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あどけない話
智恵子は東京に空がないと言ふ、
ほんとの空が見たいと言ふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。
高村光太郎 『智恵子抄』より
予定日近くなっても陣痛の兆しがないので
ひたすら近所をウォーキングしていた、11月初旬
私の住む所から阿多多羅山(あだたらやま)が見えることは珍しいのに、
くっきり「乳首」を確認することができた。
智恵子のふるさと二本松市までは
私の住む所から車で30分以上かかる。
いつも車や新幹線から阿多多羅山が見えると
なんだかラッキーだなと思える。
この山を別名「乳首山(ちちくびやま)」なんていうことを
今回初めて知った。
高村光太郎の奥さん、智恵子と同じ高校に通った。
そこでは特別山が好きだったわけじゃないけど
山岳スキー部にいた。
どうして入部したかと言うと、
みんなが「レギュラーになれる!」から。笑
もちろんこの山にも登った。
ゼイゼイ言いながら
やっとの思いで山頂についても
ダメ押しの「乳首」が待っていた。
でもここに上らないと意味がない。
体にムチ打ってゴツゴツの岩を登った。
そこに広がる360度の大パノラマ・・・。
のはずが、濃い霧だったり、強風で立つのもやっとだったり
あまりいい思い出がない。
智恵子が東京ではほんとうの空をみることがなかったのは
智恵子が自分自身を見失ってしまったから。
最愛の夫はほんとうに心から愛してくれてけれど、
求めていたのものとは何か違ってたのかもしれない。
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記事の一番最後の一節はにっきぃさん作?なんか心にズトンと来た(^^)。山って登ったのは数回だけど頂上に着いた時って登った人にしか分かんない高揚感があるよね。山好きの気持ち、分かる気がする。あ。にっきいさんは頂上、あんまし恵まれなかったんやね。ふふ。ズコッ☆やね。(笑)
2007/1/23(火) 午後 6:07
素敵なところに住んでいるんだね。うちの近くには「富士山」という登り甲斐のある山があるので、ぜひ挑戦してみてください(笑)
2007/1/24(水) 午前 10:20
蘇州なら「天平山」、ま、お散歩程度ですが。ところで、マタニティ・ブルーなんぞになってやしませんか?
2007/1/27(土) 午前 7:22
ちゃんたん、最後の一節はもちろん自作、目指せポエマー!
2007/1/28(日) 午前 10:57
うにうにさん、富士山は売店のところしか行ってない、ゴミが散乱してるのをTVで見てから、ちょっとね・・・。
2007/1/28(日) 午前 10:59
GOODさん、産後は情緒不安定になりやすいですからね!蘇州ではまず蘇州楽園にあった?!小さな山にまず登るはず、夏は遊園地?で精一杯でしたから、笑
2007/1/28(日) 午前 11:03