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 ドラマ『アンネの日記』をもう一度見ました。


 以前の記事では戦争の悲しさを書きました。


 http://blogs.yahoo.co.jp/nggjb060/30156140.html


 今回は別のことを書きます。



 それは『人間』についてです。





 『アンネの日記』にでてくるのは、迫害されて隠れているユダヤ人だけではありません。



 あそこに登場するのはそのほかに、ユダヤ人の家族をかくまった、ユダヤ人ではない人々もいました。



 彼らは自分たちの働いている事務所の上に隠れ家を作り出し、そこに誰かがいるなんてありえないというような状況を演出しました。



 そして命がけで彼らを守ったのです。





 命がけで、誰かを守る。



 本当にそんなことができるのでしょうか。





 でも彼らがしようとしていたこと、2年間してきたことは、まさにそれだったのです。



 もし見つかったら、彼らの命も危ないでしょう。



 どういう罰が待ち受けているかわかりません。



 その中で、彼らは本当に『命がけ』で尽したのです。





 

 私の前に今、家族でもない誰かがいて、その人を私は命がけで守ることができるでしょうか。



 その、見捨てれば、今その場で殺されてしまうかもしれない人を、自分の命をかけて救うことができるでしょうか。






 私には自信がありません。



 では見捨てて逃げられるかと言うと、それもできそうにありません。



 けれども、自分の命をかけてまで、助られるとは思えないのです。





 なのに、彼らは臆することなく、アンネたちを守ろうとした。



 とてもすごいことだと思います。




 

 戦争だからとはいえ、ユダヤ人を全員抹殺しようとした人間がいるかと思えば、命がけで救おうとした人間もいる。



 人間はどうしようもない存在なのか、それとも崇高な魂を持った存在なのか。



 私は考えてしまいました。






 たぶん、「両方持ち得ることができる」というのが答えなのでしょう。



 そして、そのどちらを表現するのかは、「その人とその状況しだい」ということになるのでしょう。






 けれども、とかくどうしようもないことをしがちな人間なのに、あえて崇高でいられた彼らこそ、すばらしいのだと思います。



 そして『アンネの日記』には、戦争の悲しみや不条理といったメッセージの他に、人間とは本当は人のために生きることもできる、尊い存在なのだというメッセージもあるのだと思います。



 そういう、人間として誇りを持てる部分を自信を持って教育できたら、いじめる心や、いじめを見ている傍観者の心を動かすことができるのではないでしょうか。






 私たちの周りにはとかく、悪いことをした人間の情報があふれています。



 そのなかで嘆く声ばかりがきこえます。



 その声を耳にし、人間に対する不信感を感じながら育つ時、子供の心に、人を愛する気持ちは芽生えるでしょうか。







 周りにいる、自分とは関係のない誰かを、人間として愛することができないというところからいじめは発生するのではないでしょうか。



 逆に言えば、人は尊い存在なのだというメッセージを受けて育てば、子供は友達を傷つけて平気ではいられないでしょう。





 私たちの周りでは、信じられないような悲しい出来事が後を絶ちません。



 けれどもその中で大人が、人間のすばらしさを子供に伝えることができたなら、子供の心もかわるのではないでしょうか。



 私たちは少し、人間もまんざら捨てたものではないということを、子供にメッセージとして、送ったほうがいいのではないでしょうか。



 そうすればやがて、いじめもなくなるのかもしれません。


 人間はどうしようもない心と常に戦いながら、少しでも向上しようと葛藤している、愛すべき存在なのだと親も信じて、子供に伝えながら生きたいと思います。


 


 


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