過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

●千春ちゃんへ

イメージ 1

※「泣ける2ちゃんねる」より転載

娘千春が逝ってから、もうすぐ1年。
千の春を迎えられる位長生きして欲しいという願いを込めて名をつけたのに、
あの子はたった7つの春しか迎えられなかった。
先天性の免疫不全症候群で、生まれてから一度も病室の外に出ることはなかった。

「いつになったらお外へ出れるの?」

悲しそうに呟くあの子の姿が今も目に焼き付いている。
結局、生あるうちにその願いは叶えられないまま終わった。

小さな身体で懸命に、最後まで、生きることを諦めなかった千春。
闘って、闘って、闘い抜いた千春。
とうとう力を使い果たして、眠るように逝った千春。

「よく頑張ったね、えらいぞ、1等賞だ。だからね、もういいからね、おやすみ」

主治医の先生が看取った時に、優しく千春の頭を撫でながらそう言って泣いていた。
私は主人と一緒に泣きながら、そんな先生に何度も何度も頭を下げた。

小さかった千春をもっと小さな一握りの灰と骨にして、海と山に撒きました。
外の世界に焦がれ続けていた千春を、また狭くて暗い墓の下に閉じ込めたくなかったので...

千春、千春、今あなたはどこにいるの?
空? 海? 山? 幸せでいる?
今はまだ、あなたのことを思い出すと涙があふれて止まらないよ。
おかあさんの娘に生まれてくれてありがとうね。

またいつか会おうね...

●遠き日の思ひ出

※「泣ける2ちゃんねる」より

母が漕ぐ自転車のうしろに乗って、
集落の外れの養鶏場まで卵を買いに行った、
遠い記憶。

夏の午後、
自転車は砂煙を上げて、
未舗装の田舎道を走った。

家に帰ってから、
小さなプラスティックの風呂桶に水を溜めて入り、
暑さをしのいだ。

窓から夕空を眺めると、
明るい星がいくつも見えた。

1970年代前半の話。

今では、パックされた卵しか買わないし、
砂利道もほとんど見ない。

夜の街は明るくなって、
星の数がずいぶん減った...

全1ページ

[1]


.
善之助
善之助
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(9)
  • ぽんきち
  • 鬼瓦 櫻子
  • 森からの手紙
  • Fuku
  • ritu
  • 杉山 浩司
友だち一覧

ブログバナー

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

標準グループ

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事