甘栗ぼうずの die Traumfabrik

長らく更新しておらず申し訳ありません…。韓国音楽も映画も変わらず続けているのですが…。

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その10『つむぎのラジオ』(木場明義監督、84min)
その11『惑乱』(直井佑樹監督、53min)
その12『アマノジャク・思春期』(岡倉光輝監督、30min)

 小説でもマンガでも映画でも作者のリサーチ力と内容の厚みは
相関しているが、自主制作映画もそれは同じ。特に法律・科学・病理
(パソロジー)が関わると、少しのほころびが全体の出来を
下げることになる。

 例えば『桐島、部活やめるってよ』でさえも、野球ファンならすぐ気付く、
物語と関わる誤りがスルーされていた位なので、ほんとファクトチェックは
大変だと思います。

 …で今年、サイコパソロジーを取り込んで目を引いたのはこの3作。

 先日、友人の知り合いで「ずっと耳元で音楽が鳴っている」と
悩んでいた人(20代で…)が自殺したと聞いて、真っ先に思い出したの
『つむぎのラジオ』。
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 …と書くと重そうだが、頭の中で自分に語りかける「ラジオ」に悩まされる
女性・つむぎと、昔の友人・こよりの関係を、ユーモアも交えつつ、
少しミステリアス且つ心がうずくように描く。30分頃からグイグイ
引き込まれて面白い。「ちょっと最近鬱だなー」と感じる人に薦めたい一作。
監督が作詞したエンディング曲には爆笑した。

 『惑乱』は、漠然とした孤独を抱える女子大生がネット上の都市伝説や
事件に影響されながら、「惑乱」というCDと留学生に怯えて行く…という、
ゼノフォービア混じりの精神変化も描くミステリー。
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 筋立ての独創性やタイムリーさが目を引き、主演の後藤紗恵さんが
見事にハマっている。直井監督は、今後が楽しみな人のひとり。

 『アマノジャク・思春期』は、今年1・2を争う重い作品。顔に障害を持ち、
更に自閉症スペクトラムと思しき(でも親も教師も判らない)小学生が
直面する容赦ない現実を描く。
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 子役陣の熱演も凄く、親や学校の先生にぜひ見てほしい一本。
ちなみに監督は早稲田の教育学部出身だそうな。

『つむぎのラジオ』 9/7(金) 14:10〜ホール、9/9(日)18:20〜ギャラリー
http://www.fidff.com/com/2018-145.html
『惑乱』 9/11(火)10:15〜ホール
http://www.fidff.com/com/2018-100.html
『アマノジャク・思春期』 9/8(土)12:10〜ギャラリー、9/10(月)12:10〜ホール
https://www.fidff.com/com/2018-139.html


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