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JAZZな家造り(^^♪
尼崎市空家活用アドバイザーになりました。

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釘の錆び

ワタシは、2x4を得意とする建築家(一級建築士)だそうです。

しかし、ツ−バイを勉強する上で、どうしても気になったことがありました。
ツ−バイの各部の接合は主に釘を使用します。

『釘が錆たらどうしよう・・・』ということです。

たくさん打つので2〜3本サビたって、安全率の範囲内だからという
ファジ−な感覚を、私は持ち合わせていません。

特に在来工法の古家解体などで釘を見ると、不安な気持ちになりますね。
(ボロボロに錆びてる釘が多いのです。)

ツ−バイとは、その主要構造材の針葉樹材同士をつなぐシステム、
すなわち、くぎ打ち工法・・・カッコヨク言えば、ネイリングシステム
によって成立している構造体なわけで、当然釘の錆について
自分の中で納得する必要がありました。

空気中に置きっ放しになっている釘を見ますと、サビが著しく進行している
ものと、それほどでもないものとがあります。

土に近いほど、どうもその進行は早いようです。

しかし、室内の乾燥状態に置かれたものは、なかなかサビません。

ビ−カ−に水を入れて、その中に釘を入れておくと、ゆっくりとサビが
進行します。しかし、直接地面に置かれた釘よりもその進行は少ない、
つまり、水蒸気と酸素とが常時供給される環境に置かれた釘はサビる
ということです。

RC造の鉄筋はコンクリ−トが風化(酸化)しなければ、
錆びずに生き続けるわけなのですが、
例外的に錆びる場合があって、コンクリ−トのPHが問題になって
化学反応したり、ヒビワレからの浸水でサビが発生したりするようです。

少なくとも、木と釘の組み合わせで、木材のPHは問題にならないので、
一応化学反応でのサビは考えられません。
木造在来工法の古い家の改修などでは、モルタル下地の木ずり板がボロボロに
風化していてそれを止め付けている釘もボロボロであったりします。
1階の床根太で小断面な場合、やはり同じような状態のようです。

しかし、主要構造体はさすがに耐用年限があって、
柱梁内に深く入り込んでいる釘は、サビが見られなかったりします。

要するに、木材の風化度によって釘の耐用年限も変化するようです。

つまり、木材側が風化して建築としての用をなさなくなった時、
釘も錆びてしまっているということです。
逆に、木材が生き続ければ、それを止め付けている釘も、
その含水率に関係なく生き続けると考えることができます。
(面白いですね。RCに例えるなら木材がコンクリ−トで釘が鉄筋だということです)

故に、雨漏りや湿気の多い場所で木材は腐朽菌に犯されたり、
風化を早めますので、当然釘も錆びてしまうことになります。

釘で持たせる工法なんて、もし釘が錆たら、家がバラバラに壊れる
と心配している人・・・
そういうわけで、きちんと作られたツ−バイの釘がサビるのは、
木材が風化した時だということなのでご安心くださいね。

また、ツ−バイの構造体に使用する釘はプラスチックコ−ティングされている
コモンネイル(CN釘)というのですが、色分けコ−ティングしていて
サビにくい釘でもあります。

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