「勝どき物語」(殿岡駿星)

新発売「南瓜大玉の日の本國憲法私案」(著者南瓜大玉先生)

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●写真は、沖縄戦で米軍の捕虜になった少年兵。日本軍は少年から老人まで臨時召集して戦闘に参加させた。少女たちは看護師として負傷した兵士の看護をさせた。

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  司法の民主化と狭山事件 
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2016/12/10号

◆沖縄県民の5人に1人が犠牲になった
     あの戦争はまだ終わっていない◆

オスプレイが墜落したたら不時着といい、県民に犠牲者が出なかったから感謝しろ、と米将軍が威張っていました。そして、オスプレイの給油訓練を再開するという。知事が反対しているにもかかわらず、安倍内閣はそれを認めてしまいました。

1941年12月8日に始まった、あの戦争は1945年8月15日に終わったことになっていますが、本当に終わったのでしょうか。沖縄戦では、県民56万人のうち、12万人、5人に1人が犠牲になっています。日本兵6万5千人、米兵は1万4千人が戦死していますから、想像もできないほどの激戦でした。日本政府はこの沖縄戦での、多くの犠牲を本当に反省しているのでしょうか。

日本人の多くが、「二度と戦争をしない」という平和憲法を手にして、平和で民主的な国になったと思い込まされていますが、本当に平和で民主的な国になっているのでしょうか。平和憲法の柱である「9条」さえ守れば、それで平和で民主的な国なのでしょうか。

平和で民主的な国の空に、一機100億円もする巨大なオスプレイが飛んでいていいのでしょうか。米国にいわれるままに、あの大きくて不安定なオスプレイを買って、なにに使うのでしょうか。10機買ったら1000億円です。安部さんは、何十機も買う気です。買わなければ、保育園をいくつ作れるでしょうか。無利息の奨学金をどのくらい支給できるでしょうか。

実は、あの戦争は終わっていないのではないでしょうか。口では民主国家といいながら、最大の問題は、昔のままの司法制度です。別件逮捕、長期勾留、代用監獄、自白中心主義、取り調べの可視化、取り調べでの弁護士の立ち会い、証拠の全面開示、陪審員制度など、多くの問題が未解決のままです。そして、極めつけは「死刑制度」です。すでに、先進国のほとんどが廃止している「死刑制度」がまだ残っています。

あの治安維持法で徹底的に言論を弾圧して、戦争に反対する人が1人もいなくなったところでの、1941年12月8日なのです。いま、安部さんは「共謀罪」を成立させようとしています。これは、治安維持法と同じように、拡大解釈したら、だれでも逮捕できる法律です。

昭和15年から、反戦俳句をつくる俳人たちが治安維持法で40人も逮捕されました。いわゆる俳句弾圧事件です。治安維持法ができたころ、俳句を作っているだけで、逮捕される法律だとは、だれも思っていません。治安を乱すものを逮捕するのは当然だと考えてのでしょう。しかし、拡大解釈されて、実際には、言論人を黙らせるために、次々獄に入れたのです。

司法の民主化ができていないために、これまで多くの人がえん罪のために苦しんでいます。狭山事件の石川一雄さんもそうです。袴田事件の袴田巌さんもそうです。日本では、なぜこんなにえん罪事件が多いのでしょうか。それは、司法の民主化ができていないからです。戦争が終わって、平和で民主的な国になったように見えますが、実は、あの戦争は終わっていなかったのです。

本当に、あの戦争を終わらせるには、まず「死刑制度」の廃止です。次に司法の民主化です。沖縄がこのような状況のときに、原発がどんどん再稼働されているときに、ちょっと遠回りのように見えますが、実はこれが一番最短距離にある打ち破るべき壁なのです。


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              ●写真は「狭山事件 50年目の心理分析」の表紙
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 ★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★
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『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁
 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に
事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し事件の真実を追求。
 400字詰め換算1200枚のノンフィクション。定価3200円・税別
◇初版・全国で発売中・築地・弘尚堂書店に常備。(0335410333)
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『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・304ページ
 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。
 定価1800円・税別 ◇在庫が少なく一般書店では
 築地の弘尚堂書店に常備。(0335410333)
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『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・332ページ
 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。
  ◇第2版・全国の書店で発売中    定価1700円・税別
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『新聞記者はなぜ殺されたのか』殿岡 駿星著・46判並製・328頁
 朝日・阪神支局事件の謎に挑戦し、舞台を埼玉に移して真相に迫る。
  ◇全国書店で発売中   定価2300円・税別  
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