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JAZZな家造り(^^♪
尼崎市空家活用アドバイザーになりました。

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今回は、連続気泡系断熱材の考察です。

連続気泡とは、気泡に穴があいていて空気が連続している気泡ということです。
連続気泡系断熱材の代表格は北米でN0.1のシェアを持つ、アイシネンです。
メ−カ−サイトでは、欠点のない断熱材だそうです。

確かに、サイトの説明では完璧みたいに書かれています。
実は、このアイシネンを採用しようとしたことがあります。
実際にサンプルを取り寄せ、簡単な実験も行いました。

採用にいたらなかったのは、通気工法を前提にする断熱材だからです。

採用予定の住宅は枠組み壁工法、俗に言う2x4でしたので、
外壁に構造用合板を使用しますので、通気工法を前提にする断熱材は好ましく
ないのです。

微細な連続気泡なので、空気の対流は起こさないということで、
結露の程度も少なくて済むということでしたが・・・

水槽にアイシネンを浮かべて放置していると、ある程度は吸水しますが、
止まります。微細な気泡の穴なので表面張力で吸水は止まるようです。

要するに、室内の湿気をアイシネンが吸収しても外部に排出できなければ
結局、面材近辺で結露し連続気泡内で水が移動し蒸発するというクロ−ズド
なサイクルを繰り返すことになるだけです。
別に漆喰のような調湿作用があるわけではなく、連続気泡なので室内の湿気
が気泡内に浸透するだけのことです。

断熱材は、本来空気の移動が少ないはずなので、連続気泡で透湿能力がある
といっても、微々たるものだろうと考えています。

アイシネンは空気を断熱に使っていて、ウレタンのような発泡断熱ガスは
ありません。熱伝導率は0.035w/mkとグラスウ−ルより少し良い程度
のものですが、ただ、実際施工で比較すれば、隙間なく施工できるので
グラスウ−ルより遥かに高い断熱能力を持っていると思います。

サイトには施工ビデオがアップされていますので、100倍に膨らむ
アイシネンを見て実感してください。

その他、吸音性・自己消火性・安全性・耐久性・施工性など申し分ない
性能を持っているそうです。
そうですと書いたのは、少し信用できない気がするからです。

アイシネンの成分については、レジンとイソシアヌレ−トと水が組成成分
だとしか書いてありません。
レジンとは合成樹脂のことです。説明になっていませんね。

推測ですが軟質ポリウレタンだと思っています。
実は類似メ−カ−はたくさんあります。
軟質ポリウレタンの現場発泡品はアイシネンと同じ性格を持っています。

このアイシネンの問題点は、他社とは違うと明記しながら、
成分的に他社とどう違うのか全く説明がないことです。

もう一つの問題点は、フランチャイズ制を取り責任施工なことです。

一般の工事は元請が存在し全体請け負いの責任を取るため、責任料が
倍化するわけです。フランチャイズですから競合もないことになりますので、
実行価格は高くなります。

アイシネンを使う場合、いっそ別途工事にし、直営でやるべきだと思います。
責任はアイシネンの代理店が持ちますので、問題ありません。足場等の負担は
仕方ないです。

フランチャイズ業者は、アイシネンから高い特殊器材を買わされるので、
あまり値引きにも応じられないとのことでした。

ところで、2x4にはあまりメリットは感じられない連続気泡断熱材の透湿性は、
軸組み工法においては、価値があります。

特に高温多湿な日本の風土に育まれた?という軸組み木造は、
室内の湿気を外部に放出する木造らしいので、この断熱材はピッタリ
だと思います。

最近、耐震性を上げるために、2x4のマネをして構造用合板を
貼りまくっていますが、透湿性構造用面材(構造用スタ−ウッド)も
出ているみたいですので、それと通気工法とを併用すれば性能の良い
断熱システムを確保できると考えています。

コスト的には、独立気泡系現場発泡断熱材に較べ安いです。
でも、同じ断熱性能を考えるなら、似たような金額かもしれません。
同じ厚みならかなり安いので、現場で同等品扱いを求めてくることが
ありますので、注意しましょう。

連続気泡は透湿性がある現場発泡断熱材なので、繊維系より数値以上の
断熱効果があり、通気工法を使用することが前提の外装材を使う場合
採用すると良いと思います。

断熱性能的には、フェノ−ルフォ−ムに遥かに及びませんが、
それ以外の性能はフェノ−ルフォ−ムに匹敵するものであり、また、
グラスウ−ルなど繊維系の特徴である高い吸音性も備えるなど、
優れた断熱材だと考えます。






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