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※「水面に浮かぶ心の詩(うた)」過去の記事より転載させて頂きました...
この詩は、体に障害を持ちながらも、前向きに毎日を強く生きておられる
向日葵(ひまわり)さんが、心のつぶやきや、日々、感じた事を書き留められた詩です。
≪満開の感動は心の中に≫
ちょうど桜の花が満開の頃
両親が泊まりに来ていた
春の麗らかな陽気に誘われ
ドライブがてら
有名な桜の名所を訪れ
お花見を楽しんだ
桜の木の下にシートを敷き
好みのお弁当箱を開けた
人工の池だが
周りに植えられた桜の木々
上を見上げられなくても
目の前に観える桜の花々
淡いピンク色が
それぞれの蕾から咲き揃い
一本一本の木の
どれもが彩られていた
“こんなお花見は
何年ぶりかな”
ふだん外出もままならない
ただ耐えるだけの日々が
嘘のように思えた
気を許せる両親とだから
時の流れが穏やかだから
私は健常者の人達と
同じ空の下にいて
同じ桜の花を観られたこと
それが嬉しかった
この数年の過ごし方からは
考えられないくらいの幸せ
“他人(ヒト)と同じものに
感動出来る喜び”
お花見が出来た喜びは
桜の花びらが散るまで
心の中に咲き続けるだろう
《一言》
桜の花ほど咲き出すのを待ち望む花はない。
華やかで目立つ花ではないが、咲くまでの忍耐強さや、
花びら一枚一枚が前に出るのではない奥ゆかしさが日本人の性格に似ている。
そんなところに私達は惹かれるのかも知れない。
桜の花は舞い散る姿も美しい。
私も桜の花のように懸命に命を全うしたい。
向日葵
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