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断熱材考−発泡断熱材

最高の断熱性能を持つフェノ−ルフォ−ム保温板について
記述します。

熱伝導率0.020W/(m・K)ですので、ウレタン発泡断熱材より断熱性能は高く、
これ以上の断熱材は現時点では存在しません。高い断熱性能の理由は、気泡
の小さいことと気泡膜のガスバリア性の高さにあります。

耐熱性もプラスチック系の中では最も高く、200度以上にならないと
熱減量曲線の変化は見られません。
炎を当てても炭化するだけで燃え上がることはありません。
充填断熱で防火構造30分個別認定を受けています。

でも、断熱材に関係なく防火構造認定はありますので、それが取り消しに
ならない限り法的にはあまり意味はないです。
実質的にはより火災に強い外壁であるということだけです。

燃焼時に発生するガスは二酸化炭素と少量の一酸化炭素のみで、
青酸ガスや塩素ガスなどの有毒ガスの発生は認められていません。

耐薬品性にも優れています。防蟻剤に反応して溶解するなんてこともありません。
ノンフロンですので、地球環境にも優しいようです。

耐候性も優れていて、経年変化による発泡ガスが抜けにくいし、
外からの空気の侵入も少ないそうです。
加工性も良いです。

コストについては、やはり高いですね。普及を阻むのはこれです。

・・・かなり優れた断熱材であることは明らかですが、水に対して弱点が
あります。フェノ−ルフォ−ムは、その製造工程において、
何らかの表面材(シ−ト)が付いていて、その透湿抵抗によって透湿係数は
60〜1300まで変化します。
フェノ−ルフォ−ムの吸水性の高さと水に濡れると酸性に変る性質に
起因して、透湿抵抗が高い表面シ−トを使ったため、製品ボ−ドの
透湿抵抗も高くなっています。濡れないようにしてるのです。
酸性になるということは、金属類を腐食しやすいということです。
釘とか金物に十分注意する必要がありますので、防水性の高い表面材を
使用しているのだと思います。
元々、断熱材内に対流が起きて結露するようなこともありませんので、
通気工法にする必要がなく、透湿抵抗が高くても問題ありません。

水に関すること以外は、最も優れた断熱材です。

製造メ−カ−は外断熱に力を入れています。
断熱だけを考えると外断熱のほうが内外の熱透過面ではすぐれているのですが、
建物には様々なものが付きます。
金物であったり庇であったり、単純に壁だけなら良いのですが、
庇などで開口部から入る日射を防ぐことも熱環境的に大事なことですし、
突出物を断熱材で支持することはできませんので、しかるべき強度のある
下地で受ける必要があり、結果として外断熱が切れることになります。
そもそも、断熱を切らないために外断熱を採用するのですから、
矛盾を孕むことになります。

それを防ごうとすると納まりも難しくなりお金がかかります。

メ−カ−サイトで概念図が出ていますが、庇も何も外壁にない絵を使っていて、
参考詳細図でも何も参考になるものが提示されていません。
勝手に考えろということなのでしょうが、難しいの一言です。

この優れた断熱材を充填断熱に使用する場合、
ウレタン発泡のように現場発泡はできないのかと調べましたが、
フェノ−ルは強い毒性があり、現場発泡での使用はできないとのことです。
いわゆる成形板しかないということです。
弾力性のあるものなら、間柱間に入れ密着させることができますが、
この保温版には硬質ウレタンと同様、密着できるだけの弾力性を
望むことはできないようです。
そうなるとスキマが生じますので、断熱効果が減じます。

断熱材のハイブリッドな使用を考えてみました。
軟質ウレタン現場発泡スプレ−缶をスキマ充填材として使用するのです。
少量なので、毒ガス発生、爆燃の問題もほとんど無視できると思います。

また、間柱とフェノ−ルフォ−ムとのスキマに使用して、万一、
間柱で結露が発生してもフェノ−ルフォ−ムが直接濡れることもなく、
仮に濡れて酸性化しても、間柱や柱・梁の金物はウレタンによって
コ−ティングされ、守られることになります。

恐らく、このハイブリッド断熱工法が最強の内断熱工法でしょうね。
高価格であることを除けばです(笑。

製造メ−カ−は2社ですので、値引き交渉は難しいでしょうね。
(積水化学工業 フェノバボ−ド 旭化成建材 ネオマフォ−ム)

なお、フェノ−ルフォ−ムは通気工法を必要としないのですが、
長期優良住宅対応にするために、通気工法を使用することが
あるようです。
フェノ−ルフォ−ムの表面は特殊な不織布を掛けていて、
透湿抵抗の高い表面材を使用していて、壁体内湿気が通気層に抜けないのです。
そもそも、長期優良住宅の認定基準が間違っているのです。
このような高価で優れた断熱材なのに、通気工法にしないと長期優良住宅に
認定しないなどオカシイのです。
製造メ−カ−は、国交省にかけあうべきです。
長期優良住宅の認定基準は?が多いです。正直、何が長期優良住宅なのか
理解に苦しみます。

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