僕とチータのジャズ日記

お久しぶりです、オダギリです。まだ生きています!

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こんにちは。
今日はなんとなく曇り空でパッとしないお天気でした。
チータも寝てばかりの一日。。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?




さて、ジャズ入門編を2回続けてアップしました。
これから連休最終日までミュージシャン別の入門アルバムを少しご紹介しようと思います。
今日はマイルス・デイヴィス。
「ジャズの帝王」として君臨した稀有なトランペッターです。




彼の偉業をここで論じても仕方がないので、アルバムの紹介しかしませんが、
マイルス・デイヴィスなどのいわゆるジャズ・ジャイアンツと呼ばれる人たちの
アルバムを聴く上で注意しないといけないことがあります。
それは一般に彼らの有名なアルバムは「わかりにくい」ということです。
ジャズというのはある意味人と違ったことをやって評価されてきたところがあって、
そうするとジャイ・ジャイアンツの代表アルバムは難しいものが多いです。
一概には言えませんが・・・。




ところが最初にそういう難しいアルバムを聴いてしまうと、


      「ああ、オレにはマイルスはわからない」


などとなってしまい、
他のミュージシャンのアルバムを漁るようになります。
次に漁ったアルバムがコルトレーンやモンクのものだったりすると、
彼らのアルバムを聴いても、


      「ああ、コルトレーンもモンクもオレにはわからない」


となってしまい、結局「オレにはジャズはわからない」となってしまいます。
かつての僕がそうでした。
僕の場合はそういうジャイアンツのアルバムが理解できずに、
1990年代の新譜を漁るようになり、
幸いピアノトリオとワンホーンものに自分の気に入るものがあり、
だんだんとジャズを好きになっていきました。
今思えば、そのときにジャズジャイアンツのどのアルバムから聴いたらいいか?
みたいな情報があれば、マイルスやコルトレーンの難しいアルバムを聴かずに
すんなり入っていけたように思います。




市販されているガイドブックを見ると、


      「マイルスは『カインド・オブ・ブルー』が超名盤」


などと書いてあり、そのまま読むとそれから聴くのがいいように受け取れます。
これが間違いでした(笑)
このアルバムはモードと呼ばれる理論のさきがけとなったアルバムで、
多少難しい音楽の部類に入ります。
ですから初心者向けではありません。
ちなみにジャズを聴きこんでいくと、こういう難しいものが良くなったりするので、
そこがジャズの面白いところなんですが・・・。
初心者向けなのはメロディがわかりやすいものです。
モード音楽は独特の浮遊感があり、初心者が聴くものとしてオススメできません。




それでは、今日はマイルス入門としてこのアルバムを紹介します。



      ☆マイルス・デイヴィス/DIG(ディグ)



マイルスの1951年のアルバムです。
テナーサックスのソニー・ロリンズとの共演アルバムです。
メンバーは、



○トランペット:マイルス・デイヴィス
○テナーサックス:ソニー・ロリンズ
○アルトサックス:ジャッキー・マクリーン
○ピアノ:ウォルター・ビショップJr
○ベース:トミー・ポッター
○ドラム:アート・ブレイキー


です。6人編成ですからセクステットですね。
ボーナストラックを含めて全7曲、どの曲もオーソドックスな演奏に終始しています。
ロリンズのテナーがいい味を出していますネ。
この「マイルスにしてはオーソドックスな演奏」というのがポイントで、
この人の場合、そういう演奏は初期のもの以外は少ないです。
最初に『カインド〜』や、かの有名なエレクトリックを大胆に導入した『ビッチェズ・ブリュー』などを
聴いてこれを聴くと、マイルスという人が最初は普通のトランペッターだった(笑)ということが
おわかりになると思います。





エレクトリックなマイルスも、ロックやファンクを聴いていた人には受けがいいかもしれませんが、
これらを入門として推すのは正直気が引けます。
そこでごく初期のアルバムからこのアルバムを引っ張り出しました。
ジャズを1〜2年聴いてきて、そろそろマイルスを聴きたいと思っている方は、
このアルバムから聴いてみてはいかがでしょうか?
またこのアルバムだと、少しだけジャズを聴いただけの初心者でもなんとかついていけるかもしれません。
僕もごく普通のジャズを演奏したマイルス(?)を聴きたいときは、
このアルバムか『イン・ヨーロッパ』、そして『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』あたりを
聴くことが多いですね。

マイルス・デイヴィスを聴く最初のアルバムとしてどうぞ!







