都立日比谷高校雑草研究会のOB(平成22年卒)

日比谷高校のタケを研究している部活のOBです。

タケの研究

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最長寿の竹は30年生

竹の寿命ははっきりとわかっておらず、まだ調査段階で、これまでの寿命は、最長20年とされていたそうです。
しかし、現在、森林総合研究所関西支所の竹林(島津実験林)に、30年生のモウソウチクの稈が生存しているそうです!!
これは、記録上、モウソウチクで最も長生きしている竹稈で、タケ亜科の竹稈としても世界で最長寿の可能性があるとのこと。
寿命が確認できるのは、竹林が戸籍管理がされており、1本1本を記録しているためだそう。
こちらの竹林は生産林ではなく、研究用に管理されており、古い稈も保存されているため、30年生の竹が生存しています。
他にも、森林総合研究所関西支所では、竹林の生態学的な研究や水文学的な測定を実施しているそうです。
竹林では、降雨の遮断量は広葉樹や針葉樹より少ないという特徴が明らかにされたそうです。
また、45種の竹・笹を管理し、研究に役立てているそうです。
島津実験林では、放置竹林がどういう動態で推移しているかを調査・解析中。


上記は、
大原偉樹(2013):最も長生きしている竹稈は三〇年生─寿命もわかる竹の研究紹介─.竹文化振興財団・竹文化振興協会,会誌「竹」第一二三号.
より、まとめ・紹介しました。


竹の研究…良いなあと感じます。
森林総合研究所で、竹の研究をしているのですね!
いんちょはまさに、農学部で林業系の勉強をしていたので、研究者の道を選んでいたら、修士・博士といけば、
森林総合研究所へ就職する可能性は十分にあったと思います。
ん〜、惜しい。。。
すぎんちゅやよっしーは、どんな職業につくのか楽しみです^^

竹のお箸

東京ドームで発見!!

東京ドームで野球観戦中、38品目の彩色弁当をいただきました☆
他のお弁当も同様ですが、お箸が竹ですね♪

イメージ 1

最近は、”環境に優しい”間伐材か竹のお箸が多いですね〜。
環境に優しいかは怪しいですね。笑

近年、林業は間伐よりももっと主伐を行なわなければならない時期です。
ただ、コストや労働力の問題等があり、木を出してもほとんど利益にならない現状で、小規模林家には厳しいです。国が林業に補助金を増やしても、それは全く解決になっていません。
問題が山積みな林業ですが、最近は、木くずを使うバイオマス発電所の計画が盛んですね!
2018年には、原子力発電所1基に相当する100万キロワットのバイオマス発電となる見込みです。
未利用木材や木くずの使用のため、主伐の樹木ではなく、間伐や今まで捨てていた木が利用できる道が開けます。ただ、林家にとっては費用対効果で、はたしてコストを差し引いて利益が出るのかが問題ですね。

そこら辺の問題に関心を持ちつつ、農工大からは今年、知っている限り友人が3人、林野庁(総合職)に合格したので、早急に林業再生・復興に向けて取り組んでもらいたいです。

閑話休題。
東京ドームの竹のお箸はさわり心地なめらかで、使用していて気持ち良かったです☆

林業も放置竹林も……、果たしてどうなってしまうのか。
土砂災害との関連もあるので、きっといんちょは間接的に関わっていくのだと思います。
いんちょ

すぎんちゅの記事(放置竹林問題について)の追加です。
放置竹林→土砂災害について補足しておきます。

昔から、「地震が起きたら竹林に逃げ込め」と言われるように、きちんと手入れされた竹林では地震による崩壊に対する抵抗力が非常に高いと言われています。
竹は地中で地下茎を張りめぐらしており、それらは微小なひげ根を伴っています。
地中の広範囲にわたって、その地下茎とひげ根があるため、防災効果が高いというわけです。

