|
総合商社トップ、三菱商事は、いつから、不法行為をしてまで、利益を叩き出さなければいけない会社に成り下がってしまったのか。
10月25日、東京税関は、三菱商事に対して、この度、「国産豚肉の保護を目的とした差額関税違反」として、関税を約10億円を免れたとして、〔過少申告の加算税+延滞税〕の合計約14億円を追徴課税した模様です。
また合わせて、今回の不法行為により、『横浜税関から、特例輸入者(AEO制度)の承認を取り消し』された事も判明し、今後、3年間は再承認と未申請だった[輸出手続きの優遇資格・特定輸出者]の承認も受けられなり、【豚肉以外の全ての商材についても、優遇制度が受けられない事】となってしまいました。
今回、三菱商事が行った不正の手口は、「米国の食肉加工会社から、冷凍の豚肉を輸入した際」、輸入価格を実勢価格より高く申告し、約10億円の課税を逃れたというもの。
これで、過日、同様な事で摘発された「デンマ−ク産の豚肉の件」と合わせて、脱税額は約52億円となり、追徴税額も14億円に上ると見られています。
私は、高校生の頃に見たドラマの影響もあり、総合商社へ入社したいと、その頃は、ずっと憧れていましたが、【貧すれば鈍した訳】でもないでしょうに、儲けるためなら不法行為も辞さないという姿勢は、東証一部上場で、三菱グル−プの代表的な会社なのに、いったい社内のコンプライアンに対する考えとかは、どうなっているのでしょう。
現在は偶々、世界的な金融危機により、全業種の主要銘柄の株価は下がっていますが、今回の不法行為による損害は、「株主代表訴訟」を起こされても、経営陣は甘んじて受けるしかないですね。
本当に、日本の国家は、一部の国民と一部の企業だけなのでしょうが、恥という概念が無くなってしまった様です。
何とかの品格等という書籍が売れるのも頷けますが、【人の三井、組織の三菱】と言われたのは、もう死語と化したようで、超一流企業も、食品偽装と似た様な事をするのだと考えさせられました。
さて、明日の株価は、どうなるのでしょうね。
★AEO制度
法令の遵守をしている企業に、輸出入の事務手続きを簡略化し、国際物流のスピ−ドアップと、コスト削減のため設けられた制度で、「特定輸入者・特定輸出者」に承認すること。
特定輸入者は、貨物到着前の輸入申告や、納税申告前の貨物の引き取りができ、一方、特定輸出者は、保税地域外からも、輸出の申告が出来るため、国際物流な要する時間が、半日から1日程度、短縮がされます。
|