|
●写真は、新生「若獅子」公演「上州土産百両首」「蛍−お登勢と龍馬」のチラシ
◆◆☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★
「民主主義と言論の自由」 (勝どき書房) ☆★☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★ 2018/12/02号 殿岡駿星 ◆新生「若獅子」のプロデュース公演
「上州土産百両首」「蛍−お登勢と龍馬−」 両国シアターXで観劇◆ 2018/11/30、東京・両国のシアターXで公演された、新生「若獅子」の「上州土産百両首」と「蛍−お登勢と龍馬」(2日・千秋楽)を妻浩佳と一緒に観劇しました。新生「若獅子」公演は、ことし7月の江戸深川資料館小劇場での笠原章作・演出・主演の歌麿屏風「深川の雪」、舞踊「品川の月」「吉原の花」に続く第2弾です。
「上州土産百両首」はオー・ヘンリーの短編小説「二十年後」が原作、ニューヨークで兄弟同様に育った男が、警察官と指名手配犯となって再開する物語です。それを昭和8年に川村花菱が脚色しました。スリに身をやつした正太郎(笠原章)と幼なじみの牙次郎(藤山扇次郎)が、かたぎになって十年後に再会を約束します。
結果は、正太郎が指名手配犯に、牙次郎が十手持ちになったのは、原作と同じですが、花菱は涙なしには見られない、人情ものに仕上げています。特に、印象に残ったのは、牙次郎を演じた藤山は、藤山寛美のお孫さんだそうで、舞台にいるだけでそのままでも客を泣かせ笑わせるそっくりの芸を見せてくれました。
●写真は2日の千秋楽を前に元気な笑顔の藤山扇次郎
(ツイッターの写真から引用させてもらいました)
また、「蛍−お登勢と龍馬−」は、織田作之助の原作です。7月公演は、歌麿づくしの浮世絵の世界でしたが、今回は、オー・ヘンリーの短編、織田作之助の小説と、新生「若獅子」にふさわしい涙と感動のすぐれた文芸趣向の劇でした。お登勢(神野美伽)は、京都の船宿「寺田屋」の女将、薩摩藩士同士が斬り合った、寺田屋騒動の後、薩摩藩士に頼まれて、坂本龍馬(笠原章)をかくまう。龍馬は後に妻となるお良(宮本夕莉)を寺田屋の養女としてもらう。そのお良が、幕府の見廻り組の襲撃の時に、風呂にいて気が付き、裸で飛び出てきて龍馬に教え助けます。
お登勢は、龍馬に「お良はあなたが好きなので、一緒になってほしい」と頼みますが、龍馬は「いつ殺されるか分からない侍で、女を泣かすわけにはいかない」と断ります。お登勢は夫の寺田屋伊助(嵐圭史)が妾のお松(中條響子)のところに入り浸っているのに、嫉妬できない自分を省みて「一瞬でもいいから女の幸せは、好いた男と一緒に」と龍馬に懇願します。そして、龍馬はお良と夫婦になる決心をしたのです。
後に龍馬は暗殺されてしまうのですが、日の本にとっては、本当にかけがえのない大切な人だったという龍馬の精気を笠原は見せてくれました。勝どき書房では「南瓜大玉の日の本國憲法私案」で、龍馬の暗殺について書いています。この事件に裏には、日の本國を真の民主國家にしようとする龍馬をなき者にしようとした連中がいたのでしょう。そのおかげで、日の本は75年間戦争につぐ戦争の時代に突入していきました。
神野美伽は、平成21年劇団若獅子公演「王将」で、笠原章演ずる坂田三吉の妻小春の役をみごとにこなしました。9年ぶりのお登勢の役ですが、夫の妾お松と対面した場面では、お松に嫉妬心はないが、妻としての威厳を守り、なお寺田屋を切り盛りしていかなければならない、また龍馬への思慕を感じさせる心理的に微妙な演技は、セリフにはなくても、その目、そのしぐさに伝わるものがあり感動させられました。「神野!」「笠原!」「ご両人!」のかけ声は、新國劇時代の「辰巳!」「島田!」を思い出させてくれました。そして、今こそ龍馬の精神が生かされるべきではないか、と笠原が訴えていたのです。
南條瑞江、舞戸礼子、森朝子、根本亜季絵ら女優のみなさん、江戸時代にタイムスリップしたかように錯覚させてしまう演技に感服しました。中込こころさんも成長しました。立川修也の身ぐるみの三次の役も、うまかったですね。憎々しげに殺されて当然と思わせました。それから、今回の舞台設定は、かなり工夫されていて、リアリティーがありました。立ち回りも、かつて、ちょっと観た覚えのある辰巳、島田時代を彷彿とさせてくれました。新國劇はまさに、これからの新しい國つくりの演劇だと思いました。
来年の7月3日〜7日にかけて、新生「若獅子」は深川江戸資料館・小劇場で「藤沢周平劇場・よろずや平四郎活人剣」(笠原章脚本・演出)の公演を予定しています。深川に似合う藤沢周平の物語を深川の地で観るのも一興ですね。次はどんな人間模様を見せてくれるのでしょうか。楽しみです。問い合わせは、若獅子事務所・TEL・FAX 03-6875-2408 〒156-0052 世田谷区経堂5-5-8-16です。観劇が割り引きになる友の会の会員も募集しています。
◎ 師走とは思えぬ妻の朝の覇気(駿星)
………………………………………………………………………… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆次回の第32回「夢道サロン」は2019年3月9日(第2土曜日)午後2時から5時まで。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。参加者には自由なテーマで話してもらいます。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「歴史」など。その内容はブログ「夢道サロン」などで紹介します。聞くだけでもけっこうです。参加費無料。初めて参加希望の方は事前にメールをください。 syunsei777@yahoo.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「自由俳句の会」に参加しませんか。勝どき書房では「夢道サロン」以外に、俳句を勉強する「自由俳句の会」を始めたいと考えています。「自由俳句」とは、季語や575のリズムにとらわれないで、自由な気持で俳句を作るという意味です。俳句だけでなく短歌、詩の好きな人もぜひ参加してください。メール syunsei777@yahoo.co.jp 殿岡駿星 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★ ◆本にしたい原稿がありましたら、ご相談ください。 …………………………………………………………………………… ◆『南瓜大玉の日の本國憲法私案』南瓜大玉著・46判並製272頁
