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土曜日の,昨日の横浜にある小児病院の新生児集中治療室(NICU)です。
20010年8月30日にスタートしたこのブログですが
昨日でのべ60万アクセスに到達したようです。
毎日900〜1000名のかたが,気にかけてくださる今ですが,
開設してくださった村田さん御家族,
登場してくださっている方々,コメントくださっている皆様,
読んでくださっている皆様と共に節目を喜べたらと思いました。
昨日のこども医療センターの外来フロア14時です。
病院に立て替えのときに,公立病院の諸事情や
財政的問題から設置することができなかった患者さんご家族の
滞在施設をNPOのスマイルオブキッズの皆様が
「リラのいえ」として実現してくださいました。
その開設5周年の式典でした。
院内外の関係者がご参集しての式典でした。
最初のご挨拶はNPO法人スマイルオブキッズのリーダーの田川さんでした。
ご自身もこども医療センターの患者家族だった田川さんは,その経験も
踏まえて,
高度医療を受ける必要があって集まってくる子ども達と
御家族に何か自分ができることをしたい。安心して医療をうけるための
ホスピタリティーを大切にするためにご家族の滞在施設からはじまって,
兄姉が医療を受けるときにはご兄弟への精神的な影響も考慮するのが
大切な小児医療にあっての兄姉預かりの保育などにも取り組んできたこと,
そして,病気とともにがんばっているお子さんや御家族を地域で支えていく
ための音楽コンサートなどの企画もしているということなど,一緒に頑張ってきて
くださったボランティアさん,保育士さんへの感謝の気持ち共にご挨拶されて
おりました。
大変,共感するご挨拶でした。
田川さんだけでなく,多くのかたのご挨拶がありました。
こども医療センターの康井総長は創立44年の歴史があるこども医療センターの
悲願だった患者さんご家族の滞在施設だったが,現在の本館の着工時にも
県立病院の諸事情や財政的な面から滞在施設は持つことが出来なかった。
そんなときに,<家庭に近い療養環境>を目指して<リラのいえ>が
スタートしてくださったことはこども医療センターの機能をボランティアの
皆様に力を支えられて大きく高める機会になった。小児がんの拠点病院に
今年選ばれたことも<リラのいえ>の存在が大きかったと御礼の挨拶がありました。
総長に続いて,院内外から来賓の祝辞が続きました。
神奈川県立病院機構理事長の元新生児科の科長だった大崎先生,
初代新生児科科長でスマイルオブキッズ理事になられている小宮先生
など新生児科に縁のある先輩方のご挨拶もありました。
神奈川県かながわ県民活動サポートセンターの下元省吾所長,
社としてボランティアに協力してくださっている
株式会社東横商事の代表の方,公務を越えて熱い気持ちで
支えてくださっている神奈川県職員の
皆様,<リラのいえ>創立期のそれぞれの立場からの願いや活動を込めて
素敵なご挨拶が続きました。
「温かく,さりげない支援のこども医療センターのボランティア」
「お金が集まるか不安の中で創立,補助に頼るといつか破綻するので
自分達でもいつか手の届くかもしれない補助しか希望しなかった
資金繰りを大切に考えているスマイルオブキッズ」
「最先端のこども医療センターの医療だけではこどもたちは
笑顔になれないかもしれない。医療に追いついていない福祉を
何とかするのが政治と思って自分の仕事をしてきた」
「自助・公助・共助というが,押しつけでない,本当の共助
を感じる活動」
「ボランティアを通じて,社員も多くを学ばせていただいていると感謝」
どの方のご挨拶も心のこもった,そして,色々なことに
気づかせていただけるご挨拶に感じました。
来賓のご挨拶のあとは,
<リラの家>を宿直などを含め
してくださっているボランティアチームの皆様のご紹介とご挨拶でした。
定年を迎え,社会のために<何か出来ないかな?>と考えて,それまで
縁のなかった病院ボランティア研修会に出たのがきっかけで,はじめました
というきっかけから始まり,こども医療センターに集う子ども達や御家族に