しかし、竹林が手入れされなくなり、しばらく放置されてしまうと、地下茎が腐っていきます。
地下茎が腐ると、竹が太い地下茎から脱落し、ひげ根のみで直立することになります。
想像するとわかりますが、今まで地中の広範囲にわたって広がっていた地下茎により支えられていたものが、地下茎から脱落し、ひげ根のみで直立するとなると、もちろんのことながら、支持力が激減します。
これを土壌緊縛力の低下と言います。
このような状況になると、もちろん表層崩壊も発生しやすい状況になり、土砂災害が起きてしまいます。

以上のようなプロセスで、放置竹林→土砂災害の危険性が高まってしまいます。

また、もともと防災効果が高いと言われている竹林ですが、地下茎は深くまではいかず、主に横方向の伸びを得意にしているため、地滑り・深層崩壊等の土砂災害防止効果はあまり期待できないと言われています。

竹林管理・手入れは防災の観点からも非常に重要です。

竹筋コンクリート

いんちょ

昔(戦前、戦時中、戦後すぐ)は、鉄筋コンクリートの代わりに、竹筋コンクリートを使っていた時代があったのですね!
竹筋コンクリート(ちくきんこんくりーと)は英語で、Bamboo Reinforced Concrete (BRC)です。

戦争中に鉄材が不足し、本格的に竹材が使用されるようになり、鉄筋の代わりに竹筋コンクリートとしたようです。マダケだと、鉄筋の引張強度の1/2の強度だそうです。竹は強度が高いですね!

ただ、竹筋コンクリートは、
・竹の外皮は滑らかなため、コンクリートが付着し難い。
・竹は、根元と先端は、太さが違うため強度が異なる。
・コンクリートの中で水分を吸収すると、膨張収縮し、コンクリートにひび割れが発生しやすい。
などの問題を抱えていた様です。

その後も研究が行われ、竹筋コンクリートは使用されていたそうです。
しかし、もちろん現代の構造計算では、非常に怪しいのだと思います。

ただ、現在でも東南アジアの貧困な地域(特に鉄材が容易に得られない地域)では、竹筋コンクリート造りの技術支援が行なわれている様です。

ここで感じたことは、竹筋コンクリートといった竹そのものの使用は強度やその他の問題で信頼を置きづらいながらも、今注目されている竹繊維のような微小な組織の集合体なら、大きな可能性を感じます。
こちらの分野はすぎんちゅが得意なところでしょうか?

いんちょは土木の勉強をしているため、「竹筋コンクリート」と聞いて、非常に興味を持ちました。今後も何か竹筋コンクリートについて学びたいです。

放置竹林問題について

すぎんちゅ

やはりこのブログのメインはタケにあるので、稚拙ではありますが少しずつ僕のタケに対する考えを綴っていきたいと思います。

現在、放置竹林が大変な問題となっています。
生命力が高いことはタケの魅力の一つですが、その力強さゆえに様々な弊害を引き起こしてしまいます。
おそらく放置竹林のほとんどはモウソウチクによるものだと思いますが、日本最大のタケと呼称されるよう、大きいものは高さ25mにまで生育し、巨大です。
この大きさは、他の植物に日が当たるのを遮り、他の植物を枯れさせます。

ただ生態系を壊すだけでなく、タケは密集しすぎると地盤を弱めてしまいます。
管理された竹林では、タケは互いに良い距離を保ち、地下茎からは根を生やしています。
しかし、密集すると根があまり伸びなくなり(空間的な問題なのか栄養的な問題なのかはよく知りません)、土砂崩れが起きやすくなってしまいます。
根が四方に広がることにより保持されていた土砂が、支持するものが無くなってしまうために崩れやすくなります。

人間が管理を放置した竹林というのは景観も悪く、嫌われ者となっています。
この放置竹林問題を解決するには、大きく分けて2つの方法があります。
タケを地下茎まで痕滅するか、人が管理するかです。
前者は非常に手間がかかりますし(コスト面がかなりの足枷になっていると思われます)、生態系や土砂崩れの問題への対応も必要となってきます。
よって放置竹林問題を解決しようとする人の多くは人が竹林を管理することを促すよう、どうにかタケを魅力ある資源にできないかと考えています。

では魅力ある資源とは一体どのようなものがあるのか。
これについては、次以降の記事で様々な製品やアイデアを紹介していこうと思います。

つづく

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