレタン断熱は充填断熱に優れていて、隙間がないので、
他の充填断熱より高い断熱性能となります。

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