<自分達で出来る支え方>をしていきたいというお気持ちを強く感じる
皆様でした。
こども医療センターの医療はこういう人達の願いや
行動があって成り立っていると改めて感じました。
ボランティア活動やNPO活動をしている知人達が
いうのは「自分には何も出来ないと嘆くのでなく,
自分の出来ることをやっていく」というのがボランティアの
基本,「何か合ったらやりますでなく,自分はこれができる
からこれをやっていく」という姿勢が大切という言葉を
聞いたことがあります。その言葉に通じる皆様に感じました。
これは医療者にも通じる大切な基本姿勢にも感じました。
「子ども達から日々勉強させて貰っている」
「障害と共に生きるご家族達に何が保育士として出来るかを
勉強し,考えていきたい」という大変共感するご挨拶でした。
小児病院にも関わらず,患者家族でも職員でも院内託児や保育が
ないというのは改善できればと願っている部分です。医療をよく
していくためにも病院に集うママさん達の託児・保育は環境が
未来に向けて改善を考えていけたらと感じました。
記念式典の第2部は
によるロビーコンサートでした。
この時間にあわせて,看護師さん達に移動を手伝って貰っての
病棟に入院中の子ども達や
入院中のお子さんのご兄姉などが外来ロビーに段々増えてきましたね。
ブログに出たいといってくださったご家族のご兄弟です。
いつも登場してくださりありがとうございます。
最近会うと2人でかけよってくれるご兄弟が外来にきてくれていました。
小児科病棟に入院しているらしいとNICUで心配していた
まさるくん,点滴を受けながらも元気そうなお顔で安心しました。
4年間NICUに入院していて,今は小児科病棟に移った
たっくんにも再会しました。久し振りで笑顔を撮影する
タイミングがうまく合いませんでしたが,お兄ちゃんになったのを
感じますね。 2階の渡り廊下で手を振ってくれているのは看護師さん達と一緒に
担当患者さん達に音楽を聴かせてあげようとつきそっている新生児科研修を終え,
今は小児循環器科研修をしてくれている本田先生も
みえました。<医学の追求>だけでなく,<医療を考える>
本田先生にも素敵な笑顔を感じるイベントでした。
フロアにどんどん人が集まりコンサート開始でした。
V6の愛なんだからスタートでしたが,大変勇気を感じさせてくださる
歌声とパフォーマンスに感じました。
入院や外来のこどもたち,ご家族の表情がすてきに感じました。
命が救われるとともに,楽しく生きていくということを
大切にする小児医療であり,地域になっていけたらと思います。
式の合間でリラのいえの田川さんに
このブログなどで時折,活動をご紹介していることの御礼を伝えて
くださるとともに,
をお読みくださって,<有終の医療>にも何か出来ることはないかと
考えているということをお伝えくださり,一緒に考えさせてくださいと
話した私でした。
1つ1つ,支援の活動を考えながら仲間を増やし,
活動を拡げている田川さん達に尊敬を感じました。
医療やボランティアや支援に<感謝>を感じることが第一歩
かと思いますが,あって当たり前と思っているといつか医療や
ボランティアの活動は破綻することがある。
一緒にこういう式典を喜び合えたり,祝ったり,
そして,自分達それぞれに何ができるかを多くの人達で
考えながら協力していくことがさらなるステップや
さらなる共助につながると感じています。
海外のこども病院は街の人達が誇りに感じ,
こういうチャリティーイベントにたくさんの人が
集い,病院の運営や医療機器のアップグレードなどへの
寄付もたくさん集まるとのことです。
財政難の県立病院であるこども病院がどんどん高度化する
医療の中でそれを成し得ていくためには<リラのいえ>
の活動にも通じる地域との支え合いが必要と感じています。
<リラのいえ>や<スマイルオブキッズの皆様の
皆様のような活動や願いを根幹に
よりよい小児医療を県庁や医療者だけでなく,
地域の中でもっと大きな力と共に実現できたらと
夢見て,この職場を離れずにいる部分があります。
リラのいえの創立10周年には,また,
より多くの人達と一緒にその祝いを出来たらとも
感じた土曜日でした。
皆様,御意見御感想などいかがでしょうか?