それでは、ごきげんよう。。
Have a nice day!

閉じる コメント(24)

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hikariさん:こんにちは。お体の調子はいかがですか?絶対に無理をしてはいけませんよ。。。そしてお褒めの言葉有難うございます。お世辞でも嬉しい・・・。ジャズを聴くときに雰囲気はとても大事です。いつかワインでも飲みながら本当に聴いてみてくださいネ。それでは、ごきげんよう。。

2007/5/5(土) 午後 1:39 オダギリ&チータ

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s alviniさん:ハービーから入る人は多いですね。実は僕もそうで、彼の「ニュー・スタンダード」が本格的にジャズにのめり込むきっかけとなりました。だいぶ前に『シークレッツ』なんかも聴いてましたね。あれはもうジャズではないかもしれませんが・・・(笑)。最近はVSOPのファーストアルバムを聴いたりしています。レイ・パーカーのリズムギターが異常にカッコいいです。。

2007/5/5(土) 午後 1:43 オダギリ&チータ

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泡盛大王さん:こんにちは。マイルスは最初の一枚が難しいですね。これは僕の経験から記事をアップしています。DIGは少し音は悪いですが、マイルスを初めて聴く人にはもってこいだと思います。そしてこのアルバムは僕のマイルス愛聴盤でもあります。コメント有難うございました!

2007/5/5(土) 午後 1:49 オダギリ&チータ

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一菜姐さん:マイルスは確かに選択が難しいですね。エレクトリック・マイルスだとジャズではないような気がしますし・・・。64年のライヴというのは『マイ・ファニー・バレンタイン』と『フォア・アンド・モア』ですね?マイルス入門としては少し難しいかもしれないですね。実は『ウォーキン』をあげようかと思ったのですが、一曲目が好きではないので(笑)DIGにしました。ロックファンであれば『ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン』なんかでもいいのですが、一般的なジャズではないと思うので古いアルバムを紹介しています。。

2007/5/5(土) 午後 1:55 オダギリ&チータ

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私もhikariさんと同様にオダギリさんの文章が好きで、文章から惹かれて何枚かCDかりてきましたよ!また村上春樹のPortrait in Jazzとかから・・春樹さんはJAZZのCD何か1枚というならマイルスの「ウォーキン」というのを何かで読んで聞いてみましたが、おっしゃるように1曲目から???でまだ私には良さがピンときません。あと「国境の南、太陽の西」に出てくるデューク・エリントンのスター・クロストラヴァーをいつか探し出したいと思いながらまだ見つけてません。アルバム名(サッチ・スィート・サンダー)名前が素敵・・・

2007/5/5(土) 午後 2:41 [ topazio ]

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jazz好きといっても音が流れていればOK程度。 趣味のヨットで帆走中に仲間は全員午睡中、一人でウォッチ中持ち込んだMDで聞くのは最高です。 最近は昨年マウイで見つけたネイティヴハワイアンをかけています。 明日はお宅をゆっくり訪問し、読ませていただきます。

2007/5/5(土) 午後 4:34 [ asobinotennsai ]

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マイルスと言えばコルトレーンかショーターのサックスを思い浮かべてしまいますが、ロリンズによってオーソドックスな感じが出てると思います、いいですね、これも。。。

2007/5/6(日) 午前 10:38 gan*an0**3

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あっ、やっぱバレたか・・・。そうです、Fore & MoreとMy Funny Valentainです。その中でも、ステラが最高♪(あっ・・・ヒトに勧めるようなコメントになっちゃった・・・)

2007/5/6(日) 午前 10:49 一菜

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topazioさん:お褒めの言葉有難うございます。照れくさい、です。私の記事が参考になれば幸いです。村上春樹は最近「カンガルー日和」をたまに読んでいます^^「ウォーキン」もいいですが、最初の曲がどんくさい(笑)。それで少し古いDIGをご紹介しました。「国境の南〜」は随分昔に読みました。また読み返してみます。でも彼の本を見るとジャズのアルバムがよく出てくるので、聴いてみたくなりますネ。ノルウェイの森を読んでいて『ワルツ・フォー・デビィ』や『カインド・オブ・ブルー』が出てくるので驚いたことがあります。

