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●写真は無実を訴える石川一雄さんと妻の早智子さん(2008年・殿岡駿星撮影)
◆◆☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★ 司法の民主化と狭山事件 ☆★☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★ 2016/12/27号 ◆この国にえん罪がなくならない理由◆
「わたしが殺しました」という自白さえとれば捜査はそれで終わり、という司法当局の姿勢が変わらない限り、日本からえん罪はなくなりません。
「おまえが殺ったんだろう。正直にいえ」といわれて「わたしが殺りました」といえばそれで、もう殴られることもない。トイレに行きたければいつもで行かせてくれる。眠いときは寝かせてくれる。場合によっては「腹が空いただろう」といって、カツ丼を食べさせてくれる。「自白してよかった」と容疑者は思う。自白してもいい裁判で「殺っていない」といえば、きっと裁判官が正しい判断をしてくれる、と信じる。
ところが、裁判になっても、「わたしが殺りました」という自供は証拠となってしまう。公判で「わたしは殺っていない」と自供を翻しても、密室の取調室での自白の方を真実だと決めつける。
狭山事件の石川一雄さんの場合も同じです。最近でいえば、今市事件(栃木の小一女児殺害事件)もそうです。公判での証言はウソで、警察署での取り調べでの証言が真実とされてしまうのです。なぜでしょうか。
この国の司法は民主化されていないのです。この国は民主国家だと思っている人はたくさんいるでしょう。しかし、本当はまだ未熟な状態です。問題はいろいろあります。別件逮捕、長期の拘留と警察署での代用監獄制度、取り調べの全面可視化の実現、取り調べでの弁護士の立ち会いが許されず、押収した全証拠の開示も実現していません。
また、「死刑制度」の廃止も実現しなければなりません。「自白しないと死刑になるぞ」と脅されて、自白してしまうのです。「死刑制度」がある国は民主国家とはいえません。自白偏重の捜査から司法の民主化が必要です。
●写真は「狭山事件 50年目の心理分析」の表紙
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