がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ

9年間ありがとうございました。2019/8/31に https://nicu25.blog.fc2.com/ に移行しました。

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財政難?などの話題で、医療現場、病院事務の現場
でみんなで悩んでいる最近です。

<自分たちが目指していきたい医療>などが出来なくなっていくと
新たな場所に移ろうという職員の<離職>も増えていく、新しい
人財も集まらなくなるかもしれない、小児病院に未来はくるのか?
と不安になる気持ちがあります。

よりよい医療をしていくためには<医療のこと>だけでなく、
小児病院の経営なども考えていかないといけないと感じますし、
ルールなどを正しく知らなければ改善作戦をたてられない、
県立病院機構の小児医療が崩壊してしまうのではないか
と危機感をもっている現場の人たちが増えつつあると思います。

財政難で
<人員が減るかもしれない>状況で<時間外労働を減らす>という
矛盾する課題の中で<医療の質を維持する>ということを皆が
悩んでいる今です。これには病院の機能も変革が必要で患者さん
これまでと同じままではいられない、変革が必要な状況とも
思います。患者さん、そのご家族とも一緒に考えていかないと
いけないこれからだと思います。
 
自分もあきらめて新天地に移る前にまだ出来ることは
ないのかを改めて考えたいと思っています。

病院内には同じ想いを抱いている人たちが増えているようにも
実感します。そういう人たちと情報共有できればと思い、これ
までも病院経営の本などの紹介をしてきました。

持続可能な医療を創る――グローバルな視点からの提言(森臨太郎著)の感想
『病院経営改革へ−なぜ、わたしは戦い続けるのか』(長隆著)の感想
『自治体病院の経営改革 原則と実践』(斎藤貴生 著)の感想

紹介した上記の本を購入して読んだと伝えてくれながら
感想や意見交換してくださる病院の
事務系の職員の皆様も多く、心強く感じることがあります。


今回はその第4弾で以下の本を紹介させていただきます。

イメージ 1
公立病院の経営改革―地方独立行政法人化への対応http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=ktoyoshi08-22&l=as2&o=9&a=4495194615

下記で興味を感じる皆様には一緒にお読みくださればと思います。
 以下、本の紹介と印象に残った部分を書きます。独立行政法人化
したからには人件費の使い方にも工夫の余地があるはずとも思えた
下記の本でした。

•••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••
わからない部分もあったのですがなんとか
読み切りました。全体的に見るとわかり
やすい本ではないかと思います。持論を
展開するというよりは監査法人としての
県立病院から独立行政法人化などで変わる
部分などをわかりやすく説明してくださって
いる気がします。県立病院から独立行政法人
化した時にこういうことをみんなで話し合う
べきだったのではないかと思える気もします。

この本は
第1章 公立病院を取り巻く経営環境
第2章 地方独立行政法人の概要
第3章 目標•計画•評価
第4章 人事制度設計
第5章 財務会計制度
第6章 システムの導入
第7章 経営改善と管理会計制度

の章立てからなります。

それぞれについて印象に残ったフレーズを
箇条書きで書かせていただきます。
関心をもった方には是非、本書で詳細をお読
みくださればと思います。第4章の人事制度
設計などはこれまで読んだ本では知り得なかった
わかりやすさを感じたりしました。独立行政法人化
したからこその人件費の制度設計については成り立ち
を知ることは改善につながる気もしました。

第1章 公立病院を取り巻く経営環境

●国立大学付属病院よりも病院数が多く、しかも
経営状態は悪化しているといわれる自治体病院である。

●医療制度環境の悪化:厳しい保険財政、診療報酬
引き下げ圧力、病院の病床数削減方針、慢性的な医師/看護師不足
などの要因が重なっている。

●公立病院を取り巻く環境変化:自治体病院の7割が赤字、
自治体財政の悪化、病院の統合再編の必要性がある。

●公立病院改革ガイドラインの制定(2007年):
「医療•介護サービスの質向上•効率化プログラム」の推進

●公立病院の役割の明確化:
1:へき地などの民間医療機関の立地が困難な地域での一般医療の提供 
2:救急•小児•周産期•災害などの不採算、特殊医療
3:高度先進医療(がん/循環器病センター)
4:医師派遣機能

●経営効率化:自治体財政に頼らない継続的な病院経営が求められる
●再編/ネットワーク化:2次医療圏単位で考えるべき。
中核的な医療を行い医療派遣の拠点機能を有する基幹病院と
基幹病院から医師派遣などの様々な支援を受けつつ日常的な
医療確保を行う病院に再編成。医療機関の機能分化と地域医療
連携が大切

●公立病院改革ガイドラインでは
「民間的経営手法の導入を図り、地方独立行政法人化や
指定管理者制度の導入により、経営形態を改めるほか、
民間への事業譲渡や診療所化を含め、事業のあり方を
抜本的に見直すことが求められている」

●ガイドラインの<経営の効率化>としては
経常収支、職員給与費比率、病床利用率の3つの経営指標
について目標数値をたてる。公立病院が担うべき、採算とは
必ずしも結びつかないが必要のある行政的医療、政策医療
についての赤字部分は自治体の一般会計から補填。

●自治体の一般会計からの繰入がなくとも経営ができる
レベルの目標設定が必要。すでに同一地域で民間病院が
同程度の機能を果たせているのなら、繰入してまで公立
病院が存在する必要はない。
●「効率的な経営を実践しており、無駄な自治体一般会計から
の繰り入れはないのか?」の検証が大切。