2007/5/6(日) 午前 11:43 オダギリ&チータ

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asobinotennsaiさん:おはようございます。ヨットの上でジャズですか?なんと優雅な!!海の上のジャズも最高でしょうね。そしてハワイアンですか・・・。ハワイアンといえば「HAPA(ハパ)」というネイティブのギターデュオがいまして、彼らのファーストアルバム『HAPA』が最高です。僕は夏場によくかけます。ご参考まで。。

2007/5/6(日) 午前 11:47 オダギリ&チータ

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ganganさん:そうですね、マイルスのバンドというとコルトレーンかショーターの印象がやっぱり強いですね。ロリンズはこのアルバムではいい演奏していますね。僕は正直彼のリーダー・アルバムで特別に好きなものが(いまは)なく、このアルバムでの演奏が好きです。クリフォード・ブラウンといっしょのときの演奏もよかったですネ。。

2007/5/6(日) 午前 11:51 オダギリ&チータ

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一菜姐さん:あの2枚は初心者には難しいですね。『フォア・アンド〜』はやたらと評価が高いのですが、中級者でないと理解は難しいと思います。以前ジャズ狂で有名なタモリが、私の好きな一枚として『マイ・ファニー〜』をあげていましたね。。

2007/5/6(日) 午前 11:55 オダギリ&チータ

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「クッキン」か「リラクシン」あたりを勧めるかも。個人的には69年〜75年のカオスと毒のあるエレクトリック・マイルスをいちばん聴きますけどね(^^;

2007/5/6(日) 午後 10:52 ひろちん。

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僕の入門はマイルストーンズでしたね。フィリージョーを好きになったのもこのアルバムがきっかけです。マイルスは全時代好きなのですが1番好きなのがキース在籍時です!

2007/5/6(日) 午後 11:31 [ mor*t*2jp ]

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ひろちんさん:「リラクシン」あたりもいいかもです。ただもっとオーソックスなものはないかなと思って「DIG]にしました。エレクトリックのマイルスは熱狂的に好きな方がいますね。僕も以前は聴いていましたが、最近はあまり聴かなくなりました。それでも「ダークメイガス」あたりは人に薦められる気がします。。

2007/5/7(月) 午後 9:28 オダギリ&チータ

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moriteさん:『マイルストーン』は少しモードっぽくないですか?入門にはもう少し前のマイルスがいいような気がします。キースのときはすでにエレクトリック・マイルスですね。あの頃から過激になっていきますね。考えてみると、キースもチックもハービーも皆マイルスコンボ出身なのですね。若手の登竜門だった気がします。。

2007/5/7(月) 午後 9:33 オダギリ&チータ

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マイフェイバリットのジャズメンです!やっぱり人にオススメするのは、ラウンドミッドナイトです!・・・ロック育ちだったんで、最初はとっつくにくかったですけれど(笑。こういう入門には何が良いかっていう記事記事っていいですね!

2007/5/7(月) 午後 10:08 [ ken*u*in*9 ]

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Ken@!?さん:マイルスを一番好きなジャズマンにあげる人が多いですね。『ラウンド〜』も完成度のとても高い「超」のつく名盤だと思います。Kenさんのようにロック畑の人は、それこそエレクトリックのマイルスがいいような気がします。『マイルス・アット・フィルモア』ですとか、何度も紹介しています『ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン』だとか、です。

2007/5/7(月) 午後 10:34 オダギリ&チータ

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本日放送していた「なんでも鑑定団」でマイルス・デイビスの書いたスケッチが鑑定されていました。何気ない二枚のスケッチですが、両方で100万円の値がついていました。音楽に対する感性が絵に表れているという評価でした。

2007/5/13(日) 午後 2:39 noz*wa*950

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NOZAWAさん:マイルスのスケッチは値打ち大ありです。というのはあの人のデザインは素晴らしいですから。アルバムタイトルが出てきませんが、ジャケットにもなっています。「スター・ピープル」だったかな・・・。両方で100万円でも安いと思います。ミュージシャンに絵の上手い人は多いですネ。ジョニ・ミッチェルなど、本当の画家よりも上手いです(笑)

2007/5/13(日) 午後 8:31 オダギリ&チータ

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