渋谷レコード店日記-アナログレコードコレクションのススメ

渋谷の中古レコード屋next. recordsで日々思ったことやレコードについて書いてます

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こんな記事を読みました。
持つ楽しみと持たない楽しみ
もう全然聴かなくなって倉庫に置きっぱなしになったレコード等が入ったダンボール箱12箱を処分しようと思ったようですが、手元に残しておくものと処分するものとガンバって選別したが、なかなか決断できずにいる・・・。
この手のおハナシは、レコードの買い取りのお問い合わせを頂いた時にホント、よく聞きます。
本来は、レコードの中に収録されている音楽を聴くために手に入れたレコードだったハズだったんですが、長年のうちにレコードを所有するほうの目的のほうが比重が高くなっちゃうってカンジでしょうか。
レコードの処分を考えている人達も、もう何十年も1回も聴いていないレコードを1000枚も所有するコトにナンの意味があるのか?とか、自宅でも倉庫でも、もう聴いていないレコードが占有しているスペースもナンか勿体ないような気がするとか・・・。
たとえ、そのレコードがなくなっても今じゃ、スマホさえあれば、いつでもどこでも聴きたい曲が聴けるっていう環境が揃っているのにレコードの処分に踏み切れない・・・もうレコードプレーヤーさえ手元にナイのにレコードを所有することに意味があるのか・・・とか。
アタマの中で論理的に考えればどうすればイイのかっていうのはわかっているハズなんですよ。
だけど、気持ち的にはなかなか割り切れない・・・。

上記のコラムの筆者さんも、現在の置かれている状況から考えると、レコードの必然性は極めて低いような気がするんだけど、気持ち的に「レコードの処分」に踏み切れないみたいなカンジでしょうね。
レコードの処分を思いついた時に、手元に残すものと処分するものを選別するっていうのは、実はかなり難しいコトだと思うんですよ。
やっぱり「手元に置いておくレコード」と「処分するレコード」の線引する基準っていうのが感情的なもので曖昧なだけにそのラインがブレまくるんですよね。
そのレコードのジャケットを見てどんな曲なのかパってフレーズやメロディが浮かぶのなら手元に持っておく・・・って決めても、そもそも好きな曲のレコードしか買ってないワケだからホトンドのレコードは知っている曲なんですよね。
そうすると、処分するレコードより手元においておくレコードの方が多くなっちゃうってケースになる場合もあります。
逆に考えると、知っている曲だから、もう処分してもイイ方にしちゃうっていうのも考えられるのですが、ソレもなんか自分のアイデンティティを捨てるみたいなカンジがして踏ん切れないみたいな気持ちにもなります。
で、ジャケットを見てもあんまり覚えてい「ナンだろこの曲?」みたいなレコードも「ちょっと聴いてみよう・・・」って音を出したりするとそのレコードを聴いていた当時のコトなんかがメロディとともにブワ〜って思い出したりなんかして、ますます処分できなくなっちゃうパターンもありがちです。

ホント、そのレコードが目の前からパッとなくなってもスマホ1台あれば、「あの曲が今聴きたい!」って欲求はスグに満たされるってわかっているハズなんだけど、ナゼかレコードは処分出来ない・・・。
ナンでしょうね・・・この気持ち・・・。
例えば、子供の時の写真とか思い出の写真とか卒業アルバム等をすべてデジタル化してスマホやパソコンのハードディスクに保存すれば、元の写真や卒アルは捨てるコトが出来るのか?みたいな気持ちに似ているような気がするんだけど・・・違うかな?
いや〜そう考えると思い出の写真は、レコードの処分以上にハードルが高いような気がしますね〜(笑)

レコードの買い取りのコトでお客さんとハナシをするとホント、処分するかしないかって葛藤しているなぁ〜って思うシーンに度々出会わせます。
お店では12インチシングルをメインに扱っているのでやっぱり「昔、DJをやっていました」とか「趣味でDJやっていました」って人の買い取りが結構多いんですが、もうホント、DJ PLAYを目的の中心にしている人は、レコード自体を完全に「ツール」のひとつとして思っている人が多いので意外とアッサリ処分を決断するコトが出来るようです。
ま〜その分、DJ PLAYされまくっているのでレコードはぞんざいな扱いでコンディションもそれなりですが・・・。
そういった人はDJ PLAYが目的なので音源のデジタル化にもスンナリ移行出来るみたいですね。
でも当初は「DJ PLAYがしたい!」って気持ちからレコードを買いはじめた人が、いつからかそのレコード自体に思い入れがはいっちゃった人はやっぱりレコードの処分に葛藤しているような気がしますね。
ま〜レコード自体の魅力に惹かれるっていう気持ちも解ります。
いい曲だな〜って探しても全然見つからなかったレコードをやっと手に入れた時の感情や、その曲をPLAYした時にあった出来事なんかを思い出したりしていると、なかなかそういった気持のこもったレコードは処分出来ないって気にもなりますよね。
「レコードの処分を考えているんですケド・・・」ってお問い合わせを頂いて、実際の処分に至るまで2年近くかかったって人もいますしね。
やっぱり気持ちの問題は難しいですよね。

昔買ったレコードの処分をするかしないか考える人がいる一方で、昨今のアナログレコード人気で本来ならば、生まれたときからデジタル・ネイティヴでアナログレコード世代でない人が「レコードで好きな音楽を聴きたいっ!」って思うのもまた気持ちの問題ですよね。
コレも好きな曲を聴くのが目的であれば、レコードでなくてもイイはずなのに「レコードで聴きたいっ!」っていう気持ちが起きるんだから・・・ホント不思議です。


コラムでは、レコードの処分はなかなか割り切れない難しいモノがあるって書いていますが、一緒にダンボールに入っていたレーザーディスクは全然執着心がナイってコトも書いていますね。
やっぱり映像系と音響系は全然別物なんでしょうかね・・・オイラには映像系をコレクションしたコトがないからわかりませんが・・・。
3,500枚のCDを捨てた話
コチラは、大量のCDを処分した人のハナシです。
やっぱり音響系は、デジタル / アナログ関係なく思い入れが大きくカンケーしているような気がしますね。



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