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60万アクセス達成おめでとうございます。村田選手のお子さんが生まれた頃とほぼ同時期に子どもが生まれ、それをきっかけにずっと読ませていただいていますが、先生の勉強熱心な姿、仕事に対する真摯な姿勢、お人柄がしのばれる言葉の数々がたくさんの方のアクセスにつながっていると思います。
リラのいえの皆様のお気持ちも皆素晴らしく、まさに相乗効果を生んでいるのだろうなと感じます。これからも不安をかかえるご家族の支えになり続けて下さいますように。
2013/6/2(日) 午後 10:44 [ チェリー ]
内科当直の先生が忙し中、診察&許可してくださりコンサートを聴くことができました。
病棟から出ると、まさるの顔がきりっとして、コンサート中盤ではニコニコ、ベットに戻った後もご機嫌、元気をいっぱいもらえたコンサートでした。
当直の先生や看護師さんにはご迷惑をかけてしまったかもしれませんが、聴きに行けて本当によかったです!!
2013/6/3(月) 午後 9:13 [ まさるまま ]
たくさんの人に支えられての5周年記念のリラの家なんですね。
うちも以前、遠方の家族が来たときに、宿泊させていただきました。また、食事会(?)にも誘われ、ボランティアの人たちと交流を持つ機会がありましたが、たくさんの人の協力があって成り立っていることを実感しつつ、病院のすぐ近くにこのような施設があることはなんと心強いかと感じました。
太晴は久々に豊島先生に会って嬉しかった様子ですね(横にずれるポーズは嬉しいはずなのに、恥ずかしい時に出るポーズですね。)。当日はたくさんの人の輪の中で一緒にコンサートを聞けて、とても貴重な経験をさせていただきました。外の世界はこんなに素晴らしい世界なんだよ、と少しずつ太晴に見せていきたいと思います。
なかなかお会いできませんが、見かけたらまた写真をアップしてくださいね。ありがとうございました。
2013/6/4(火) 午後 0:45 [ たっくんパパ ]
チェリーさん,過分に感じる60万アクセスのお祝いのメッセージをありがとうございます。今後ともメッセージお寄せくだされば幸いに感じます。みんなで続けていけたらと思います。
2013/6/4(火) 午後 2:37 [ NICUサポートプロジェクト ]
まさるままさん,そうだったんですね。参加できて良かったですね。思ったより元気そう,かつ成長したことを感じる表情とパパサンとママさんの素敵なスリーショットに感じました。退院を願っています。
2013/6/4(火) 午後 2:38 [ NICUサポートプロジェクト ]
たっくんパパさん,感慨深く感じ,目頭が熱くなる気がしたたっくんとの再会でしたが,やはり昔のような笑顔や反応はしてくれなくて淋しく感じつつ,それでも忘れているのではなく,照れている?という様に感じました。写真は私の瞬撮技術が落ちたのか?笑顔をなかなか修められず,たっくんの成長についていけていないのかもしれません。たっくん写真家として腕を磨いておきます。音楽会のたっくんとママさんの穏やかな光景を見て,NICU卒業を改めて祝いたい気持ちでした。パパさんとも会えなくて淋しく感じますがまた逢える日をたのしみにしていますね。では,また。
2013/6/4(火) 午後 2:41 [ NICUサポートプロジェクト ]
リラの5年物語をトラックバックしてくださったかた,ありがとうございます。多くの方にこの記事のトラックバックの部分をクリックして読んでいただけれたらと思います。リラの家の代表の田川さんの患者家族の1人としての願いが伝わってくる気がしました。ありがとうございました。
2013/6/4(火) 午後 2:42 [ NICUサポートプロジェクト ]