「勝どき物語」(殿岡駿星)

新発売「南瓜大玉の日の本國憲法私案」(著者南瓜大玉先生)

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              ●写真は「狭山事件 50年目の心理分析」の表紙

                ◆◆☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★
                  司法の民主化と狭山事件 
             ☆★☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★
             2016/11/08

◆狭山事件の再審開始を求めて闘っている
 石川一雄さんと早智子さんのブログ
  「冤罪 狭山事件」を紹介します。

  
ブログ「冤罪 狭山事件」によると、2016/11/02、に弁護団、検察、高裁による第30回三者協議が開かれました。これまで弁護団が証拠開示請求を続けていた被害者の兄の万年筆に関する供述調書が10月21日付けで一通を開示したそうです。
 
また、弁護団は下山進博士の鑑定の重要性について説明し、検察官は下山鑑定について反論する方向で検討するとしました。下山鑑定は、2016年8月22日に、弁護団が提出した新証拠、「石川宅で発見された被害者のものとされる万年筆のインクは、被害者が使っていたインクではない」との鑑定です。次回の三者協議は2017 年2月上旬の予定です。

 ★詳しくはブログ「冤罪 狭山事件」で
    
http://www.sayama-jiken.com/

  ◆
わたしの著書「狭山事件 50年目の心理分析」でも、石川一雄さんの自宅から発見された万年筆は被害者である女子高校生の所持品ではなく、ニセモノであることを指摘しています。万年筆は、事件が発生した1963年5月1日から、およそ2か月後、石川さんが逮捕されてから、1か月後の6月25日に自宅勝手口の鴨居の上で発見されています。ところが、石川さんの自宅は逮捕直後と再逮捕直後の2回、家宅捜索されていて、すでに自宅には、証拠らしいものが何一つ出てこなかったことが分かっています。

勝手口の鴨居は、外部から手を伸ばせば届く場所で、家宅捜索後にだれかが置くことも可能な場所です。そんな場所に、仮に石川さんが犯人だとしても、被害者の万年筆を置くはずがありません。字をほとんど書くことがなかった石川さんが家に持ち込むこともないはずです。さらに、万年筆のインクは、女子高校生が殺される前日まで使用していたライトブルーのインクでなく、ブルーブラックのインクが入っていたのです。今回弁護団が提出した新証拠にあるように、女子高校生が殺されることになった、その日にインクを別の色に変更するでしょうか。

二審の判決では、「女子高校生が下校後に立ち寄った郵便局でインクを補充した可能性も考えられる」などという乱暴な論理を展開しています。しかも、ペン先はほとんど使用していないものという鑑定も出ています。また、2度の家宅捜索をした捜査員が、「鴨居の上は見たがなにもなかった」と証言しているのです。にもかかわらず、3度目の捜索で、鴨居の上から出てきたというのは、いったいなぜでしょうか。そのあたりの詳細な事実はわたしの著書で説明しております。
  ◆

今回の下山鑑定は、「被害者の女子高校生がライトブルーのインクが入っている万年筆に、ブルーブラックのインクを補充した場合は、少しはライトブルーのインクの成分の残っているはずなのに、それがないのは、被害者の万年筆ではない」というのもです。

検察側は今回の三者協議で「被害者の兄の万年筆に対する供述調書」を弁護団に開示しました。この調書の内容がさらに、万年筆がニセモノと解釈できるものであれば大きな前進となります。また、次回に検察側は「下山鑑定」に対してどう反論するのでしょうか。来年2月の三者協議が注目されます。

石川さんの自宅から見つかった万年筆は、ホンモノであれば石川さんが犯人となる有力な証拠です。わたしは、53年前、まだ学生でしたが、事件の報道には関心を持っていました。身代金を受け取りにきた犯人を40人もの警官が張り込んでいるところに現れ逃がしてしまったのです。そして、石川さんが逮捕され、自供しませんでしたが、再逮捕後に自供、自宅から万年筆が出てきたのです。

当時はそれがホンモノだと信じていましたから、石川さんが犯人に間違いないと思っていました。ところが、新聞記者となって、取材しているうちに、事件には残虐非道なトリックが仕掛けられていることに気がついたのです。その結果が、1990年7月に晩聲社から「犯人 狭山事件より」、2005年3月に勝どき書房から「狭山事件の真犯人」、そして2012年5月に「狭山事件 50年目の心理分析」を上梓し、石川さんの無実を訴えたのです。

今回の下山鑑定でいよいよ検察も、この事件の異様さに気がつくときが来たのではないでしょうか。下山鑑定は、司法当局も無視できないところまで追い込んでいます。狭山事件は真実が証明されるまで、あと一歩のところにきています。わたしも、あらゆる機会に、事件について話をさせてもらい、発信するつもりです。日本の司法の民主化のために。
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 ★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★
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『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁
 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に
事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し事件の真実を追求。
 400字詰め換算1200枚のノンフィクション。定価3200円・税別
◇初版・全国で発売中・築地・弘尚堂書店に常備。(0335410333)
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『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・304ページ
 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。
 定価1800円・税別 ◇在庫が少なく一般書店では
 築地の弘尚堂書店に常備。(0335410333)
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『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・332ページ
 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。
  ◇第2版・全国の書店で発売中    定価1700円・税別
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『新聞記者はなぜ殺されたのか』殿岡 駿星著・46判並製・328頁
 朝日・阪神支局事件の謎に挑戦し、舞台を埼玉に移して真相に迫る。
  ◇全国書店で発売中   定価2300円・税別  
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★☆ 著者への連絡は  
syunsei777@yahoo.co.jp
 勝どき書房から直売の場合はメールでご注文を
 郵便振替 00120-9- 538001  資)勝どき書房
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