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お祭りですねえ。
私は祭りが大好だ。
子供が小さいとき、地元のお祭りは全部連れて行っていた。
町が小さいので、隣り合った町のお祭りが毎日続く。
どのお祭りもみこしが出て、夜店が立ち、小さなお祭りだったけれど一日中楽しめた。
子供たちも小さいときは、二人とも祭りが大好きだった。
姉が一年生、AZが3歳のとき、引っ越してきて始めての祭りだったのに、近所の上級生がお祭りに一緒に行こうと誘ってくれた。
学校は昼までで、午後からは子供みこしについて、みんなで町内を回るのだ。
はっぴを着て、みこしに付き従う姉に付きそって、私はAZを乳母車に乗せて歩いた。
田舎の町内は広い。
あちらからこちらを回って、時々休憩所でアイスやスイカをいただく。
町内の人が用意してくれるのだ。
普段は許されないスイカとアイスの食べ放題に、子供たちは疲れも忘れて大はしゃぎ。
忘れられない思い出になっている。
そうやって夕方まで5時間ほど町内をめぐり、その後は大人みこしの巡航を見に行く。
イベントはいっぱいだ。
大人みこしは何機も出て、歌いながら、これも町内を練り歩く。
やがて神社に到着するころは、夕闇が押し広がり、そこここに灯された提灯の明かりが、幽玄をかもし出すのだ。
そんな中で到着した神輿は、男たちによって、まるで挨拶でもするように次々と天高く持ち上げられる。
どちらがより高く、より力強く振り上げるかで、その神輿の勇壮さを競うのだ。
ほんの少し酔っ払った風情の男たちの唄う祭りの歌は、どこか切なくて、夜の闇の中で、真っ白い襦袢の背中に、生きることの壮絶さを漂わせていた。
私たちはいつも、その神輿がそれぞれの社へと向かう最後まで見送った。
疲れていても、心に余韻の残る帰り道だった。
そんな祭りが次々と、3日間続く。
私は神輿が見たくて、祭りの歌が聞きたくて、子供たちをダシに毎年通うのだった。
祭りの中で、子供たちは近所のおばさんにおいなりさんを勧められたりお菓子をもらったり、おじさんに声をかけてもらったりして、その土地の子供になっていく。
神輿の出ない祭りでもいい。
町内会の夏祭りでも、盆踊りでもそれは同じ。
祭りは、地域の大人たちが自分たちに伝えられたものを、当然のように受け継いで行う、祖先から何十年も続いてきた伝統であり、誇りでもある。
子供は、祭りに参加することで地域の伝統を知り、大人たちに顔見世をする。
祭りは、そこに住む子どもがその地域の一員として認められる日なのだ。
楽しいだけではない、祭りの存在価値がそこにある。
子供は社会の中で育っていく。
家庭という社会、学校という社会、そして地域という社会。
今は機能していないとも言われる地域の力。
ぜひ、祭りを通して、地域の教育力を発揮してほしいと思う。
つづく
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祭りはいいね〜
みゆきち家の新興住宅街でお祭りがないんだよね・・
うらやましい〜
2009/10/25(日) 午後 5:57 [ 京花 ]
田舎のいいところをいっぱい感じたいです。私の住んでいるところは、新興住宅地で、結構高収入の人たちがいて、なんだか冷たい感じで、人のことは知らん顔です。
やっぱり、うるさいおばさん、おじさんがいたほうが、人間的であると思います。
そういうところに住んでみたいけど、なかなか田舎って売りに出している家も少ないし、、。いろいろうまくはいきませんねー。
2009/10/27(火) 午後 11:20
みゆきちさん、お祭りないの?
子供はかわいそうだね。
ね、自分たちで作っちゃえば?
そしてみんなで育てていくの。
そんなドキュメンタリー、見たことあるよ
2009/10/28(水) 午後 2:15
椿さん、高級住宅街って、もしかしたらお祭りなんてないのかも。
ある程度の年になってからじゃないと買えないから、子供のいる人が少ないからかもしれないね。
前住んでいたところは、うるさいおじさんおばさんがいっぱいだった。でも、祭りはすごかった。
今のところもささやかだけれど、おみこしも出る。バスが通れなくて困るんだけれどね。
2009/10/28(水) 午後 2:20
私のエリアでも年々子ども達の数が減りお祭りも小さくなっていましたが、この2.3年の間に新しい家が建ち、子どもの数が急に増え今年の秋祭りは久々に賑やかでした。お祭りは良いものですね^^
2009/10/28(水) 午後 3:39