「勝どき物語」(殿岡駿星)

新発売「南瓜大玉の日の本國憲法私案」(著者南瓜大玉先生)

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                                        ●写真は事件を報道する新聞記事
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  司法の民主化と狭山事件 
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2016/12/02

◆「和歌山カレー事件は冤罪です」
   林眞須美さんを支援する会◆

いまから18年前、1998年7月25日に、和歌山市郊外の園部という町で、住民が自主開催した夏祭りで、当日住民が食べたカレーに猛毒のヒ素が混入され、60人以上がヒ素中毒となり、うち4人が死亡した事件です。
当時のマスコミは、林眞須美さんを犯人かのような報道を展開していました。事件から1か月後、ある新聞が同年8月25日付け朝刊で、事件発生前に現場近くの「民家」を訪ねていた男性が、ヒ素中毒に陥っていた事実があったかのような記事を書いたのです。
以下、「林眞須美さんを支援する会」のブログの記事を転載します。
 http://masumi-shien.com/
 ◆
この民家こそ、眞須美さんと夫の林健治さん夫婦の家です。この日を境にマスコミは、朝から晩までご夫婦の家を取り囲みます。マスコミは、夫婦を「疑惑の夫婦」と呼び、あたかもご夫婦がカレー事件以前に周囲の人たちに毒を盛るなどして保険金詐欺を繰り返していたかのような疑惑を連日、洪水のように報じていったのです。
こうして、ご夫婦に対する世間の心証が真っ黒に染まっていく中、次第にご夫婦のうち、眞須美さんこそがカレー事件の犯人だとほのめかす報道が増えていきます。その根拠として当時、盛んに報じられていたのが、健治さんご自身もカレー事件以前、ヒ素中毒らしき症状で何度も入退院していたことなどです。
  
やがて、マスコミは眞須美さんのことを「平成の毒婦」とまで呼ぶように。連日繰り返された膨大な犯人視報道によって、眞須美さんがカレー事件の犯人であることに間違いはないと、世間の多くの人は思い込んでしまいました。
眞須美さんが健治さんや周囲の人たちに毒を盛り、保険金詐欺を繰り返していたとされる疑惑がもしも仮に事実であったとしても、それは、カレー事件とはあくまで「別の話」です。しかし、クロ一色で埋め尽くされた当時の報道の中では、世間の誰もがそんな当たり前のことすら見過ごしてしまったのでした。
犯人視報道が洪水のように垂れ流されたのち、事件発生から約二ヶ月になる同年10月4日、眞須美さんはとうとう、保険金詐欺などの容疑で別件逮捕されてしまいます。その後、取り調べで黙秘を貫いた眞須美さんですが、さらに二度も別件の容疑で再逮捕された末、12月9日、カレー事件に関する殺人の容疑でも逮捕されてしまいます。そして、12月29日にカレー事件で起訴されたのです.。
これは、直接証拠は何もなく、動機すら特定されないままでの起訴でした。しかし、膨大な犯人視報道の影響によって、世間ではこの時、あたかもカレー事件は解決したかのようなムードが漂ったのでした。
その後、裁判が始まってからも眞須美さんは、健治さんとの共犯とされた保険金詐欺については潔く罪を認める一方で、カレー事件はもちろん、カレー事件以前の殺人未遂事件についても、一貫して否認を貫きました。
しかし、一審の和歌山地裁では、黙秘したままに2002年12月11日に死刑判決を言い渡されました。さらに、二審の大阪高裁では、黙秘を撤回して自分の言葉で無実を訴えましたが、2005年6月28日に控訴棄却されてしまいます。
そして、最後の望みをかけて望んだ最高裁でも、2009年4月21日に上告棄却されたのち、弁護人の判決訂正申立も同5月18日に棄却され、死刑判決が確定してしまったのです。
しかし、マスコミではほとんど報じられていませんが、動機も未解明のままに死刑が確定した林眞須美さんの裁判では、カレー事件についても、カレー事件以前の殺人未遂事件についても、眞須美さんが犯人だと認めるには不合理な事実や、むしろ眞須美さんの犯人性を否定するような事実が数多く明らかになっています。
なお、今も無実を訴え続ける眞須美さんと弁護団は、眞須美さんの48回目の誕生日となる2009年7月22日、判決確定からわずか約2ヶ月で和歌山地裁に再審請求しています。その結果はまだ出ていませんが、弁護団は第二、第三の無実の新証拠を裁判所に提出すべく、今も精力的な弁護活動を続けているところです。
 ◆
まず、夏祭りに不特定多数の住民が食べるカレーに毒を入れる動機が考えられません。さらに、2016年10月26日(水)〜 28日(金) 筑波大学東京キャンパス文京校舎で開催された公益社団法人 日本分析化学会 X線分析研究懇談会で、京都大学の河合潤教授がカレー事件のヒ素の鑑定に関する発表を行いました。ここで、夏祭り会場のカレーに入れられたヒ素と、眞須美さんが使用したとされる紙コップにあったヒ素とは、不純物の比率が違うという結果が示されたのです。
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                               ●写真は「狭山事件 50年目の心理分析」の表紙
動機もなく、唯一の証拠とされているヒ素の成分が違うとなれば、眞須美さんを死刑にされる理由はありません。当時のマスコミ報道によって、だれもが犯人だと思い込まされた林眞須美さんもえん罪の可能性が強いのです。狭山事件も同じように、多くの人たちは、石川一雄さんを犯人だと思い込まされたのです。再審開始をするべきです。
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 ★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★
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『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁
 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に
事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し事件の真実を追求。
 400字詰め換算1200枚のノンフィクション。定価3200円・税別
◇初版・全国で発売中・築地・弘尚堂書店に常備。(0335410333)
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『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・304ページ
 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。
 定価1800円・税別 ◇在庫が少なく一般書店では
 築地の弘尚堂書店に常備。(0335410333)
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『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・332ページ
 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。
  ◇第2版・全国の書店で発売中    定価1700円・税別
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『新聞記者はなぜ殺されたのか』殿岡 駿星著・46判並製・328頁
 朝日・阪神支局事件の謎に挑戦し、舞台を埼玉に移して真相に迫る。
  ◇全国書店で発売中   定価2300円・税別  
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★☆ 著者への連絡は  
syunsei777@yahoo.co.jp
 勝どき書房から直売の場合はメールでご注文を
 郵便振替 00120-9- 538001  資)勝どき書房
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