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カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下 CCC)は、2008年4月〜6月(第1四半期)の連結業績における経常利益が、対前年同期比で40%増の35億円と、過去最高を記録と発表。
この要因の1つとしては、「TSUTAYA」店舗数が44店増加した事もあるが、2003年まで各店舗でしか使用できなかった会員カ−ド「Tカ−ド」について、2003年に全国・全店舗で使用可能とすべくCCC本部で一括管理できる様に、システムを一括改善すると共に、異業種であるファミリ−マ−トのコンビニエンスストアや、ガソリンスタンドのエネオスでも使用できるようにした事である。
その後、Tカ−ド提携の引き合いがCCCには続き、「古本買い取り・販売のブックオフ・映画館のワ−ナ−マイカル等」、提携企業は増加の一途となり、2008年6月現在では、46社・2万9,000店舗にもなっている。
この事業が成功した理由としては、【貯める時も、使う時も1円に付き、1ポイントで一般的なポイントカ−ードと変わりないが、使い勝手の良さが受けた】ことであり、2008年8月には、発行枚数が、3,000万枚を超過する見込みとなっている。
全人口から見た占有率は、4人に1人の割合で保有している試算となり、デ−タの分析からの世代別の占有率においては、20歳代は50%という高い所有率になっている。
ところで、ビジネスモデルとして、CCC側から見ると提携先企業からは、発行したポイント数に応じ、傘下のTカード&マーケティングに対してシステム使用料が入っり、提携先企業とカ−ド会員が、増加すればする程、カ−ド事業収益として利益が伸長する仕組みとなっている。
一方、提携企業側からの理由としては、大きく分けて3つ、CCCに一定の費用を支払っても、「新規客の獲得」、「所有者に新たな提携先として企業名や店舗名が告知されれば、3,000人に対SP効果」が、得られると同時に、Tカード&マーケティングから、「どんな客層でどこに住んでいるのか、利用頻度はどうなっているのかといった情報顧客分析情報が定期的に提供」されること。
そして、最大の魅力は、この様な旬のデ−タが、原則無料で情報提供されるので、自社で顧客管理・分析するためのシステムの維持と、何年に1回か新システム投資をする必要はなくなり、提携先企業となったほうが費用対効果は高いという意思判断に行き着くことになる。
なお、今年の秋以降も、ロッテリアやカラオケのシダックス・コミュニティ−、オ−トバックスセブン等、提携企業は次々と増加する予定となっている。
最後に、2008年3月期のCCCのカード事業の営業利益は、15億円とまだ売れ上げ全体の10%強だが、今後はこの比率が、加速度を付けて高まる可能性が高くソフトレンタルに次ぐ、2つ目の収益の柱と、なっていくものと思われます。
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