占星術 ★連載コラム★

『超次元占星術』の生みの親、酒井日香と『インド占星術』の玉妃 による、占星術連載コラム!!

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 さて、今週も、輪廻をけん引するものである「プラクリティ」と、輪廻から抜けさせる力である「アートマン」について、お話していきましょう。
 
プラクリティというのは、端的に言えば「我欲」です。アートマンは、「真我」と訳されます。これらは一人の人間の中で複雑に混ざり合っていますが、成分としてはまったく別物です。赤身のお肉がアートマンだとすると、プラクリティは脂肪です。
 
さて、アートマンとプラクリティについて理解を深めるために、私自身のお話をしましょう。相当自分をえぐって書かねばならないため、辛いところではありますが……。
 
私は超次元占星術を毎週、UPしています。どうしてUPしているのかと言えば、現代の占星術があまりにも混とんとしていて収拾がつかず、オーソドックスな占星術が忘れられてしまうのではないか、という危機感です。それから多少は、みなさんのお役に立てたらうれしい、という思いもあります。これをきっかけに占いではなく、天文学や数学などの実際的科学に目を向けてもらえたらさらにうれしいです。
 
こう聞くと、「酒井さんは立派な志のある人だなぁ」と褒めてくださる方もいるかも知れませんが、同時に私はやましい心も持っています。これでもしも書籍化できて、細木数子さんのようにざくざく稼げたら愉快だ、という気持ちです。それから、本当は酒井日香という人間にとって、占星術とは、いい広告宣伝素材であるという側面。私が本当にどうしても読んで欲しいのは占星術のくだらない占いではなくて、小説と論文です。世間の人たちは開運、という響きに弱いので、占いを撒き餌にしておびき寄せて、小説に誘導したいという本音があります。
 
こう書くと、「ずるい人間だな」 とお思いになるかも知れません。しかし、ヨーガの哲学では、こうした 「本音とタテマエ」 は、完ぺきに分けることは難しいとしています。占星学で人のお役に立ちたい、という、聞こえのいい部分がアートマンで、これで儲けたい、という部分が我欲のプラクリティです。どちらが本音なのか?? どちらも本音だけれど、今、自分の胸に問いただすとやはり、「小説を読まれたい」が一位の欲求ですね。それ以外のことは優先順位としては低い気がします。
アートマンは大変に美しく崇高です。これが本音の人間なんているのか? と感じてしまうこともありますが、聖書や仏教説話にはそのような、アートマンで心をいっぱいにした聖者のお話がたくさん出てきます。悲願、なんて言葉もありますね。原爆をなくそう、とか、ガンを撲滅させたい、とか、そういう、「人のために、世界のために」という思いで行動し、損を背負い、死んでいく人はけっこういる。そういう人は心の中で赤身の部分——、すなわち、アートマンが優勢の人々なのです。
 
ところが、我々は凡人ですから、表向きは「世のため人のため」を歌いながら、実のところ、それを隠れ蓑にして私腹を肥やすこともあります。世のため人のため、と言えば、ツイッターでリツイートしてもらいやすいから、本当は自分が有名になりたいだけだけど、ちょっとかっこいいこと言ってみようか、というのが、プラクリティです。
 
ヨーガでは、アートマンの成分を強くさせることが解脱への道であり、開運招福の道であり、大いなる天命に生きる道であるとします。リツイート狙いでの下心ではなく、本気で、命がけで人のために生きたい、と願うこと。その心が我欲のプラクリティを滅ぼすように神仏に祈ること。これが推奨されます。
 
そして心の成分がアートマン100%になってしまうと、どうなるかというと、なんとヨーガ文献では 「消えてしまう」 というのです。プラクリティをもし、滅ぼしつくしたら、もはやその人の姿形はこの世に保てないというのです。 すなわち、我欲であるプラクリティをなぜ「原質」と呼ぶかというと、それこそが肉体を形作る根源の力だ、ということだからです。その原質が次の輪廻転生をけん引する力でもある、ということです。
 
そして、崇高な真我としてのアートマンも、醜いプラクリティも、どちらも本音になり得ます。この世から貧困をなくすために、自分は死ぬ気で、私財をなげうってでもやる、という覚悟も本音だし、いやいや、儲けて儲けて、金持ちになって自慢して、いい女をたくさん抱いてこの世を味わい尽くしたい、というのも本音になり得ます。
 
そして「本音」というのは、強いのでした。「本音」というのは、占星術では冥王星がつかさどります。そして冥王星は太陽系心理モデルでは、下図のように、たくさんの矮惑星や岩、氷のカタマリがごろごろしている「エッジワース・カイパーベルト天体」の総体のような存在になっているのです。
↑《心理モデルとしての太陽系図》↑
冥王星が代表者のようになっている「エッジワース・カイパーベルト」全体が、個人の心の深い本音全体を暗示しています。そしてピンクで示された領域が、地続きで心の繭に相当する「オールトの雲」に続いていきます。オールトの雲は膜のようなものであり、自分の心と他人の心とを分ける壁でもあります。この壁というか、膜の内側で個人を包んでいるのが「本音」だ、ということ。そしてこの本音(冥王星)というものは案外深く、距離も長く、さらに本人も気づかないくらい奥底まで続いているということです。
 
ここから、すさまじい力を取り出しましょう、というのが、自己啓発のやり方です。本音というものは細胞膜のように、個人を取り囲んでいて、その外側にある広大なエネルギーの海に接地している。だから、本音さえ引き出せば成功なんてたやすい、というのが、多くの自己啓発の原理です。
 
そしてその本音、という、心の細胞膜は、我欲のまったくない、脂成分のまるでない、清いアートマン100%になってしまうと、外宇宙というのはアートマンだけで出来ているエネルギーフィールドですから、細胞膜が破れてしまうのです。すると、人間の姿かたちも消滅してしまうということですし、もはやその人は輪廻転生しない、ということです。これを仏教では 「解脱」 と呼んでいます。アートマンにはすさまじいエネルギーがあり、それゆえ、アートマンが本音の座に多くなることが開運の条件なのです。「いい女を抱いていい気になって働きたくないから金持ちになりたい」と本気で思う人と、「この身も財産も捧げていいから人のために事業を起こしたい」と思う人では、どちらも確かに開運するのですが、長続きしませんし、エネルギーレベルがぜんぜん違うわけです。プラクリティを本音の座に置きすぎると破滅します。けれども、それを純度100%にしてしまうと体を維持できません。あまりの巨大なエネルギーと同化してしまうからです。
 
さて、占星学とは、まさにこの、輪廻をけん引する本音を探る技術です。あなたの本音、本心は何なのか。それはもしかしたら前世からの意識の影響かも知れないし、来世の影響かも知れません。今生、どう生きたいのか。それに気づかせる技術であると言えます。
 
そうして気づいたら、徐々にプラクリティを本音の座から追い出し、アートマン優勢にさせる。そしてヨーガは100%アートマンにして、二度と転生するなと説いているのです。それを目指し続けろ、と教えています。この境地に至るために、占星学はカルマの読み解きというものを使命としています。カルマとは、冥王星を入り口にしたカイパーベルトからオールトの雲へと続く、心の細胞膜のこと。だから、超次元占星術ではとにかく冥王星なのです。冥王星が重大なシンボルになっている新しい占星学です。超次元占星術を楽しまれる方は、そうしたことも心の片隅に置いていただければ幸いです。
  
   



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