ちょっと待てよ!日本憲法を「私」ならこう変える。 「檻」も「框」も取り払って 天皇制廃止・大統領制・国防軍・地方自衛隊 都道府県やめて10州制・司法改革・死刑廃止 脱原発・教育委員選挙制・ベーシックインカム…… 南瓜先生の信州別所温泉の講演記録です。 定価2000円税別・全国書店で好評発売中 ブログ書籍案内で紹介 https://blogs.yahoo.co.jp/asashiounnga 直売希望の方は、下記に2100円を送金してください。 郵便振替 00120-9- 538001 資)勝どき書房 …………………………………………………………………………… ◆『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・46判並製440頁
「狭山事件・取材ノート」を土台に事件のデータ、 家族の証言などを心理的に分析し事件の真実を追求。 定価3200円税別・ブログ読者割引 2000円(送料込み) ◇築地・弘尚堂書店に常備しております。(0335410333) …………………………………………………………………………… 現在の貨幣価値にして50億円に相当する現金強奪事件 真犯人が40年後に事件のすべてを語る BSスカパー・テレビ東京に著者が出演、真相を語る ◇第2版・好評発売中 定価1700円・税別 勝どき書房直売の場合は送料込み 2000円です。 ……………………………………………………………………………… ◆「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」 殿岡駿星著・46判上製・360頁。 切腹も仇討ちも討ち入りも人殺しは間違いだ 「死刑制度」のある国は民主国家ではない 忠臣蔵、最後の脱盟者毛利小平太の言い分とは? 定価2000円・税別・ブログ読者割引 送料込み1000円 ………………………………………………………………………………… ◆「火 みちのく一関忠臣蔵」小野寺苓著 46判・ハードカバー、332頁、2000円税別 全国書店で好評発売中。火は常に胸中に在り、 灯りにもなれば、火事にもなる。 小野寺苓のみちのく歴史小説シリーズ第3弾。 勝どき書房の直売はありません。書店に注文してください。 …………………………………………………………………………… ◆「橋本夢道の獄中句・戦中日記 大戦起るこの日のために獄をたまわる」 殿岡駿星編著(A5版、320頁)定価 2000円税別 全国書店で発売、勝どき書房で直売もしています 2160円(送料込み)で受け付けおります …………………………………………………………………………… ◆『橋本夢道物語 妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』 殿岡駿星著・46判上製・424頁、口絵8頁、定価1900円・税別 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯 ◇全国の書店で発売・「月島・相田書店」に常備。 ブログ読者の特別割引 1000円(送料込み) ……………………………………………………………………………… ◆「狭山事件の真犯人」殿岡 駿星著・46判上製・302頁 犯人とされている石川一雄さんは無実だ 女性週刊誌記者が1963年5月狭山市で発生の 女子高校生殺人のトリックを暴き真犯人を推理 定価1800円税別 ブログ読者割引 1000円(送料込み) ……………………………………………………………………………… ◆「新聞記者はなぜ殺されたのか」殿岡駿星著・46判並製・328頁 毎朝新聞さいたま支局記者が殺され、さいたま困民党を 名乗る犯行声明が届いた。親友の記者が編集局長から 特命を受け事件の真相を追究する 定価2300円税別・ ブログ読者割引1000円(送料込み) ……………………………………………………………………………… ◆「心思出会い―俳句往来・雑唱―」信田廣保著・46判並製398頁 <聖書読む唯それだけのクリスマス>新俳句人連盟に所属した 俳人信田紅穂が芭蕉俳句大会で優秀賞を取った俳句や エッセイ、東急電鉄の安全管理担当としての記録 など80年間の自分史をまとめる 勝どき書房直売3000円税別・ブログ読者割引2000円 ……………………………………………………………………………… □勝どき書房から直売希望の場合は下記に送金をお願いします 郵便振替NO 00120-9- 538001 資)勝どき書房 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★「勝どき書房」のネット配信、7ブログのアドレス ☆「勝どき書房 書籍案内」 https://blogs.yahoo.co.jp/asashiounnga ☆「コラムゆりかもめ」(勝どき書房) http://blogs.yahoo.co.jp/syunsei777 ☆「夢道サロン」(橋本夢道の会) http://blogs.yahoo.co.jp/tukisimamudou ☆「狭山事件の真犯人」(勝どき書房)http://blogs.yahoo.co.jp/sayama506351 ☆「三億円事件の真犯人」(勝どき書房) http://blogs.yahoo.co.jp/koureipaso ☆「言葉の杜」(勝どき書房) https://blogs.yahoo.co.jp/sen2ousyunkai ☆「民主主義と言論の自由」(勝どき書房) https://blogs.yahoo.co.jp/nhksirami ☆無料メルマガ「コラムゆりかもめ」 http://www.mag2.com/ ◆ メールでの連絡は syunsei777@yahoo.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2018年12月02日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]