●職員給与費対医業収益比率は重要な指標ですが様々な
変動要因がある。

●委託が多ければ職員給与費対医業収益比率は低くなる、
急性期病院は材料費対医業収益比率が高くなるが
相対的に職員給与費対医業収益比率は低くなる。

●療養型の病院、精神疾患病院は職員給与費対医業収益比率
が相対的に高くなる。

●院外処方を全面的に導入していけば相対的に職員給与費対
医業収益比率は高くなる。

●職員給与費対医業収益比率の目標を決定する場合には
病院経営の諸条件を考慮しながら決定する必要がある。

第2章 地方独立行政法人の概要

●基本理念:公共性、透明性、自主性
●特徴:自己責任、企業会計原則、ディスクロージャー、
●業績給与性ディスクロージャーとしては中期目標、
中期計画、年度計画、財務諸表などの公表が原則。

●独立行政法人化しても、根本的な問題の解決を先送りして
いては経営を改善することは難しい。

●独立行政法人化にあわせて経営形態を変更するタイミング
で経営陣、経営の仕方を一新するという考えは納得を得られ
やすい。

第3章 目標•計画•評価
●中期目標•中期計画•年度計画•外部評価(PDCAサイクル)が大切。
●現状分析に基づいた中期目標の策定が大切。

第4章 人事制度設計

●独自の人事制度の転換•構築が求められる
●職員それぞれの職種や役割に対して病院組織が求める
人物像を明確にした上で年功序列でない、資格等級制度、
評価制度を設定し、それに対する報酬制度を設計した
人事設計の導入が求められる。

●人事設計には「新たらしい病院が求める人材とその背景
にある地方独立行政法人化に向けた病院組織の大きな変革
を職員に示し、病院組織の目標達成のために職員も変わら
なければならないというメッセージ性のある人事設計、
報酬制度が必要。

●独立行政法人化の成否は職員の意識改革が出来るか
どうかで決まるといっても過言でない。そのためには
独立行政法人化の理念、経営方針、職員に求める人物像、
職員が変化を感じる施策などを明示することが必要。

●組織の変化に職員の抵抗感はつきものである。
しかし、その抵抗感を前向きの力に変えられることが
できるかどうか、すべては意識改革の進め方次第である
と考える。

●職員の意識改革には<否定><抵抗><探求><決意>
の各段階があって、そのそれぞれの段階においての適切な
コミュニケーションが求められる。

●意識改革を加速させるチェンジマネジメント研修

第5章 財務会計制度 & 第6章 システムの導入

●会計システムの導入アプローチ
●外部アドバイザーへの依存は自組織の不足部分を
補う程度にすべきで丸投げしてしまうと、新会計シス
テムの構築に関するノウハウが残らないばかりか、
運用開始後の簡易なメンテナンスなども自分たちで
実行できないリスクがある。

第7章 経営改善と管理会計制度

●「健全な経営基盤に基づく良質な医療サービスの提供」
を実現するためには中期的な予算運営、定数にしばられ
ない人員採用、独自の人事評価制度の構築などの独立
した法人格だからこそ可能になる様々な経営裁量を活用
することが大切である。

●「いかに患者の立場で高度で良質な医療を提供するか」
「いかに医師としての専門的な技術を高めるか?」など
の非財務的な側面においては非常に高いレベルで議論も
され、実践されてきた日本であるが、財務的な側面につ
いての取り組みは不十分な状況が続いてきました。

●業績評価基準の意義と導入効果
●業績評価基準間のバランス:医療の質、患者満足度、
経営の健全化のバランスのとれた評価が大切。

●バランススコアカード(BSC)
職員の学習と成長→業務プロセス(医療の質)→
患者満足度→財務の順序で業務評価指標の因果を
位置づけ、結果である財務的指標に結びつけるまで
の必要なプロセスを時間軸で整理したものととらえられる。

●独立行政法人化は病院長や医師は医療の専門家である
と同時に病院経営の専門家であることを要請される。


●DPC(診断群分類)による包括支払制度と病院経営:
出来高払い制と包括支払制度との利益構造の違い

●疾患別原価計算の導入手順
●クリティカルパスと疾患別標準原価計算

●独立行政法人化などで最も大切なのは、継続的な改善行動
を取り組めるような組織作り。法人の中期目標/中期計画
と一体となった業績評価基準を導入して財務指標の管理と
して原価計算を活用すること、そして、それらをPDCAサ
イクルで継続的に取り組んでいくことが多いに役立つと考
えられる。

閉じる コメント(2)

県立病院等も、かなりの赤字経営だとは、聞いたことがありますよ。。

病院が赤字というimageがなかったので、驚きました(*゜Q゜*)

2013/11/8(金) 午前 6:21 [ moonsun612 ]

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moonsan612さん、ありがとうございます。自治体病院は赤字で閉鎖や統廃合などが進んでいますね。千葉県で数年前に問題になったことは神奈川でも他人事ではありません。神奈川県は護送船団方式という県立病院が一体化しての独立行政法人化しているのですが、この正否を社会的に検証すべきではないかと感じています。横浜/神奈川/相模原が政令指定都市で抜ける神奈川県財政は盤石とはいえず、補助金なしではとてもやっていけないという現状では、今からかんがえていかないと数年先に医療の縮小、人財の離散/流出などがきっとおこる、今から神奈川県として考えていかないといけないのではないかと
県民の1名として考えています。

2013/11/9(土) 午後 0:56 [ NICUサポートプロジェクト ]


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