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* ホーチミン市内の公立学校で教職の仕事を求める人々が願書提出に殺到し、押し合い圧し合いの中 混乱状態におかれている。7月16日以降、ホーチミン市教育訓練かは市内第一区のチャン・ダイ・ギア高校で願書受付を開始したものの、初日早朝から開門と同時に大勢の休職者が殺到する有様だという。状況はキチガイじみたものとなり、水曜日にはクラッシュに巻き込まれて気を失う出願者まで現れだした。混乱収拾の為、警備員は消化器など使用し、群衆の中に倒れた人を救出するといった騒ぎにまで発展している。
女性出願者の中には願書提出を諦めて引き返そうとする人々も見られるが、今度は後から押しかける出願者の波で、押し戻され出るに出られぬ状況に陥ることもしばしばで、混乱の最中 バックや願書をもみくちゃにされ、地面に落ち汚れて使い物にならなくなるのは最早 普通の光景と化している。
ホーチミン市師範大学を今年卒業したばかりの出願者のチャン・ゴック・ミン・チャンさんは受付に辿り着くことができず、押し出されてしまい泣きながら、「私は今朝4時にここへ来たのです。ですが、未だに中へ入ることができません。腕力のある人だけが、願書提出できる そんな状態です。」と、窮状を訴える。
ある出願者はバイクタクシーの運転手に10万ドン(US5.88$)を支払い代わりに願書提出を試みるものもあるという。市内ゴーバップ区からやってきて出願者は、既に願書提出に何度かここを訪れているものの、未だに提出できずにいる。「私は2003年に大学を卒業し、その後 暫く外資系企業で働き、合間に英語も教えていました。最近 母が亡くなる前に、彼女は母親自身がそうだったように私に教師を目指して欲しいと願っていたので、挑戦するに至りましたが、この状況では道は通そうですね。」と語る。
市教育訓練課は、今回一日750件の願書を受け付けたいと希望しているものの、これまでのところ、200から300件の間しかないという。同課の計画では市内全ての教職で4300人の採用を検討しており、これまでに1500件の願書を受け取った他、オンラインによる願書のダウンロード数は既に7000件を超えたそうだ。同課のフイン・ティ・アム課長曰く、ここ数日間で願書添付必須の各大学の卒業証書が交付され、それに伴い出願者数が増大しているという。この為 願書受付締め切り日を7月25日から7月31日迄延期することにした。
今年から、願書をオンラインで入手可能となった。出願者は、www.hcm.edu.vn へ飛び、願書をダウンロードし、その申請をチャン・ダイ・ギア高校で手渡しすることになっている。とはいえ、この受付が殺人的な状況に置かれているのである。
(辛口寸評)
今回の記事を読んで意外に感じたことがある。通常 ベトナムで教員になろうと思えば、日本の大分で先頃問題となった“口利き”や“紹介”が然るべきルートから通されないと、実力だけではとてもなれない。現に、周囲のベトナム人教師で、幾ら包んだとかは暗黙の了解というよりも、「それが当然」なのであって、今回 願書をウェブからDLし、必要事項とそれに記載し、そして申請へ行くという一連の行動が、失礼ながらどこまで真面目に行われているか 寧ろそちらの方に興味がそそられるというものだ。
今年からの新方式が、厳格に運用されたというのであれば、今回の願書提出騒動は納得できるのだが、日本ですら未だ行われているコネによる教職員登用が、まさかこのベトナムで、平等に公明正大に審査が行われるとは考えられない。いずれにしても、願書無しでも教員になれるくらいのコネを持つ者にとって、不思議な記事に映ることだろうし、更に言えばそのような者たちの方が、ベトナムではマジョリティーの筈なのにと僕は思うのだけど、、、、(笑う)
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不正のない世の中って難しいですね。
