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●写真は、逮捕された当時の林眞須美さん
◆◆☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★ 司法の民主化と狭山事件 ☆★☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★ 2017/03/30号 ◆和歌山毒カレー事件 林眞須美死刑囚の
再審請求を和歌山地裁が棄却◆ 29日、和歌山地裁は和歌山毒カレー事件の死刑囚林眞須美さんが再審開始を求めているのに対して、請求を棄却しました。眞須美さんは、一貫して無実を主張しています。弁護団は、眞須美さんに4人を殺す動機がない、またカレーに混入されていたヒ素の成分分析に疑いがある、として再審開始を請求していました。これに対して、地裁は「確定判決に疑いを生じさせるものではない」として、棄却しました。
わたしとしては、「死刑制度」そのものに反対をしてきました。さらに、無実を主張している死刑囚の場合は、なおさらです。1998年7月、町内の夏祭りで食べたカレーにヒ素が混入していたため、それを食べた4人が死亡、多数の負傷者が出ました。警察は、眞須美さんを逮捕したのですが、動悸がありません。カレーに毒物を混入したら、それを食べるのはだれだか特定できません。町民のだれもが被害を受ける可能性があります。
眞須美さんが町民の全員に殺意があったことになるのです。そんな動悸なき殺人があるのでしょうか。「死刑になりたいから、だれでもよかった」という無差別殺人はありますが、その場合は、すぐに自白します。ところが、眞須美さんには町内に殺したい人がいなかったのです。眞須美さんは1円の利益もない殺人を犯したことになります。
さらに、混入されていたヒ素の成分が、眞須美さんの自宅にあったヒ素と同じだという検察側の鑑定が、このたび弁護団が依頼した鑑定とは違う結果が出てきて、それを証拠として再審開始を請求したのです。しかし、地裁はそれを認めませんでした。
さらに、うわさでは、当時中学生だった人物による「いたずら」という説も聞こえています。「その人物の自宅にも、ヒ素があった」という話です。真相は分かりません。遠い和歌山の事件なので、わたしは一度も現場へ行っていませんから、直接取材はしていません。しかし、そういううわさがある以上は、再審開始をして、もう一度ゼロから調べ直す必要があるのではないでしょうか。とにかく、無実を主張している人を死刑にしてはいけません。
わたしは、「死刑制度」のある国は民主国家ではない、といつも主張しています。さらに、えん罪の人を死刑にするなんて、とんでもないことです。絶対に許されることではありません。それでなくても、司法の民主化ができていない、人権侵害国日本です。代用監獄制度による長期勾留、取り調べ中の弁護士の立ち会いも許さず、録音、ビデオ撮影による可視化もできていません。証拠の全面開示もできず、裁判は陪審員制度でなく、やっと裁判員制度になったところです。さらに、「死刑制度」もまだ廃止されていません。このような状況下で「テロ等準備罪」(共謀罪)ができてしまったら、この国は戦前の治安維持法時代に逆戻りです。
<2017/03/29・毎日新聞の記事>
和歌山市で1998年7月に4人が死亡した毒物カレー事件で、和歌山地裁(浅見健次郎裁判長)は29日、殺人罪などで死刑が確定した林真須美死刑囚(55)の再審請求を棄却した。弁護団はカレーに混入されたヒ素について「鑑定手法に問題がある」などと主張したが、地裁は「確定判決に疑いを生じさせるものではない」と判断したとみられる。弁護団は大阪高裁に即時抗告する見通し。 和歌山地裁からこの日午後、電話で連絡を受けた弁護団が報道各社に明らかにした。弁護団は「詳しい内容が確認できていないので、コメントは差し控える」としており、和歌山地検も「現段階ではコメントできない」としている。 林死刑囚側は1審から一貫して無罪を主張。直接の目撃者がなく物証も乏しく、検察側は状況証拠を積み重ねて有罪認定に持ち込んだ。2009年の最高裁判決は、カレーに混入されたヒ素と組成上同じ特徴のヒ素が林死刑囚宅などで見つかった▽林死刑囚の頭髪から高濃度のヒ素が検出された▽事件当日の目撃証言−−の3点を根拠とした。 長女(35)が急性ヒ素中毒で数日間入院し、「カレー事件被害者の会」副会長を務めた杉谷安生さん(69)=和歌山市園部=は、再審請求が棄却されたことに「林さんが犯人であれば、動機などは本人の胸の中にしまわれたまま。解明されないのは残念だ」と話した。 夫の林健治さん(71)は毎日新聞の取材に「捜査の矛盾を指摘した新たな鑑定書が出ていたので期待していたのに」と残念がり、「今後の司法判断に望みをつなげたい」と語った。<石川裕士、最上和喜、岡村崇記者> ●写真は「狭山事件 50年目の心理分析」の表紙
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