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お買い場という言葉や、業界最強と言われるMD等を有している「三越を救済合併すること」にした伊勢丹。
子会社も含めた全国12店舗中、9店舗について、この不景気な情勢の中、増収と経営の堅調さを見せつけた。
但し、自分の地域に誇りと、強烈な個性を持っている2都市では、〔業務提携契約を締結してい百貨店〕は、伊勢丹スタイルを、巨額な費用を投資して、店舗の改装をしたものの内部(伊勢丹)からは、高い評価を得たが、肝心の売り上げ増加には、すんなりと繋がらなかった。
まず、地域経済、日本一と言われている名古屋圏については、[名鉄百貨店が、約200億円を投じて行った本店の大改装]は、新宿・伊勢丹と同様に、名古屋の百貨店として、初めてメンズ館を開設したが、物は良くても価格が高いとの印象を与えてしまった結果、男性ファションの最先端と謳っても、名鉄が当初、計画した通りの売り上げ増には寄与しなかった。
次に、北の大都市、札幌も「今井丸井と伊勢丹は、業務提携」をしているが、2007年に30億円の巨費を投じて、新宿・伊勢丹のメンズ館を真似、『ファションの先鋭的な購買層が来ると予測』し、本店の20%を改装し、40ブランドを入れ替える努力をしたが、残念ながら、《今井丸井が描いていた客層》は増えなかった。
今回の件は、いかに業界屈指の百貨店と言えども、エリアマ−ケティングを無視して、安直に東京で売れた品物は、【政令都市でも、同様に売れ上げに貢献するとした仮説を、見事に打ち砕いた結果】となった。
景気の悪化が現実化していることを、真摯に受けとめ、戦略の練り直しが必要と思われる。
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