それにしてもベトナムも就職難ですか・・・
2008/7/29(火) 午前 7:43 [ たけちん ]
昔から、行列を作って並ぶのは、ヴェトナムの常識。但し、勝負は最初からついていて、コネの強い者が8割方決まっており、残りの2割に、希望を託して一般人が並ぶのが大方の行列。従って、今回の報道は、ただの「やらせ」と割り切った方が賢明。
2008/7/29(火) 午前 8:49 [ 伊藤眞二 ]
たけちんさん 確かに不正はいけないことだと思いますが、余りにもクリーンにし過ぎてもこの人の世の中 うまく行かないでしょうね。昔から諺でもあるように、”水清くして魚住まず”って、、、。バランスが大切だと思いますよ。
2008/7/29(火) 午前 9:17
”やらせ”ですか そう考えるとすんなり結論づけられますね。ある種 世間を欺く為の煙幕みたいなものなのでしょう。
2008/7/29(火) 午前 9:18
私ははるか昔に教員採用試験に落ちました。
クラスメートに県の教育者の子弟が数名いて、皆さん合格でした。
一般の合格者は郡部の採用で子弟は自分の家から通える学校に配置されました。昔から続いていたコネ社会です。今更って思いましたよ。
2008/7/29(火) 午後 9:32
いつも覗かせていただいています
ベトナムもコネ社会はすごいですね
ポルトガルも勿論ですが、最近教員採用に通っても、呼び出しが来ない先生が一杯。学校の閉鎖と合併。頑張って職にありついても勤務評定が仲間内でされる。しかも高学歴の人が審査をやると言うことで、新卒の大学院出の何も知らないエリートが、勤続何十年の先生の評価をするという変な事が起きている。そのために先生の鬱病も増え、ストレスも倍増。そんな人たちが教育するのですから、将来は暗いですね。
努力しても無駄という言葉がぴったり・・・笑
2008/7/30(水) 午前 4:27
はれかさん 今回 大分の不正で僕が不思議に感じるのは、なぜ今のタイミングなのかということです。恐らく他の自治体にある教育委員会の当事者たちにとって、コネ採用は半ば固定化された慣習であり後任に申し送りしておく事項だった筈です。いきなり指されて最も驚いているのは彼らたちの方でしょう。だから、僕はその背景が知りたいと思うのです。
2008/7/30(水) 午前 9:39
僕も怪しい日本人です(笑う)尤も僕が怪しいのなら他の人はもっと妖しいでしょうが。さて、ポルトガル在住なんですね。昔、イタリアのビツェンチャから汽車に乗って、ニースを抜け、バルセロナを通過し、ポルトガルに入ったことがあります。当時、街の中はまるで、世界名作劇場の母を訪ねて三千里に出てくるジェノバのような感じで、石畳は勿論のこと、ロバが重要な運送手段として利用されているのを見て嬉しくなった覚えがあります。どうぞ宜しくお願いします。
2008/7/30(水) 午前 9:47
昭和38,39年頃の教員採用のことを思い出します。日本の企業がボチボチ力を付け出した時期でしたが、教育大学を卒業しても教職採用が難しい時期で、兄が各方面に依頼して教員になったことです。一方、私が製造会社に就職した頃は「デモシカ先生」時代で、先生にでもなろうかと言う風潮で、列島改造論と同時期に優秀な教員確保のため、国も教師の給与改善を行った結果、今度はバブル期後半からは、待遇、勤務条件が良くて人気の職業に変わり、現在もまた就職が難しい時代へと逆戻りです。一方では、生徒の先生イジメのため、憧れてなった仕事でも退職を余儀なくされたり、果ては自殺までと時代は大きく変化。ベトナムでは教師は尊敬される職業の一つと聞いていますので、競争の激しさも並大抵ではないでしょうね。
2008/7/31(木) 午後 2:05 [ donner_dad ]
ベトナムも一時期給料が安い仕事の代名詞のように言われた時代がありましたが、最近はそれも改善され、役得も増えたので人気の職業似返り咲きました。その分 積むお金も多くなったようですが。。。
2008/8/1(金) 午前 0:45