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組織という所で働いていると、時に、とんでもない要求をしてくる上司や取引先があります。
そして、ある者は寄らば大樹、長いものには巻かれろが、自分の倫理感や哲学と異なっていても、覚えめでたくしておく事が将来に取って特と考え、「おかしい事を、おかしい」と言う気概は、いつしか失われてしまう。
しかし、私は、こういった考え方は、処世術の基本中の基本といわれても、間違った思考性と考えます。
もう、記憶の彼方に追いやられていますが、昭和60年代とかに、都銀(北海道拓殖銀行)や山一證券が経営破綻する等と、予想していた方は皆無だったはず。
この両企業に、労働組合があったかどうか、分かりませんが、仮に存在していたとしたら、「与信に難の在る企業への貸付や、飛ばし等の不正行為」は、認識されていたはず。
これ即ち、御用組合の宿命で、経営層に理路整然と、現在の在り様はおかしいと言えなかった。
その結果、早期に病理を取り除いていれば、現在、何処かに吸収されたにせよ両社の社員は、ある日、突然に路頭に迷う事は無かったはず。
直近の例では、かつて、ナショナルフラッグとして世界を飛び回っていた「日本航空」も、希望退職者の人数が会社の見積もりに足らず、あの稲盛氏をしても、整理解雇に踏み切らざるを得ない状態になっています。
一方、全日空では、嘘かホンとか、ゼロサムゲ−ムの様に、搭乗者数が伸び、社内ではゴ−ルドラッシユだと、喜んでいるとかいないとか。
日本航空は、国策会社でもあった事から、全日空と違いコストに関する認識が鈍っていたのではないでしょうか。
それは、会社が傾いても、その時は、国家が助けてくれるとの勘違い。
21世紀に入り、都市銀行も証券会社も、偶然にもは3グル−プになりました。
この経過から読み取るべき事は、「派遣の品格のフレ−ズ」ではないですが、現在、勤務している企業がどうなろうと、ビジネスマン・ビジネスウ−マンとして、他社でも通用する様な人財に、日頃から自分を鍛えておく他、ありません。
これ、地方公務員とて同じであり、夕張市の破綻は、明日はわが身かもしれません。
民間でも、そうでなくても、転職する際、やはり、つぶしの効く勤労者にしておかないと、大学は出たけれどの就職氷河期に、自分の理想とする待遇での再就職は、非常に厳しいと思います。
最後に、法律を犯してまで、会社に忠誠を尽くしても逮捕されるのは、自分であり、当該の企業は、決して家族の面倒など見てくれません。
青臭いと言われるのを承知でいいますが、その時に、おかしい事をおかしいと言えないのは、加齢によってエネルギ−が減退したのであり、丸くなりいい人になった訳ではないと、私は考えます。
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