渋谷レコード店日記-アナログレコードコレクションのススメ

渋谷の中古レコード屋next. recordsで日々思ったことやレコードについて書いてます

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あんまり声高には、言っていませんがウチの店ではレコード以外に中古のターンテーブルも店頭販売しています。
ターンテーブルもいろんなメーカーから発売されていて種類は、いっぱいあるけどももっぱら、売れるのはやっぱりTechnics SL-1200だけなんですよね。
前にもこのブログで書いたコトがあるのですが、ウチの店でソレ等の中古ターンテーブルをおもに買っていくお客さんっていうのは外人さんなんですよ。
ホント、外人さんの購入率が高くって入荷したSL-1200の90%くらいは海外に流出している状態です。
その理由も知っていて、どうやら海外では中古のSL-1200が人気のために品薄で値段が高騰しているらしく日本の販売価格の倍くらいの値段で売っているみたいなんですよね。
next.では表立って「中古Technics SL1200売っています!」ってWEBサイトになんて一切書いていなくって、たまたまレコードを買いに訪れたお客さんが、店頭に展示しているターンテーブルを見かけて
「おっ!SL-1200売ってるっ!」って気がついて購入していくっていうパターンなんですよね。
ん〜多分、殆どが「衝動買い」っぽいカンジで買っていかれます。

で、その時「見せてくれ」って言われるので動作確認をしてレコードで音を出して上げてその場で、ソッコー買っていく場合も多いんですが「ん〜ちょっと考えさせてくれ」っていうケースも多いんですよね
でも、次の日とか2〜3日後とかに再び訪れて「やっぱり買うよ!」ってなるコトがめちゃ多いんです。
多分、他のお店で値段やコンディションの良し悪しを品定めして検討しているんでしょうね。
まぁ〜next.のターンテーブルは、他店よりも売値が安いみたいなのでそのへんが結構決定打になっているみたいですけどね。

先日、大学生のめちゃ若いお客さん(日本人)がターンテーブルを見せてほしいってnext.に来てくれました。
なんでも、アナログレコードでのDJ PLAYに興味があるらしくアチラコチラのお店で中古のターンテーブルの物色中とのコトでした。
ターンテーブルに興味があるんだけど、わからないコトだらけのようで、店頭で現物のターンテーブルを見せてもナニがどうで何処をチェックしてイイのか・・・ってカンジでした。
で、「この部分は、こうなってます、ここはこんなカンジです」と一通り説明すると「あの〜失礼かも知れませんが、ぶっちゃけた質問していいですか?」って訊かれたので「ど〜ぞ」と返事をすると
「ヤフオクとかを見ると値段だけだと、もっと安いターンテーブルがあるんだけど、あ〜いうのってどうですか?」って訊かれました。
「まぁ〜値段だけで判断してナンかトラブルがあったら自分で対応出来るんだったらお買い得ですよね」って想っているコトをそのまま伝えました。
「しかし、SL-1200もMK3とかだと発売から30年近く経っているので元の持ち主がどんな環境に置いて、どんな使い方しているとかでコンディションは、めちゃ変わりますからね」なんてコトをハナシました。
で、結局この時は、「ちょっと検討します」って帰ったんですが、後日「やっぱり買います」再び訪れてご購入していただきました。

やっぱり、はじめてのターンテーブルなので、使い方やセッティングの仕方等が全くわからない様子だったので、一通り説明すると「あの〜レコードの針はどうすればイイんですか?」というシンプルな質問が。
「ま〜好きなの買えばイイと思いますよ」って言ってみたものの、DJに興味があるんだったらターンテーブルは、SL-1200の一択でイイけど、レコード針はナニを選べばイイのかって言うのは、はじめてターンテーブルを買った人にしてみれば正直、難しい選択かもしれませんね。
DJ用途ではスタンダードにSHUREの44Gとかを選んどけば、大きくハズすコトはナイと思うんだけど、SUREはもうレコードカートリッジ&針の生産やめちゃったしね。
カートリッジ自体はサウンドの好みやプレイの用途でかなりイロイロな選択が出来るけど、いかんせん自分の好きな曲のレコードがカートリッジの違いでどんな音で再生されるのかっていうのは、実際にカートリッジを買って自宅で鳴らして初めて判りますからね。
カートリッジの価格も最近は結構いい値段しますし、もう、お試しが全くできない状態で、スペックだけで判断しなきゃいけないというのはビギナーにとってはかなりハードルが高いですよね。
next.ではターンテーブルは売っていてもレコード針は扱っていないので、「ちょっとレコードの針を買ってきます!」といって結局他で調達してきたようです。
で、カートリッジを調達して再び戻ってくると「コレで家に帰ったらレコードで音楽聴けますよねっ!」って意気揚々としていたのですが、ちょっと心配になったので「このターンテーブルって一体にナニに接続する予定ですか?」って訊いてみると・・・。
「家にミニコンポがあるのでそれに繋げようと思うんですけど・・・」と言ってたので、「それってPHONOって入力ついてます?」って訊くと「ナンですか?ソレ?」というご返事。

このターンテーブルビギナーさんのPHONO入力問題・・・結構多いんですよね。
ターンテーブルから出ている赤と白のケーブルの先のピンプラグを持っているコンポの裏側の空いているピンジャックにぶっ挿せば、コンポのスピーカーからレコードの音が鳴るって多くの人が思うようです。
昭和の時代に作られたコンポならまだ、PHONO入力がついているかも知れませんが、今のコンポには外部入力はついていてもPHONO入力は、ほとんどついていませんからね。
そして、当然「ターンテーブルから伸びているもう一本の細い線(アースケーブル)はナニ?」ってなりますし。
この時のお客さんにもコンポにはPHONO入力が必要なコトとコンポにPHONO入力がなければPHONOアンプもしくはミキサーを通さないと音が鳴らないコトを説明をしました。
結局このままでは家に帰ってもレコードは一切聴けないという事実がわかったようです。
「え〜っ!!マジっすか?」ってかなりガッカリしている様子・・・多分、今日一日だけで「レコードを聴くぞっ!!」って気合を入れて大枚をはたいてターンテーブルとカートリッジを手に入れたと思います。
しかしながら、レコードを聴くのにはまだ、購入しなくてはイケないモノがあったとは・・・。
昨今のアナログレコード人気の裏側でポータブル・レコードプレーヤーがめちゃ売れまくっているっているっていう背景の裏にはレコードを再生するためのハードルの高さがかなりカンケーしているような気がします。


イヤ、ホントにレコードを聴きたいという目的を達成するために、プレーヤー、カートリッジ、コンポ、PHONOアンプ or ミキサーが必要でそれぞれを繋げないと音がならないって、現代の家電のオールイン・ワン的なあり方からするとかなり異色な構造なのかもしれません。
だから、「コレ1台ですぐにレコードが聴けます!」みたいなスピーカー内臓のプレーヤーが売れるんでしょうね。
個人的には、ソレで聴いてもレコードの良さはなかなか伝わりにくいとは思うのですが・・・。
もっとカンタンに、そしてシンプルにしかも、レコードの音がガツンと一発で伝わるシステムがあれば一番イイんじゃないかなって思うのですが、なかなか難しそうですね〜。
で、結局その大学生のお客さん、ミキサーを手に入れるまでレコードの再生はお預けになりました。
ん〜しかし、そのミキサー選びっていうのも、ピンからキリまで様々なモノがありますからね・・・また、悩みそうな予感・・・。
だけど、重さ10kg以上あるSL-1200を抱えて自力で電車で持って帰るというガッツたるや・・・若いって素晴らしいっ!



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