◆社会問題◆

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全5ページ

[1] [2] [3] [4] [5]

[ 前のページ ]

タクシー全面禁煙巡るコラム、中日新聞に抗議40件
5月10日3時18分配信 読売新聞

 名古屋地区で今月1日から始まったタクシーの全面禁煙について、
中日新聞社(本社・名古屋市)の常務・編集担当の小出宣昭氏(62)が
4月29日の朝刊で否定的な意見を掲載したところ、
「たばこの害を、どう考えているのか」などの抗議が同社に相次いでいることが9日、わかった。

 NPO法人「日本禁煙学会」(東京)も小出氏に抗議文を送付した。

 愛煙家である小出氏は、コラムの中で、
全面禁煙について「決め方にいささかの薄っぺらさを感じる」とし、
タクシーは「個別選択的な乗り物」であり、
「全車禁煙という一律主義に本能的な危険を感じる」と書いた。

 中日新聞社には9日までに抗議のメールや手紙が約40通届き、
「喫煙を正当化するな」などの電話もあるという。

『みんなちがっていいのに/“弱い人たたき”』

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速(はや)くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

 安倍首相は二十二日、「私と小鳥と鈴と」と題した金子みすゞの詩を国会答弁で引用し「それぞれ能力を持ち、可能性を握っていることを認識し合う教育が必要」と続けたそうだ。

 力が強い人、弱い人、足が速い子ども、遅い子ども、お金持ち、貧しい人、元気な子ども、静かな子ども…。

 「みんなちがって、みんないい」はず。なのに今、日本で首相が言うような多様な個性を生かす教育が行われているか。違いを認め合う寛容な社会になっているか。困っている人をいたわる世になっているか。逆に、子どもたちが弱い立場の人を攻撃する問題が起きた。

 愛知県岡崎市で、ホームレスが襲われる事件が七件続いた。六十九歳の女性が亡くなった。けがをした人、お金を奪われた人もいる。被害者のうち三人は七十歳以上。四件には高校生らしい少年三、四人が関与しているとみられている。

 過去の事件でホームレスを襲撃した少年たちは「汚いので手でなく棒で殴った」「人間のくずだから排除しようと思った」という衝撃的な言葉まで口にしている。

 さまざまな理由で路上生活をし、抵抗する力があまりないに違いないお年寄りを集団になって狙う。ストレスを発散させたかったのかもしれないが、なぜこうした事件が繰り返されるのだろう。

 強い人が弱い人を踏みつけ、弱い人はもっと弱い人を探して攻撃する。自制できない。あるいはしようとしない。そうした“弱い人たたき”が、大人社会にも広がってはいないか。

 本紙朝刊連載の「なくせ いじめ自殺」で、精神科医の香山リカさんは、人それぞれと口では言いながら、実際は途中の努力を認めず仕事で結果を出した人しか評価しない大人の一元的な価値観が問題だと指摘した。

 この連載で、NPO法人代表の清水康之さんは、いじめられないかとおびえたり追いつめられて自殺する子どもと、リストラに遭って負け組にいつなるかと不安の中で生きたり、過労自殺に追い込まれる大人の状況が似ていると分析している。

 失敗したり弱音を吐くことが許され、ありのままの自分が受け入れられる。逃げ場がある。そんな社会こそ必要という提言は香山さんと共通する。

 だが、現実は競争や効率が優先される。その評価に合わないホームレスは襲われる。いじめに苦しむ子どもの逃げ場になっている学校は多いだろうか。

 「みんなちがって、みんないい」という考えが根付き、安心して生きることができる社会にどうすればできるか。自問して答えを探すべきなのは大人だ。

2006年11月25日(土) ※バックナンバー

『ホームレス襲撃 弱い者いじめを許すな』

 嫌な事件である。愛知県岡崎市でホームレスの女性(69)が殺された。周辺では最近、野宿する人が相次いで襲われている。少年グループがかかわっている可能性があるという。やりきれなさが募る。

 女性は腹や胸を殴られて河川敷で死んでいた。こざっぱりとした身なりで、散歩の人とも会話をしていたという。ひと月あたり七万円の年金を受け、空き缶集めもしていた。しかし財布に現金はなく、奪われた可能性がある。

 その後の調べで、対岸や駅などで男性が襲われる事件が続発していたことが分かった。財布を取られたり、寝泊まりしていた段ボールに放火されたりした人もいる。

 女性の遺体発見現場近くでは十代とみられる男四人が目撃されている。別の被害者も若い男四人に襲われ、うち一人から「自分は高校生だ」と聞いたという。

 体力が勝る若者が束になって暴力を振るう。老いた女性が亡くなるまでやめない。一生懸命ためたであろうお金までも奪う。そうだとしたらひきょうで、許せない。

 過去のホームレス襲撃事件も、加害者は少年グループだった。

 二〇〇二年、東京都東村山市で男性が中学生ら六人に暴行され死亡。図書館で騒いでいるのを注意し、逆恨みされた。翌年は川崎市と大阪府守口市で、十人以上の集団がホームレスを次々襲った。ことし三月には兵庫県姫路市で、少年四人が足の不自由な男性に火炎瓶を投げて死亡させた。

 逮捕された少年たちは「むかついた」「暇つぶしのゲーム感覚」などと供述している。非情な行為と軽い言葉の落差に戸惑う。

 川崎市は事件が頻発した十年前、教員向けに冊子を作った。襲われた人たちは高齢、病弱、障害者で、「襲撃はいじめと同質」と分析。加害者の少年も周囲から疎外されていたとしている。

 時を経ても、構造は変わらないようだ。景気は「いざなぎ」を超え戦後最長という半面、正社員になれず希望が持てない人がたくさんいる。いじめや虐待が毎日のように発覚する。「勝ち組」と「負け組」に選別され、不満が弱い方へ向く傾向がありはしないか。

 ホームレスへの偏見も根強い。広島市の聞き取り調査では、ホームレスになった原因の四割は倒産や失業。リストラや公共事業削減のしわ寄せが表れている。「気まま」「怠け者」といった見方は正しくない。住まいを確保して、就労、自立を促す策も必要である。

'06/11/24 ※バックナンバー

全5ページ

[1] [2] [3] [4] [5]

[ 前のページ ]


.
善之助
善之助
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(9)
  • 鬼瓦 櫻子
  • まい.+:。(ノ^∇^)ノ゚.+:。
  • Fuku
  • 杉山 浩司
  • ぽんきち
  • smily616jp
友だち一覧

ブログバナー

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

標準グループ

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事