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今日も、フィリピン人と日本人の結婚の話ではありません。
先週の土曜日の話ですが、私の知り合いが誕生日だと言う事でそこに招待された。
私は、その友人の所に来ていた、フィリピン人カップルとずっとお喋りをしていた。
もちろん初対面です。
その女性が妊娠していて、もう直ぐ生まれると言う事だった。
私は、ちゃんと検査してるの?と聞くと、昨日検査したら、羊水が少ないと
医者に言われたと言う。
『それってまずいんじゃないの?』私は、医者じゃないので良く分からないけど
確かそういう場合は、早く生ませるための注射か点滴を打つはずだと思った。
『大丈夫なの?』
『うん…』
色々話を聞いているうちに、彼女はマッサージ師で、家業は市場で野菜売り、
彼は某有名銀行の行員、結婚してないけど、彼には後2人子供がいるらしい。
彼とも話しをしていると、中々頭の切れる青年と言うイメージ。
彼女は、彼にあまり頭があがらなそうな、そんなカップルと言う印象だった。
そして、その日はそれでお開きになった。
その誕生日の友人から今週の火曜日に電話があった。
『この前家に来ていたあのカップル覚えてるでしょう?』
『もちろん、どうかしたの?』
『赤ちゃんがお腹の中で死んじゃった。』
『えー何で?』
その説明を聞いて、私は呆れてしまった。
一緒に飲んだ土曜日の前日の金曜日に彼女は検査をうけた。
その時に医者に言われた事は、超音波の検査で羊水が少ないと言われ
医者に一日でも早く注射をして早く生ませないと、大変な事になると言われたそうだ。
しかも医者に、あんた本当は子供生みたく無いんじゃないのと怒られたそうだ。
その話を聞いて、私は、どうしてすぐ医者の言うとおりにしなかったのかと聞くと
そこの病院で産むための費用が無く、国営のところに行って生むつもりだった
と言う訳けだった。確かに今お産ができる普通のクリニックでも相場は
8000ペソから11000ペソぐらいかかる。国営なら薬代1500ペソぐらいで済む。
カップルの家の近くには市が運営しているセンターと言うところもあり、
高くても3000ペソなのに。
結局話はこうだ。日曜日に胎動を感じられなくなり、月曜日に国営の病院に行ったが、
物凄い人の行列で診察できず、仕方ないから火曜日にもう一回出直した。
既に時は遅し、そのまま入院して、亡くなった赤ちゃんを体内から取り出して
お腹をきれいに掃除する羽目になった。
その話を聞いて、私は銀行員に腹が立った。お金の問題じゃないでしょう。
一人の命がかかっている話しなのに、しかもこれから生まれてくる子が
お腹の中からどうやって父親にメッセージを送れるのか。
妊娠してから生まれるまで9ヶ月もあるのに、どうして月500ペソでも
とっておかなかったの。無ければ友達に土下座してでも何人か廻れば
すこしでも借りれたんじゃないの?
のほほんと土曜日飲んでる場合じゃないでしょう。
今から思うと、別れ際にその女性が笑っていなかった。きっと何かを感じてたんだと
思います。フィリピンでは、病気でも出産でも、お金が無くて助からない事は
多々あります。でもこのケースは未然に防げたケースだと思うから、
だから、なおさら腹が立ちます。皆さんはどう思いますか?
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